クローン病患者の生活

クローン病とは難病(特定疾患)であり、クローン病患者である私の生活を書きたいと思っています。

Vol.18 クローン病患者の生活

2007-06-20 | Weblog
退院後、家で何もせず何も考えず
「なんでオレは今生きてるんだ」
の思いだけで空っぽでした。
数日後、母が「玄関にこんなものが置いてあったよ」と紙切れ一枚を私に渡しました。
それには
「今長崎に来てるよ。逢いたくなかったらいいよ、ただ来ただけだから。でも、少しでも逢える状態だったらこの携帯に連絡くれ」
と書いてありました。
「ヒロ」でした。
すぐに連絡を取り、家に来てもらいました。
ヒロは私の自殺行為には一切触れず、バカ話ばかりしてました。
近所のゲーセンで遊んだり、コンビニの店員を笑わせたりと、ホントに遊びに来ただけのように振る舞っていました。
嬉しかったです。
このひと時は何もかも忘れさせてくれて、楽しませてくれました。
数ヵ月後、再度ドラムに打ち込むことができました。
「助けられてよかった」
と思えるようになりました。

ありがとう、ヒロ。

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