SPIDERS IN LOVIN' COOL

ケロロ軍曹(主にクルドロ)や、名探偵コナン(主に平和)の小説。
毎週土曜日は「今週のクルドロ萌え」を予定。

ヤバいヤバい。

2008-12-23 21:29:45 | 他作品小説or感想
最近小説が書けない上に、
他の作品のCPにはまってしまった。
まあ、プリキュアなんですけど ←
最初はね、ナツココ派だったのよ、ナツココ。
それがね、GOGO!で子安コルプさん出てきてからスコココ派になって、
スコルプさん殉職してからスコブン派になって、
それが今じゃまさかのブンりん派(またマイナーな)。
りんちゃん可愛いよりんちゃん。
以前CLUBココ&ナッツに竹内順子さんがゲストに来たとき、

「りんちゃんにだけモフ相方がいないけど、もしモフ相方を付けるならどんな相方がいいですか?」

って送って読まれたんだけど、
自分で質問しておきながら、「ブンビーさん」って答えを期待していた(ブンビーさんモフじゃないやん)。
りんちゃんすごくしっかりしてるけど、時々脆いところが見えるでしょ?
だからたまには年上の人に思いっきり甘えるのも必要だと思うんだよね。
まあ、全国探してもブンりん派はうちくらいしかいないだろうってくらいマイナー(苦笑)。
つーか、最近クルドロ妄想よりブンりん妄想が止まらなくて、
職場でも仕事しながらニヤニヤしちゃうからもう危ない人だよな(爆)

21.日常からのESCAPE(ケロロ軍曹【ゾルル×ゼロロ】)

2008-12-23 20:18:29 | ケロン人で30のお題
こいつが何故、暗殺兵になる道を選んだのか、俺にはどうしても判らない。
綺麗なものが好きで、純粋な心を持って、争い事が嫌い。
そんな奴が、なぜ暗殺兵になんかなったのか。
幼馴染の一言が、こいつにとってどんだけの影響を与えたのだろうか。
狭い部屋の窓からどこまでも続いてるであろう空を、
ただ眺めているだけのゼロロに、
俺は問いかけた。


「ここから、俺と・・・逃げないか?」

「・・・!?何言ってるの、ゾルルくん。逃げれるわけ・・・ないじゃない・・・」


逃げだせば軍を裏切ったことと同じこと、軍法会議にかけられるのは目に見えてるよ。
そう言いたげな、でもどこかでこんな生活から抜け出すことを望んでいる瞳。


「もっと・・・広い空が・・・見たいんだろう?
 こんな四角い空じゃなくて、
 どこに続いてるのか判らないくらい広い空を・・・」

「・・・見たいよ・・・でもそれは、僕たちには許されないことでしょ?」


諦めたような声で言いきるゼロロを、きつく抱き締め、
塞いでいた口元を、無理やりこじ開けてやった。


「んン・・・!!い・・・イタイよ・・・」

「俺は・・・こんな日常もう沢山なんだ・・・
 アンタを、こんな冷たい部屋でしか抱いてやれない、こんな生活・・・」


逃げ出したかったのは、俺の方なのかもしれない。
軍のいいなりのまま、殺人マシンにされるのはもう御免だ。
気持ちを切り捨てられた、感情のないロボットなんかになりたくない。
そのうち、アンタを好きな気持ちだって、忘れさせられてしまうくらいなら、
軍を裏切ってでも、ここから逃げ出して、アンタへの気持ち、
ずっと感じていたいんだ。


「ゾルル・・・く・・ん?明日・・・ここから逃げよう・・・」


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その日、訓練が終わると、
俺はゼロロの手を引いて素早く寮から抜け出した。
街はクリスマスムード一色だ。
俺たち暗殺兵は、カレンダーなんか関係なく毎日のように訓練をしているから、
外に出ない限り、季節感をつかむことなんて出来ない。


「クリスマス・・・か・・・」

「クリスマスなんて、もう何年も祝ってないよ」

「じゃあ、祝ってみる?」

「本当!?」

「あぁ・・・」


せっかく日常から抜け出してきたんだ。
たまにはゆっくり何かを祝うのも悪くない。
それに、アンタが本当に喜ぶ顔を見てみたいからな。
ゼロロは俺の腕にしっかり掴み、
「イルミネーションが綺麗だよ」とか「雪降るかな?」とか、
まるで子供のように、いちいちはしゃいでる。
あの軍から抜け出してきたなんて、想像もつかないくらい。
その日抱いたゼロロは、いつもの数倍温かかった。


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「ゾルルくん・・・ありがとう・・・」


事の後、久々に煙草を吸う俺の背中を抱きしめてこう言う。


「でも・・・もう軍に戻らなくちゃ・・・」

「・・・!?なぜだ!?」

「だって、僕たちは暗殺兵。みんなと同じような幸せを手に入れるなんて、
 きっと許されないんだよ・・・」

「俺は・・・幸せなんか求めていない。
 ただ、アンタを思う気持ちを失うのが怖いだけだ」

「それは僕も一緒だよ・・・でも、僕思うんだ。
 僕らは殺人マシンにされてしまうのかもしれない、
 もしかしたら心を失うのかも知れない。
 だけど、たとえそうなったとしても、
 ゾルルくんへの気持ちは、変わらないって・・・」

「だけど・・・」

「ゾルルくん・・・大丈夫だよ。
 僕はゾルルくんから逃げたりしないから。
 だから・・・軍に戻ろう。もうすぐ夜が明ける。
 訓練に僕たちがいなかったら、きっと大騒ぎになる」


大丈夫だなんて、ほんの気休めに過ぎない。それはゼロロも判っていること。
だけど、俺はゼロロの気持ちを信じたい。


「帰ろうか、ゼロロ」


fin

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【あとがき】
なんかまたまた久しぶりになってしまった。
クリスマスネタなんて書けねーよ←逆ギレ
クリスマスにいい思い出なんて全然ないもの(爆)。
去年のクリスマスイブから数日間、ノロウィルスにかかって、
一人で苦しんでたってーの!
しかも全身断続的に吊っちゃって動けなかったんだもん。
なんか全体的に弱いな、これ(全部弱いっての)