路傍の露草 ~徒然なる儘、読書日記。時々、映画。~

“夏の朝の野に咲く、清廉な縹色の小花”
そう言うに値する小説や映画等の作品評。
及び生活の単なる備忘録。

島村洋子「色ざんげ」(新潮社)

2007年10月22日 | Book[小説]
島村洋子『色ざんげ』 2001年4月20発行 新潮社 ≪データベースより≫ 「BOOK」より 十五歳で処女を喪い、芸者、女中、娼婦、妾と、男から男へ、店から店へ、転々としつつ、ついにあの事件を起こした伝説の“悪女”、阿部定。転落していく女の軌跡を描く連作短篇集。 「MARC」より その女の名は、阿部定。彼女との奔放な情交に耽溺し、何がしか人生を狂わされた男たちが、嘘かまことか、定の記憶を語る . . . 本文を読む