遅ればせながら,今日,市役所にマイナンバーカードを受け取りに行きました。
そこで,実態に触れてみて,「これでいいのか?」と思う点が多々あったので記録しておきます。
まず,私が窓口に行った段階で,待ち行列の人数は 44 人。待つこと1時間以上。
窓口にたどり着いてから何をやったかというと。
1. 事前に書かされた証明用電子証明書の暗証番号を,受付のおねいさんが入力。
2. 同じく,利用者証明用電子証明証暗証番号を,受付のおねいさんが入力。
3. その確認。
これだと,1分もかからないと思うでしょう?いやいや,測っていないけど少なくとも20分はかかった。
おまけに,「証明用電子証明書の暗証番号」は大文字アルファベットと数字の組み合わせで6〜16桁というのだけど,私の汚い文字をみて「これは数字ですか,アルファベットでか?」などというやりとりがあったりで,「では,あなたが最終的に入力した暗証番号を私が確認することはできないのですか?」というと,驚くべきことに「できません。一応私が一文字ずつ間違いがないか確認していますので大丈夫です」とのこと。信頼できないなあ。あなたは大丈夫だとは思うけど,日本全国の事務職員が 申請者に確認せずに,I と1 ,O と 0 を絶対に間違えないというのは信じられないなあ。見分けがつかなければ普通は聞くのだろうけど,自分が見分けられたと思って間違った入力をしていたらどうするの。
高齢の方とか,スマホの扱いに慣れていない方という場合には,懇切丁寧な対処が必要なのは言うまでもない。
しかし,可能な人は
1.カードを郵送で受け取る
2. カードを有効にするために,ネットで 「証明用電子証明書の暗証番号」,「利用者証明用電子証明証暗証番号」を設定する。
3. それで初めて,個人番号カードが有効になる。
でいいじゃない?
普通,クレジットカードなんかは,必要事項を設定したあと,郵送されるクレジットカードをすぐ使えるよね。
実際,個人番号カードが発行されたあと,人によっては「マイナポイントの登録」,「保険証との紐づけ」,「公金振込口座の登録」などをやるわけですよ。
それを自分でデキる人はやればいいし,自分でできない人は然るべきところへ行って手続きすればいいわけですよ。
だれにも彼にも窓口で【「証明用電子証明書の暗証番号」,「利用者証明用電子証明証暗証番号」を設定する。】をやらなくてもいいでしょう。
ということで,カード受け取り,保険証への紐づけ,公金受け取り口座の設定をやったけど,「何だこんなことをおおげさにやってんだ」という気持ちを新たにしたということ。
お役所は未だに根本的に前近代的な事務処理をしているんだなあとつくづく思った。
こんな状態では,デジタル社会は来やしないぞ。
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