林真理子『葡萄が目にしみる』
1986年3月10日初版発行
角川文庫
【裏表紙より】
葡萄づくりの町。地方の進学高校。自転車の車輪を軋ませて、乃里子は青春の門をくぐる。生徒会の役員保坂に寄せる淡い想い。ラグビー部の超スター岩永との葛藤。冴えない容姿にコンプレックスを抱き、不器用な自分をもどかしく思いながら過ごした思春期―。
目にしみる四季の移ろいを背景に、素朴で多感な少女の青春の軌跡を鮮やかに . . . 本文を読む
気づけば、明日でちょうど、このブログを始めて半年、と1ヶ月だ(中途半端)笑
まぁ、更新しない日のほうが多いのだけど…。
ということで、ブログデザインを変えてみた。
ずっと、青地に赤の金魚と黒の金魚、という夏の壁紙だったので。
臙脂色の背景と、着物の娘の横顔にしんしんと雪の降る。
若干、渋いかしら…とも思うけど、寒波で寒さの厳しい最近にはぴったりかも。
春が待ち遠しい日々だ。
とこ . . . 本文を読む
林真理子『テネシーワルツ』
1988年5月15日初版
講談社文庫
【裏表紙より】
戦後間もないころ、いつも街角に流れていた甘美なメロディー。
その大ヒット曲「テネシーワルツ」を歌ったスター歌手・葉山サチと
異父姉・向井とき江。
この二人の交錯する人生を織りなす光と闇のドラマを追いながら、
人間にとって、また女にとって幸せとは何かを問いとめる衝撃の長編モデル小説。
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皆川博子『倒立する塔の殺人』Murder of the Upside-Down Tower
2007年11月第1刷発行
理論社
≪カバーより≫
戦時中のミッションスクール。
図書館の本の中にまぎれて、
ひっそり置かれた美しいノート。
蔓薔薇模様の囲みの中には、
タイトルだけが記されている。
『倒立する塔の殺人』。
少女たちの間では、
小説の回し書きが流行していた。
ノートに出会った者は続きを . . . 本文を読む