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韓国ドラマ「アスダル年代記」

2021-07-07 | 韓国史劇・ドラマ・映画

■韓国ドラマ「アスダル年代記」 予告  ※Official Traller

2019年の韓国ドラマ
上古時代の文明と国家の誕生を描く、韓国初のジャンルとなる古代人類史ファンタジー。
骨太のストーリーと、制作費用74億円をかけた壮大な世界観が味わえる。
仮想の地「アス」で繰り広げられる理想的国家の誕生、
そこで生きる人々の闘争と和合、そして愛に関する神話的英雄物語を描く。

古代都市アスダルの戦争の英雄タゴン役にはチャン・ドンゴン。
大戦争を勝利に導いてアスダルが都市国家として繁盛する軸を築き、
権力の頂点に立つことになる。

ソン・ジュンギは、アスダルで災難の星と呼ばれる青い客星の気勢に乗って生まれたウンソム役を、
キム・ジウォンはウンソムと同じ星の運命を持って生まれたタニャ役を担う。
(Webより抜粋)

 

 

■韓国ドラマ「アスダル年代記」  ※この曲がいいです。

見逃していたソン・ジュンギさんのドラマを「ヴィンチェンツォ」に続いて観ました。
このドラマの一人二役のソン・ジュンギさんはとても良かったです。

ドラマの世界観が壮大で、まだ国が出来る前の太古のストーリーなので
いきなり1話から観たら訳が分かず、地名や名前も聞き慣れないので、
関係を把握するまでに時間がかかってしまいました。
なので、1話を観ている途中で事前の基本情報をWebで少し読んでから
もう一度始めから観たところ、これが面白かったです。
俳優一人一人の演技も際立っていて、名前を挙げればキリがないほど・・・。

人間にはすでに各部族があって集団で生活しており、それぞれに軍事を司っていたり、
青銅や農耕の技術があったり、そんな中で人々が崇拝するのはやっぱり神様
「神の声が聞こえる」部族のアサ・ロンが絶大なる権力を持っているところなんて古代らしい。
太古の人々がどれだけ神の力を信じていたのかよくわかるようなストーリー。
でもこの権力を持ったアサ・ロンが一族の傍系で神力も偽物だったので、
強いセニョク族のタゴンや野心でいっぱいのへ族のミホル&テアラ親子が
権力を自分のものにしようとする企みと駆け引きが凄まじい・・・。
王宮の夜鬼」や「泣く男」もひと睨みするだけで凄味がありましたが、
このドラマのチャン・ドンゴンは半端なかったです。
剣と花」のキム・オクビンさんも迫真の演技に圧倒されました。

この権力争いの中へ、のほほんとしたタニャと人の好いウンソムが関わってますます面白い
人々が崇拝するアラムン・へスラが実はイグトゥ(ウンソム)だったり、
一番力のないワハン部族のタニャが実はアサ族の直系で大祭官に成れたり、
皆には隠しているけれど、タゴンが実はイグトゥだったりと、
まあ、いろいろな「実は・・・」が次々飛び出してきて、のめり込んでしまいました。


タゴンの部下ムベクがタゴンの側近ではあるものの、タゴンを信じることが出来ず、
本物のアラムン・へスラの存在を疑問視していているところが妙に気にかかるところでした。
伝説の馬カンモルに乗るウンソムを見て、ウンソムがアラムン・へスラではないかと助けたり・・・。
1話の冒頭で「どこで間違っていたんだろう」と言うのですが、
それがずっと引っかかって、シーズン2があればキーマンとなりそうな人物でした。

大戦争でラガズと逃走したアサ・ホンはイグトゥ(人間とノェアンタルの混血)であるウンソムとサヤを産んで
アサホンはウンソムを生かすためにイアルクへ向うのですが死んでしまい、
ウンソムは一人ぼっちになってしまいますが、そこで出会ったのがタニャで
ウンソムが惹かれていって、この辺りのラブストーリーも二人が可愛くて

このキム・ジウォンさんが演じるタニャがとても面白くて、皆が権力争いをしている中で
「国って何?権力って何?」と無知の塊で、初めて見聞きする事柄に興味を持ち始めて、
「どうしたら自分たちが皆安全に幸せに暮らせるようになるのか」を考えたり、閃いたり
文字がどういうものか知らず、国という概念がなかったタニャがタゴンたちの暮らしぶりを見て驚き、
疑問に感じ、「自分たちにも出来るんじゃないか?」と・・・。
この辺りが観ていてワクワクしました。
そして、ウンソムとそっくりなサヤに出会って一緒に行動することで知恵を張り巡らすシーンが
とても面白かったです。
前回観た「朝鮮名探偵 鬼<トッケビ>の秘密」も綺麗でしたが、
ウンソムと溪谷で踊るシーンや大祭官の衣装がとても似合っていて素敵でした。
悪霊カウンターズ」のチョ・ビョンギュくんがモモ族のサトゥニク役で
こんなところにも出演していたんだ、と思いました。
恋するジェネレーション」で俳優デビューしたそうですが、
短い出演でも印象深かったです。

ドラマの構想や演出が、どういった発想があればこんな風に出来るんだろうと思ってしまいます。
時代セットや衣装&メイク、各部族も初めて見るようなものばかりで興味津々
多額の制作費を掛けただけはある迫力
いいところでシーズン1が終わってしまい、シーズン2を観たいところですが、
コロナの影響で当初2021年配信予定が延期されているそうで残念です。
史劇好きな私にとっては、とても面白かったドラマでシーズン2も期待したいです



■STORY
物語の舞台は、国も王も存在しない「アス」と呼ばれる古代の大地。
アスの中心都市であるアスダルの地には、人間と獣人間(ネアンタル)がいた。
セニョク族やへ族を始めとする人間たちは、ネアンタルの並外れた身体能力を恐れて
同盟を申し入れるが拒否されたため戦うことにした。

人間は、ネアンタルを相手に普通に戦っても勝ち目がないので、
贈り物と称して“疫病にかかった家畜”を送り付けてネアンタルを全滅させようとする。
そんなこととは知らずに贈り物を届けたのが、後に産まれてくる双子のウンソンとサヤの母、
アサ・ホンだった。
彼女は、目の前で次々とネアンタルが死んでいく光景に恐怖しながらも、
幼い子供や赤子だけは守ろうと尽力する。



この戦いで、卑劣な手を使った人間たちのところには帰るまいと決心したアサ・ホンは、
ネアンタルの生き残りであるラガズと一緒に暮らし始め、やがて愛し合うようになる。
そうして2人の間にできた双子の子供が、主人公のウンソムとサヤ(ソン・ジュンギ)だった。



2人が生まれて間もなく、人間によるネアンタル狩りが始まり
ラガズは死亡し、双子の片割れであるサヤは連れ去られてしまう。
サヤを連れ去ったのは、人間たちを指揮するタゴン(チャン・ドンゴン)だった。
タゴンは、サヤにネアンタルの血が流れていると知りながら殺しはせず、
知り合いの女性テアラに預けてこっそり育てさせた。



アサ・ホンは、夢で見た呪いからウンソムを守るために、
呪いの力が及ばないであろうイアルクの地へ行くことにした。
赤ん坊のウンソムを連れてアスの地を離れた彼女は、
10年の月日をかけてイアルクにたどり着くが、その日のうちに死んでしまう。
ひとり残されたウンソムは、イアルクの地でワハン族と暮らすことになった。

しかし、他の人間とは外見が異なる(紫色の唇や、背中の模様)ウンソムは、
青年になってもなかなか馴染めずにいた。
ウンソムの超人的な能力や聡明さも、ワハン族にとっては理解できないものだったため、
ウンソムが何かをするたびに非難した。
そんな日々の中、ウンソムはいつも自分をかばってくれるタニャ(キム・ジウォン)に惹かれていく。

ある日、イアルクの地にアスダルからやって来たデカン部隊が現れる。
彼らは、ワハン族が見たこともないような立派な武器を持ち、
ワハン族が考えたこともない“乗馬”をし、着ている鎧の頑丈さも
自分たちとは比べ物にならないほどだ。



両者の使う言語は同じでも、文明の差は明らかだった。
そんなデカン部隊に太刀打ちできるわけもなく、
ワハン族の村は壊滅状態となり、タニャを始めとする数名のワハン族は
奴隷として連行された。
生き延びたウンソムは、タニャを救うためにアスダルの地へ向かうが・・・。


【アスダルの一族】

★フィンサン族(アサ一族):アサ・ロン、アサ・ホン(ウンソムの母)、チェウン
数万人に1人が持つ“神に会える”霊能力を備えた人物を中心に人を集め
神の声が聞こえるアサ氏一族は高貴な存在として祭事を司っている。
この地の最古の氏族であるためアスダル一の権力を誇っている。


★セニョク族:サンウン、タゴン、サヤ、ムゴル
軍事を司り、ヒンサン族やへ族とは連盟を結んでいるため協力関係にある。
タゴンの指揮下にあるデカン部隊は、各地を侵略し、
奴隷として連行した者たちを売って資金を得ている。
アスダルの地とイアルクの地は「大黒壁」という巨大な崖で隔てられていたが、
タゴンが数年かけて大黒壁に巨大なはしごを架けたことで行き来が可能になった。

★へ族:ミホル、テアラ、トゥアク
火の城塞を住居にしている。
青銅を作る技術と、農耕技術を持つ。
ヒンサン族やセニョク族と連盟を組んでいるが、彼らより権力が低い。

★ネアンタル族(獣):ラガズ
人間の姿をした獣。紫色の唇、紫色の血、背中には青い模様がある。
強大な力と速さ、月のない夜でも見える視力を持ち、
夢を見ることのできる霊能力もある。

★イグト(人間と獣の混血):ウンソム、(サヤ)
希少な存在。
ネアンタル族と同様の身体能力を持ち、人間から恐れられている。
すごい速さで狩猟に優れ、一度見たものはすぐに覚えられる。

★ワハン族:タニャ
イアルクの地で暮らしている。
氏族の母は巫女(シャーマン)であり「精霊の踊り」を受け継ぐ。
アスダル地の人間たちと同じ言語を話すが、アスダルに比べて文明は発達していない。
ワハン族の中の氏族は“夢を見る”能力がある。

★モモ族:サトゥニク(チョ・ビョンギュ)

ウンソムと奴隷壕で共に過ごしますが、死んでしまいます。
壕を脱出したウンソムとイプセンがサトゥニクの息子を助けたことで、
モモ族がのちにウンソムたちを助けていくところなんてとても良かったシーンでした。

★モモ族の長 シャバラ:唐田えりか

スキャンダル騒動がありましたが、このドラマでの演技は文句なしでした。
あの不思議な言語はどうやって覚えたのだろう?と思ってしまいました。


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