路傍の露草 ~徒然なる儘、読書日記。時々、映画。~

“夏の朝の野に咲く、清廉な縹色の小花”
そう言うに値する小説や映画等の作品評。
及び生活の単なる備忘録。

成瀬巳喜男『銀座化粧』(1951年)

2008年02月04日 | Movie[映画]
監督:成瀬巳喜男
出演:田中絹代、香川京子、花井蘭子ほか
公開:1951年/モノクロ
収録:87分

【パッケージあらすじより】
銀座のバーで働きながら、一人息子を育てている主人公(田中絹代)を中心に、
その妹分(香川京子)や元同僚(花井蘭子)など様々な女の人生を描いた作品である。

夜中に、お店に花やお土産を売りに来る子供たちも登場し、終戦からまだ間もないころ、
子供も働かなければ生活できなかった時代だということが映像を通じて伝わってくる。

しかし、母親が働きに出ている間に、ひとりで食事をしたり自分で布団を敷いて寝たりする幼い子供も、
また主人公も、前向きに明るく生きており、家族のため、夜の銀座で働かざるを得ない妹分も、
全く純真で屈託なく、何か心を洗われる映画である。

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田中絹代は、映画黎明期の大スターということだけど、今の時代の者から見ると、
大変失礼ながら、随分下膨れのおばさんだなぁ・・・・なんて思ってしまう。

まぁ、この時点で40過ぎているのだから仕方ないのか。


しかし、若い香川京子は、パーツが顔の中心に寄ってるからか猿顔っぽいし(すみません)、
花井蘭子は意地悪顔だし・・・・・(本当にすみません。)


失われた昭和情緒とともに、“美麗”な銀幕女優をうっとり眺めるのが
モノクロの名作を観る醍醐味でもあるので、ちょっとがっかり。




あ。子役の西久保好汎がかわいかった。


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