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木漏れ日の家で

2011-11-11 | か行の映画

監督 ドロタ・ケンジェルザヴスカ
出演 ヌタ・シャフラルスカ/クシシュトフ・グロビシュ/パトルィツィヤ・シェフチク/カミル・ビタウ/ロベルト・トマシェフスキ/ヴィトルト・カチャノフスキ/マウゴジャタ・ロジニャトフスカ/アグニェシュカ・ポトシャドリク

 

芸歴80年を超えるポーランドの大ベテラン、ダヌタ・シャフラルスカを主演に迎えた心にしみる人生賛歌。人生の喜びも悲しみも知り尽くした女性が、素晴らしい終幕を迎えるために奮闘する様子を陰影に富んだモノクロームの映像でつづる。メガホンを取るのは、『僕がいない場所』のドロタ・ケンジェジャフスカ。 息子を『殺人に関する短いフィルム』のクシシュトフ・グロビシュが演じている。老いてなお、美しく誇り高き主人公の姿に目がくぎ付けになる。

ストーリー:91歳のアニェラ(ダヌタ・シャフラルスカ)は、ワルシャワ郊外に建つ木造の古い屋敷で愛犬フィラと暮らしている。一人息子のヴィトゥシュ(クシシュトフ・グロビシュ)も結婚して家庭を持ち、年に何度か孫(パトリツィア・シェフチク)の顔を見せに来るだけだった。そんな彼女の楽しみは、双眼鏡で隣人たちの生活をのぞき見ることで……。



実年齢と同じ91歳の主役アニェラを演じたのは、ダヌタ・シャフラルスカ
旧オーストリア - ハンガリー、現ポーランド領のコサジスカ生まれ
えーーーと・・・この撮影時の年齢が
おぉぉぉぉぉ おぉぉぉぉぉ
ワルシャワ郊外の古い木造の家に住む91歳のアニェラ


話し相手は愛犬フィラデルフィア
さて。ご趣味はこれまた
双眼鏡で隣家の様子を覗き見すること
やれやれ 
お隣サンは、成金の男の愛人宅だもの
そりゃもー 覗いたら話のネタは尽きないよね


そしてもう一方のお隣サンは
お若いカップルの経営する音楽教室
こちらもまたまたネタは多そう





小さな木枠で囲んだガラス板がたくさん並んでる

歪みのあるガラスを通して描かれる

光と陰
モノクロの映像は またカラーのように想像力が湧く
イメージは その世界を様々にする

「老婆」というと聞こえは悪いが 何・・・この方は
杖もつかないでの、お歩きになられる姿が美しい

夫は他界。息子ファミリーも家を出た

あれあれ勝手知ったる我庭の如し子供達は
彼女の家の庭で、ブランコで遊んでる


ねぇ。フィラデルフィァ・・・と話しかける彼女
フィラデルフィアのアップの顔が映る
そう。フィラデルメフィァはちゃんと彼女と話しをしている
うん・・・あのさ。



ある日、愛人宅の主人である成金男がもちかけた話は
「この屋敷を売って欲しい」
彼女は
断固として断る
そりゃそうだよね。生まれ育った家だもの

 孫娘は言う
「燃やしちゃったら~修復するんならね」って

 子供も当てにならず・・・
自分独りで財産を処分

そして

ねぇフィラデルフィァ 
あなたもここに来てごらんなさい

 



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1 コメント

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Unknown (KLY)
2011-11-13 00:09:43
ラストシーンの静かな感動が忘れられない。
生を全うしたおばあちゃん、死は悲しいことではあるけれど、きっちりと生き切ればそれを受け入れることは出来るのかもしれないな。
この作品ね、ご年配の方々に大人気で、公開してから異例のロングランだったんです。
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