雨は嫌いではない。
寧ろ、雨の日の方が修行にも熱が入り好都合だ。
しかし、今日の僕は違った。
うっかり脚を滑らせ、転落してしまったのだ。
立ち上がろうとしたが、上手く立てない。
どうやら捻挫してしまったようだ。
アンチバリアは壊れていないみたいだし、暫くこの家の車庫で雨宿りさせてもらおう。
修行ばかりしてないで、たまにはゆっくりと、雨音を聴いているのも、
それはそれで風情ではないか。
「よぉ、奇遇だな、ドロロせ・ん・ぱ・い」
クっクルルくん?なんでこんなところに?
と聞こうとしたが、先に答えが返ってきた。
「宇宙電気街で次のメカの材料になりそうなものを探してたんだが、
見つかんなくてよぉ、んで、今その帰りで、ドロロに逢ったってわけだ」
僕は瞬時にクルルくんが嘘をついてると判った。
何も聞かないでクルルくんから事情を話すときは、
クルルくんが嘘をついている時だと知っているから。
だいたい、電気街に行って、もしメカの材料になりそうなものがなかったとしても、
好奇心旺盛なクルルくんのことだ、手ぶらで帰ってくるはずがない。
何か少しでもあてになりそうなものがあれば、買ってきていろいろ試すはずだ。
「クルルくん・・・僕を迎えに来てくれたの?」
「くっ・・・んなわけねえだろ、自惚れてんじゃねえよ」
眼鏡の奥の瞳が何度も瞬きをする。
これは、クルルくんが照れてる時の合図。
たぶん僕にしか分からないんだろうけど。
クルルくんの反応がいちいち面白くて、僕は思わず笑ってしまった。
「何が可笑しいんだよっ・・・と」
その質問が終わる前に、僕はクルルくんに抱きあげられた。
「なっ、何?」
「お前、怪我してるだろ?後でラボで手当てしてやっからよ。
あっ、治療費はあんたでいいぜぇ、ク~ックックック」
「怪我が悪化しそうなんだけど・・・」
「俺の大事な大事なお姫様だからなあ。
あとすまねえ、あんたをお姫様だっこしてるから両手塞がっちまった。
左手を俺の肩に回して、右手で傘持っててくれねぇか?」
「いいよ、これで大丈夫?」
「これじゃああんたが濡れちまうじゃねえか、もうちょっと傘前に出せよ」
「でも、それじゃあクルルくんが・・・」
「俺様こう見えても健康なんでね、雨ぐらいじゃ風邪ひかないにょ」
「じゃあ、ごめん・・・ありがとう・・・」
「風邪引かないにょ」と、ふざけたような言い方だけど、
クルルくんは真顔だ、どうやら雨くらいじゃ風邪を引かないのは本当らしい。
クルルくんの心は、読心術を使わなくても判る。
僕を本当に心配してくれているんだ。
こんな通り雨なら悪くもない。
------------------------------------------------------------------------
【あとがき】
うっひゃ~。何か月ぶりに小説書いた?
もう全然書き方忘れてるよ(爆)。
しかも苦手なドロロ視点だし・・・。
クルドロ熱は相変わらずですよ~。
ドロロは総受けにしか見えないもんね(爆)。
つーか中の人がまた可愛すぎなんだわ、これ(笑)。
6月にVitaminZ(大阪)のイベント、
8月にVitaminZ(東京)のイベント、
キャラホビのスペシャルライブ見に行ったけどさ、
仕草が可愛いにょ~、もう草尾っちがドロロに見えてしょうがない。
いや、その逆か?
いやいや、両方可愛いのに変わりはないからどっちでもいいや(爆)
寧ろ、雨の日の方が修行にも熱が入り好都合だ。
しかし、今日の僕は違った。
うっかり脚を滑らせ、転落してしまったのだ。
立ち上がろうとしたが、上手く立てない。
どうやら捻挫してしまったようだ。
アンチバリアは壊れていないみたいだし、暫くこの家の車庫で雨宿りさせてもらおう。
修行ばかりしてないで、たまにはゆっくりと、雨音を聴いているのも、
それはそれで風情ではないか。
「よぉ、奇遇だな、ドロロせ・ん・ぱ・い」
クっクルルくん?なんでこんなところに?
と聞こうとしたが、先に答えが返ってきた。
「宇宙電気街で次のメカの材料になりそうなものを探してたんだが、
見つかんなくてよぉ、んで、今その帰りで、ドロロに逢ったってわけだ」
僕は瞬時にクルルくんが嘘をついてると判った。
何も聞かないでクルルくんから事情を話すときは、
クルルくんが嘘をついている時だと知っているから。
だいたい、電気街に行って、もしメカの材料になりそうなものがなかったとしても、
好奇心旺盛なクルルくんのことだ、手ぶらで帰ってくるはずがない。
何か少しでもあてになりそうなものがあれば、買ってきていろいろ試すはずだ。
「クルルくん・・・僕を迎えに来てくれたの?」
「くっ・・・んなわけねえだろ、自惚れてんじゃねえよ」
眼鏡の奥の瞳が何度も瞬きをする。
これは、クルルくんが照れてる時の合図。
たぶん僕にしか分からないんだろうけど。
クルルくんの反応がいちいち面白くて、僕は思わず笑ってしまった。
「何が可笑しいんだよっ・・・と」
その質問が終わる前に、僕はクルルくんに抱きあげられた。
「なっ、何?」
「お前、怪我してるだろ?後でラボで手当てしてやっからよ。
あっ、治療費はあんたでいいぜぇ、ク~ックックック」
「怪我が悪化しそうなんだけど・・・」
「俺の大事な大事なお姫様だからなあ。
あとすまねえ、あんたをお姫様だっこしてるから両手塞がっちまった。
左手を俺の肩に回して、右手で傘持っててくれねぇか?」
「いいよ、これで大丈夫?」
「これじゃああんたが濡れちまうじゃねえか、もうちょっと傘前に出せよ」
「でも、それじゃあクルルくんが・・・」
「俺様こう見えても健康なんでね、雨ぐらいじゃ風邪ひかないにょ」
「じゃあ、ごめん・・・ありがとう・・・」
「風邪引かないにょ」と、ふざけたような言い方だけど、
クルルくんは真顔だ、どうやら雨くらいじゃ風邪を引かないのは本当らしい。
クルルくんの心は、読心術を使わなくても判る。
僕を本当に心配してくれているんだ。
こんな通り雨なら悪くもない。
------------------------------------------------------------------------
【あとがき】
うっひゃ~。何か月ぶりに小説書いた?
もう全然書き方忘れてるよ(爆)。
しかも苦手なドロロ視点だし・・・。
クルドロ熱は相変わらずですよ~。
ドロロは総受けにしか見えないもんね(爆)。
つーか中の人がまた可愛すぎなんだわ、これ(笑)。
6月にVitaminZ(大阪)のイベント、
8月にVitaminZ(東京)のイベント、
キャラホビのスペシャルライブ見に行ったけどさ、
仕草が可愛いにょ~、もう草尾っちがドロロに見えてしょうがない。
いや、その逆か?
いやいや、両方可愛いのに変わりはないからどっちでもいいや(爆)