「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

ペンパイナッポーアッポーペンどころではない

2016-11-18 | 留学全般に関して
金曜日の朝になると、研究センターで隣の席の女性が「もう金曜日なのね、あっという間ね」みたいなことをいつも言うのですが、私は正直、彼女の発言の全てを聞き取れていないです。早口すぎるのですね。しかし、一応、なんとなく言っていることは判るので、この前、

Time flys like an arrow.
(光陰矢の如し)

と言ったら、真顔で「は?」みたいな感じでした。
おそらく、私の発音のせいでしょうね、ごめんなさい。

それにしても、ここに来て思うのは、ラボの皆さんの英語がとにかく早口すぎるのと、私からすると彼らの英語はすこし訛って聞こえている(日本人の多くはアメリカ英語に慣れてしまっている)ので、あまり聞き取れないのが困るということです。

ペンパイナッポーアッポーペンどころではありません。

例えば、

Have a nice weekend!
(良い週末を!)

という挨拶があります。
これは私には「ハバナスウィケン」みたいに聞こえるのですが、彼らはこれを小声かつ早口で歌うようにサラっと言うのです。0.3秒くらいで。さすがにこのレベルの聞き取りは出来ますが、油断していると「はあ?」と一瞬パニクります。

ラボには若い女性が多いので、きっと彼らの発話が小声かつ高音だから私の聴覚域から逸脱しているのだと信じたいところですが、地元の男の子のボソボソ発音も訳判らないことを鑑みると、単純に「私が英語を聞き取れないだけ」というとても悲しいシンプルな結論しか見えません。

研究センターの皆さんも、全然手加減してくれないというか、普通に通常速度のまま突っ込んでくるというか、むしろ私に話す時には発音スピード増しているんじゃないかと疑いたくなるほどです(おそらく被害妄想)。せめて、もっとゆっくり大きな声ではっきりと話して欲しいのに。そうしてくれるのは良くも悪くも日本人に慣れている私の指導教官だけです(彼は何度も日本に来ているし、以前に日本人と共同研究もしていましたから)。

旅行などにはほぼ困りませんし、お互いに英語が第二言語になる留学生同士の会話ならばそれほど困りませんが(お互いに発話スピードがしょぼくて、使っている単語レベルが幼稚なため)、所謂ネイティブスピーカーとは手加減してもらわないと仕事上の議論がまだまだ出来ません。単語はすこしは判るので、相手の発言の意味するところはなんとか拾えることもありますが、こちらから文法的に正しい長い発言を即興で展開するのはやはり至難です。それでも、なんとかしないといけないのが大人の辛いところですが。

私はIELTSでSpeaking 6.5しか取れなかったことを思い出しました。ラボにはEU諸国からの留学生たちもいるのですが、彼らがなぜあんなに英語でぺらぺらとおしゃべり出来るのか、私には全然わかりません。彼らの英語はおそらく中学生~大人レベルなのでしょうけれど、私だけ幼稚園児レベルですね。

英語、マジ、辛い