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淡竹(ハチク)

2011-05-26 22:37:05 | 食材野菜

淡竹は中国原産の竹の一種。
日本ではモウソウチク、マダケに次いでよく栽培されている。
山地では野生化しているものもある。
別名アワダケ、呉竹(クレタケ)。



淡竹(ハチク)の筍(タケノコ)は食用で、
皮は紫いろで、まばらに毛がある。



ハチクは径が3~10cmで、最盛期は3月半ば~5月上旬。
掘りたてはアク抜きしなくても生で食べれる。
時間がたつと、ヌカを入れて茹でアク抜きが必要。
柔らかくて美味しい。



ハチクは細く割れるため茶筅などの茶道具、
花器に利用されるほか、
枝が細かく分枝するため竹箒として利用される。
正倉院の呉竹笙、呉竹竿、彫刻尺八、天平宝物の筆などはハチク製。
内側の薄皮は竹紙と呼ばれ、
笛の響孔に張り音の響きを良くするほか
漢方薬としても使用される。


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