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まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

憧れのスオーナダフェリー、ニューくにさき

2019-10-13 17:54:02 | 川・橋・船
徳山からの続き。

さわやかな青空!早起きして駅の反対側にあるフェリー乗り場へ向かう。
10年前にあったターミナルビルは建て替えられたのか、三角柱の展望塔は見当たらなかった。おそらく右手の
プレハブ小屋の後ろが旧ターミナルビルだったのだろう。


返り見る徳山駅。あっ、こちらが表側だったのか!
市街地は駅の山側に広がっているけど、海を介してつながる外の世界は断然広い。こちらが表玄関ということか。


一枚目の写真左側の建物の前に置かれている「回天」はそのままだった。これについては私も前回調べて知ったのだが、
是非知ってほしい。→回天記念館のサイト

ターミナルで手続きをして岸壁へ向かおう。ここでは地上を歩いてタラップを上る。やっぱりこれがいいね!!


間近で見上げる船体、青空がバックだと映えるね!!この船はそれほど大きくはないけど、船首に書かれた船名がとても
晴れがましい気分にさせてくれる。昨日乗ったしらきさんはさらに小さく、車両入口の脇から徒歩客も乗下船したので
横から船体を眺めることはなかったが、可動橋を歩いて渡るのもそれはまた楽しいもので、いろんなタイプの船があって
ワクワクする!


乗り込む時にターミナルから岸壁、デッキ上、そして360度見渡せる港の風景をゆっくり楽しめるのは船ならでは。
自分を目的地まで運んでくれる、大きな存在。機材のスペックなどには詳しくないが、一隻一隻に違った名前があって、
個性を感じ愛着を持って乗れる交通機関の乗り物というのは、今やもう船しかないのではないか・・・


ワクワクするタラップ。


タラップの上は船の姿を眺めるのにも良いスポット♪素早く写真を撮って乗り込もう。






更地は元のターミナルビルかな。その向こうに水産物市場が見える。漁港もあるのか!


出航!デッキの上から徳山港にさよならを~~


徳山港周辺はご存知のとおり大工業地帯である。周南コンビナートをめぐる工場夜景クルーズが毎日催行されており
私も参加してみたいと思っているが、それはそれでまたの機会に。


船がたくさんいて楽しいなぁ!








昼間の便は風景を眺められるのがいい。だいたい出航後30分~1時間、到着前15分~30分ぐらいは沿岸風景を
楽しんだり風に吹かれたりしながらデッキで遊べる。
スオーナダフェリーは所要時間2時間。あっという間だ。


ほら、もう国東半島が見えてきた。ほんとに近いな!中国地方から大分へ、周防灘を横断するこんなに便利なルート、
もっと活用しない手はないんじゃない!?


竹田津の港へ入港~~


ここは以前国東半島を一周ドライブしたときに立ち寄ったことがある。
港は鉄道駅からははるか離れているがバスと連絡している便があることをその時に知って、それを機に今回の周遊旅を
組み立てたのだった。


あぁ、ようやく実現!船で竹田津に降り立つことができた。
ところで、この航路では少し前まで、バスごとフェリーに乗せて大分へ渡るという珍しい定期バス便があったのだ。
広島と別府・大分を結んでいた別府ゆけむり号である。この便は2017年1月で廃止されてしまったのだが、
私が前回車で竹田津を訪れたのは2016年12月。このときはまだギリギリ運行していたのだ!あぁ何と!!


乗船時と同じように屋根もないタラップから岸壁際に下り立つ。九州側はどんより曇り。。。


ここから路線バスがまぁまぁ連絡しているのはこの9:20着の便と午後の16時台の便のみなので、何としても
この便に乗らなければならなかったのだ。それでも30分待たねばならない。もう少し連絡をよくしてもらえれば
乗りやすいんだけど・・・スオーナダフェリーのサイトを見ると、そもそも徒歩客などは想定されていないようである(爆)
います!いますよ!!


バスはちょっと遅れていたようで、もう一組いた徒歩客の夫婦はタクシーを呼んでいた。どこへ行かれるんですか?と
声をかけてくれたのは、行き先が同じならということだったと思うけど、違ったようで、先に出発された。
そのあとすぐに路線バスがやって来た。


続く
コメント (2)
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三津浜から柳井へ。しらきさん

2019-10-04 22:19:15 | 川・橋・船
三津の続き。

三津のフェリー乗り場へギリギリに飛び込んだけど船はまだ到着していなかった。ホッ・・・
きっぷを買ってから付近をぶらぶらしていると、そのうち船がやって来た。なんか、のんびり(笑)


皆常連なのだろう、たくさんの荷物を持って順番に乗り込んでゆく。ウキウキしているのは私一人か(爆)


ここ、愛媛県の三津浜港と山口県の柳井港を結ぶ防予フェリーは、未明から深夜まで1日に13往復運航している。
約2時間に1往復計算であり、かなり多いなぁ!
瀬戸内海を横断するルートは、香川県の坂出と岡山県の児島を結ぶ瀬戸大橋、愛媛県の今治と広島県の尾道を結ぶ
しまなみ海道があるが、西の端の方は橋がないのでフェリーの需要が高いのだろう。安泰だな!


乗り込んだらもちろんデッキへ。港の風景をぐるりと眺めて出発を待つ。
最後に大きなタンクローリーを積み込んだら、いざ出航!




さて、防予フェリーは13往復のうち4往復が、周防大島(屋代島)の井保田港に寄港する便である。もちろん島経由の方が
面白そうなのでそれに合わせた予定を組んだ。本当は島で下船して遊んでから次の便で柳井へ行こうかと思ったのだが、
次の便は約5時間半後、、、さすがに足もなく5時間はキツイな・・・と、今回は断念(汗)。


この船は「しらきさん」。検索したら、広島にある山の名前だ。


長い長い、素朴な浜。伊予鉄のオレンジ色の電車が梅津寺駅を出て行った。


高浜港から三津浜港へ戻っていく中島航路の船とすれ違う。以前、この船に乗って、三津から高浜まで渡ったっけ(笑)


穏やかな瀬戸内の海を1時間あまりクルーズ。


寄港地の周防大島はかなり大きな島で、西端が本州と橋でつながっているが、井保田港は島のいちばん東端である。
集落は割と広範囲に広がっていた。たくさんの人が住んでいるのだなぁ。農業、漁業、観光、が島の産業という。


停泊はほんの数分。数人が下船したら、タッチ&ゴーで再び島を離れ走り出す。


あっ、カッコイイ橋!山口県の大畠とつながる大島大橋である。1976(昭和51)年に開通。




さてもう終点は近い。JRの中国地方カラーの黄色い気動車が走っているのが見えた。




柳井港に入港。時々パラパラと雨が落ちてくる曇り空だが、きれいな水色の海!!




じりじりと接岸する。船の上で様子を見守る係員、岸壁でロープが飛んでくるのを待つ係員、決まった作業をテキパキ
こなしていくのをデッキから眺めるのが楽しい。


約2時間半で柳井港に到着。おつかれさま!


続く
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フェリー乗り継ぎ旅へ。おれんじえひめ

2019-10-01 23:22:59 | 川・橋・船
数年前からプランだけ立てていた、フェリー乗継周遊旅、ようやく実行の時が来た!手配万全、いざ・・・!
しかし、、、天気予報はこの旅の期間中ずっと降水確率80%以上(泣)。ガックリ、、、
キャンセルして出直そうかなとも考えたが、宿はもうキャンセル料がかかるし、帰りのピーチも捨てることになるので
損失が大きい。。。ということで、フルサイズの傘と共に出かけることにした。

金曜の夜いったん家に帰ってから、南港のフェリーターミナルへ向かう。オレンジフェリーに乗るのだ!
オレンジフェリーは何度も乗っているが、少し前におれんじ7、8が引退し新造船に交代したと聞いていた。どんなんかな!?


手続きをしたあとターミナルの建物からボーディングブリッジを歩いて行くと、窓から船体が見える!


おれんじえひめ。ピカピカの新造船。青、オレンジ、緑の三色のカモメ柄は健在でうれしいなぁ!!


あれ、もうフェリーの乗り口まで来てしまった。そういえば、いつからか地上を歩かなくなったんだっけ。。。
巨大な船腹をなでるように眺めながら岸壁を歩くのが好きだったんだけどな。。。


しかし新造船のおれんじえひめはさすがにきれいだった!
雑魚寝の大部屋がなくなって全室個室になったとかで、私も一番安いシングルルームを予約していた。




案内された部屋へ行ってみると、、、おお、小さいが本当にフル個室だ!ちゃんとしたベッドとスツール。
必要な設備がコンパクトに収まっている。中から鍵もかけられて安心~!快適~!
料金は通常期で7千円。前は一番安い大部屋で5千円台だったので高くはなったが、コスパは上回ってるな!

あ、ちなみにこのシングルルームは外からはカギをかけられない。外から開け閉めするにはキーが必要になり
運用が大変になるので諦めたのだろう。まぁ十分だ。

さっそく船内を散策。
お風呂場はもう暖簾が出てるな。ひとまず偵察。レストランもある。ホールや通路脇にはゆったりしたソファ席がたくさん。
自販機コーナー、ゲームコーナー、マッサージコーナー。売店はなくなってしまったようだ。品揃えは少なくても覗くのが
楽しみだったのだが、、、残念。フェリーせんべいはどうなったのだろう。




お風呂に入ってゆっくりしている間に出航時間になってしまった。離岸を見れなかったな・・・まぁいいや。夜は長い。
お風呂上がりにデッキへ出て風に吹かれながらゆっくりと流れゆく阪神間の夜景を眺めるのが船旅の楽しみ。


寒くも暑くもなくいい季節だ。小一時間ほど楽しんでいたら、いつの間にか誰もいなくなった。

部屋に戻り電波が切れる頃に就寝。。。

翌朝は6時に東予着。急いでデッキへ!!黒い雲はあるが雨は降っていない。いいねぇ~!!
旅のときでないとこんな朝早く起きることはまずないので(笑)爽やかな早朝の空気を目いっぱい吸っておこう~




着岸は間に合った。ゆっくりゆっくり幅寄せしていく。こんな巨体のフェリーだから、慣性力だけでもすごいだろうに、
岸壁に取り付けられた緩衝材にやさしくタッチするように着岸するのを、すごい技術だなぁといつも感心しながら眺める。








まるで赤いドラゴンのような巨大なブリッジが、今にもフェリーに食らいつきそうに着岸を待っている。


バスに置いていかれたら困るので急いで下船しよう。


日は出ているんだけど、この怪しい雲・・・う~ん、いつまでもってくれるだろう。。。


連絡バスで松山市駅まで移動、そこから伊予鉄で三津へ向かう。山口県の柳井港へ行く船に乗る計画である。


松山市駅の地下通路の壁のタイル。この壁、結構気に入っている。


続く
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雨の尾道、駅前渡船

2019-09-15 23:48:25 | 川・橋・船
尾道の続き。

尾道で泊まった駅前の旅館では、翌朝8時までに出てほしいと言われていた。なんでも、その日から旅行に出かけるとのことで(笑)
私よりあとに予約しようとしたお客は断ったのだという。そりゃプライベートは大切(笑)、もとより長居するつもりもなかったので
8時前に宿を出た。さすがに今日は雨が降っている。昨日はうまい具合に雨を避けられたが、元々大雨予報なのだからしとしと雨
ぐらいならありがたいと思わねばならない。それでもまち歩きする気にはなれず、ちょっと海だけ眺めて行くか、と駅前の
ボードウォークの方へ歩いて行くと、船がいた。あっ、そうか、ここにも渡船のりばがあるんだ。


「駅前渡船」。ちょうど船が到着したところで、お客がバラバラと下船してきた。乗ろ!急ぎ足で浮き桟橋へ。
私の船好きの対象は、定期航路と渡船。いずれも生活の足であることがいいのだ。


尾道の渡船は以前「向島渡船」に乗ったことがある。あちらは小さいながらも車も乗せられる「カーフェリー」だったが、
こちらは徒歩客と自転車、125cc未満のバイクしか乗れない小さな旅客船。しかし日中は12分間隔で往復しているというから
かなりの頻度だ。前後どちらでも接岸できる形で、操舵室は宝形造の屋根に九輪を模した飾りが載った寺院風?(笑)


乗り込むと係りの人が料金を徴収しに回って来た。大人100円。


動き出した船は尾道水道を斜めに横切っていく。雨が降っているため屋根の下で手すりをしっかり握っていなければならず
あまり景色をゆっくり楽しむ余裕がないが・・・(汗)


緑色のクレーンの脇を通ってJFEの工場がある運河へ入り込んだ。船着場はどこだ?


うわぁ、川を遡っている。運河は幅が15mぐらいだろうか、そのうえS字型に湾曲しており船が通るといっぱいいっぱいで
感覚的には両岸に手が届きそうな感じ。どこまで行くのかな?ワクワク~~!!運河は狭い方が楽しいのだ(笑)


そしてS字カーブを曲がりこんだところに船着場が現れた!何、この秘密めいた感じ(笑)。これだけ入り込んでいたら、
海が荒れても影響は少ないだろう。




数人のお客が桟橋で待ち構えていた。


客が下船するや乗船、あっという間に出発してしまった。




自転車がいっぱい。本土から工場へ通勤する人と共に、島に住み本土側へ通勤通学している人も結構いるのだな。


向島側の乗り場全景。


写真を撮っている間に雨が結構降ってきた。。。次の船までちょっとうろつこうかと思ったが視界には工場と住宅しか
見えないので(汗)、あまり離れず小歌島橋の上で運河を眺めながら、戻ってくる船を待つ。


・・・来た!!


小回りのきく船はすいすいと運河を進み、着岸。さぁ、私も行かないと!






また尾道駅前に戻ってきた。私が降りるや、船は新たな客を乗せさっさと出発した。これを一日中、年中繰り返している。忙しいな!
約30分の小旅行。楽しかった~


JRで岡山行きに乗り込むと、山の方は真っ白。あぁ、雨が激しそうだ。。。

続く
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箱根湯本の土木遺産

2019-05-21 22:39:16 | 川・橋・船
箱根の続き。

福住楼、一の湯、環翠楼のある塔ノ沢から、最後の見学先である萬翠楼福住がある箱根湯本へ歩いて移動。
その途中には土木遺産がある。早川に架かる旭橋と千歳橋。いずれも1933(昭和8)年に架け替えられた
鉄筋コンクリート造タイドアーチ橋で、旭橋は洋、千歳橋は和のイメージの照明器具が、親柱の上に設置されている。

こちらが塔ノ沢寄りにある千歳橋。


※写真の色が違うのは朝撮ったものと昼撮ったものが混じっているから。


こちら湯本側にある旭橋。
他の人の姿が写りこまないようにタイミングを見計らっているうちに、旭橋の方は撮りそこねてしまったようで(汗)
2年前冨士屋ホテルに泊まりに箱根に来た時に撮った写真を(笑)。




そしてこちらは国道の整備と併せて1931(昭和6)年に竣工した函嶺洞門。トンネルのようだが谷側が開放された
構造の落石防護施設である。両側の坑口というか入口のしゃれたデザインは「中国の王宮をイメージしたもの」だとか。


2014(平成26)年にバイパス道路が完成したため現在は供用停止されており、近づくことができないが、
写真を拡大して見ると、石材による額縁に囲まれた肌色の壁面はタイル貼りだ。
それは、名古屋市役所の外壁のタイルに似た、幅の半分だけリブ状になったもの。


国道1号線上に設けられたこれら3つのの土木遺産(国道一号箱根湯本道路施設)は、自動車交通に対応した
わが国最初期の幹線道路施設であるとして2015年に国重要文化財に指定されている。


そしてもうひとつ、こちらにも目が止まる。小さなダムのような施設だが、両側のコンクリート造の構造物の
水切がシャープな形。




そして川下側に設けられた入口のひさしも尖ってる!!このカッコイイ施設はいったい何!?・・・と思ったら、
ちゃんとプレートがついていた。山崎発電所取水堰というのがこの施設の名で、1936(昭和11)年に運転開始。
現在は約2km先にある水力発電所の取水堰として利用されているという。
「荻窪用水とその関連施設(取水堰)」として土木学会選奨土木遺産に認定された。


そしてついでに、こちら。萬寿福のおかみさんが案内して見せてくれた、箱根湯本の源泉。
ここから湯本の各旅館へ配給されているという。


源泉をめぐってはいろいろあったが萬寿福のおかみさんと萬翠楼福住のご主人が仕切り直したとかいう話を聞きながら
見学する。萬寿福のおかみさんはとても個性的な方で、湯本の温泉街の中で権力を持っていそうだった(笑)
萬寿福についてはまた後ほど。


続く
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飛騨金山 ~駅周辺の建物と境橋

2019-01-03 23:00:24 | 川・橋・船
飛騨金山の続き。

1928(昭和3)年に川向こうに飛騨金山駅が開業すると、駅前の大船渡商店街は「まるで上海のよう」と
言われるほどに賑わったとか。

今では駅前に立ってもかなり寂しい感じで、そんな賑わいがあったとは信じられないが、、、
飛騨金山駅はとても素敵な木造駅舎だった。ん~~♪




改札口からホームの向こうに見える景色が好きだ。


跨線橋も健在で完璧。あぁ、列車で来てこの駅に降り立ってみたかったなぁ。


駅前からまっすぐ川に向かっていくと大船渡の渡船場があったが、川べりまでは近寄ることができなかった。
現在の金山橋は渡船場からずいぶんずれた場所に架けられたのだな。
変電所の脇を抜けて大通りへ戻る。川を跨ぐようにして立っていた鉄塔が面白い形。


美しい和風の商店建築。現在はしもた屋のようだが、、、カフェとか旅館にしたら素敵になりそうだな~~


洋風建築の大船渡医院は屋根が複雑に重なっていてとても雰囲気があるな。


窓の高さの部分だけ二丁掛けタイルが貼られ、モルタルで柱形に造形された意匠がおしゃれ度を高めている。


もう営業していないようで、玄関ドアのガラスに張り付いて覗いてみると、内部もかなり古いままで
玄関床には無釉モザイクタイルが敷き詰められているのが見えた。




まちなかへ戻ろうと歩いていたら偶然見つけた建物。体育館?公民館?


パラペットを突き抜けた中央部の3本の付け柱が戦前の建物っぽい。




ずっと歩き続けでそろそろ皆疲れて来ているのはうすうす分かっていながら、さっきから気になっていた
緑色のブレースドリブアーチ橋を見に行きたくて、川沿いの道をちょっと遠回り(笑)


おお、美しい・・・中路式アーチ橋だ。下を流れる馬瀬川の渓谷もいいね!


のびやかで優美な円弧。背景の緑に溶け込むようだ。


やっぱりぶつぶつリベットが素敵!


あぁ、見どころいっぱいの飛騨金山。今日はここだけでいいと思っていたが、ほんとにゆっくり心ゆくまで
堪能したなぁ!駐車場へ戻り岐阜への帰途につく。

これは駐車場の脇にあった、魚観音。
検索してみると「魚籃観音」は三十三観音の1つで、魚の入ったかごを持っていたり魚に乗っている姿という。
大漁や海上安全を願ったり、また毒を除くご利益からふぐを扱う料理人に信仰されてきたとか。
ここの観音様は上半身だけのようであり、魚籃観音と同一のものなのかどうかは不明。。。

続く
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太平洋フェリー きそに乗ってきた(後編)

2018-08-20 23:27:39 | 川・橋・船
6月の太平洋フェリーきその旅 続き。

今日もくもりだけど雨は降っていないからよかった。ヒマなのでデッキをうろうろ。さすがに海の上も飽きてきたな(爆)


しかし昔は大阪南港から船中2泊で沖縄へも行ったものだ。「沖縄離島情報」という本で、琉球海運とか有村産業のフェリーの
配船表を見て友達と計画を立てたりしたなぁ。那覇からさらに船中1泊して石垣までも行った。懐かしいな。
船の中で知り合った人と向こうで一緒に遊んだり、その後もずっと連絡を取り合ったりもしたが、今は船旅と言えども
常客同士が自然と仲良くなるようなそんな雰囲気はない。自分も含め、年齢層が高いからか(爆)




さぁようやく港が見えてきた。港は広々、仙台港よりもさらにのどかな風景が広がる。
あぁ、40時間の船旅もようやく終わり。


巨大なサイロが近づいてくる。


到着アナウンスが流れても急ぐことはない。早くロビーへ行っても混んでるだけだ。デッキでゆっくり着岸を楽しもう。




船は前後だけでなく、横にも移動できるのだ。岸壁に平行のままジリジリと幅寄せするようにして、着岸。


苫小牧には予定通り11時に到着。名古屋からずっと私を乗せて夜通し運んでくれた、きそに感謝!


さて今回もまた前回と同じパターンで、新千歳空港から千円レンタカーを借りている。
前回同じ航路で11時に苫小牧に到着し、11:30のバスに乗って空港へ向かったのだが、バス待ちで30分時間を潰し、
空港に着いてからもレンタカー屋の送迎車待ち、カウンターでの手続きの順番待ち、とかなり時間をロスしてしまい、
結局車で出発できたのは13時だった。もうこりごりと今回は自力でレンタカー屋へ行こうと決めていたので
タクシーで苫小牧駅へ乗り付けた。


しかしひとつ心残りは、苫小牧駅に到着したとき案内図を見たら、駅に隣接して工場があり、そこへの引込み線が
U字を描いて伸びていたのだ。また車両基地の広いヤードもあり、転車台もあったらしい。あぁしまった、
苫小牧駅周辺を散策する時間を取ればよかったな。また苫小牧に来る機会があるかな。。。
そうだ、今度はシルバーフェリーに乗って来よう(笑)




JR普通列車で千歳へ。そして歩いてレンタカー屋のオフィスへ行ったら空いていてすぐに手続きでき、
12時前には出発!よっしゃ~~タクシーは2千円弱かかったけど、1時間短縮できた。


さて前回は丸駒温泉旅館へ行ったが、今回はどこへ行こうか。実はノープラン(汗)
一応さっき、新千歳空港から1時間以内で行ける温泉を検索していくつか目星をつけておいた中から
いちばん鄙びてそうな竹山高原温泉へ向かうことに。途中道の駅に寄り道したりしながら。


その温泉は日帰りで700円と値段はまぁまぁなだが、いやいや、お値段以上の充実!!
まず、ひなびたスキー場のロッジといった風情の、建物の佇まいがいいじゃないの。


そしてお湯がアンバ~~なモール泉!!濃い~カラメル色のお湯がドバドバと注がれている。これ最高~~
しかも露天風呂もあるよ!


サウナと水風呂もあるが、この水風呂も天然の湧き水?雪解け水?っぽく、キンキンに冷たい。
別に他の予定もないのでのんびり出たり入ったり1時間以上楽しんだ。いやぁ、期待以上に素晴らしい温泉で満足満足!


ごきげんで千歳市内へ戻り、お寿司をぺろっと。
実は2年前にたまたま看板を見て入ったカジュアルなお寿司屋がお手頃でおいしかったので、前回その記憶をたどりながら
うろうろと車で探しまくったが見つからなかったのだった。それが今回はすぐに見つかった。不思議なものだ。

そして千歳の清水町という歓楽街を散策。結構広い範囲に面で広がっており、かつて栄えたであろうことが想像される。
全体的に老朽化しボロボロな印象だが現役の店もあり、日が落ちたら灯りがともって男どもを吸い寄せるのだろうか(笑)

こがね食堂のガラスがいいね~~

タイルのカケラを乱貼りにした飲み屋の壁。これは完全に廃物利用だな。


路地があちこちにある。未舗装の路地。


木が並んだデザインの面格子、錆びているけど素敵だ。


こちらはスナックビルの壁のタイル。酔っ払いのバーテンダー?(笑)こんなポップなタイル絵も面白い。




路地で見つけたタイル。


正統派なイメージの東亜珈琲館。もう少し時間があればお茶してもよかったなぁ~~覚えておこう。


ひとしきり散策してから車を返し、空港へ。
前回は帰りもレンタカー屋の送迎車がなかなか戻ってこず、20分ぐらい待たされて、結局空港に着いたらバタバタで
お土産も買えなかった。今回はちょっと早めに空港へ行ったので、オランダせんべいもちゃんと買えた。
新千歳空港のお土産屋はお手頃な価格のものからあってほんとに購買意欲をそそる。ついつい散財(笑)
前回の失敗を教訓として今回は効率よく、余裕をもって北海道での数時間を楽しめたな!2日半の充実した船旅だった。

終わり。
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太平洋フェリー きそに乗ってきた(前編)

2018-08-16 23:40:43 | 川・橋・船
5月に乗ってきたばかりの太平洋フェリー。仙台から苫小牧まで1泊、約15時間の旅を楽しんだのだったが、
この航路は名古屋がスタートなので、やはり通しで乗りたいと思うのは船好きの性。
名古屋から乗ると船中2泊の旅路となりなかなかハードルが高いが、名古屋を19時発なので、金曜日発の
便を選べば仕事が終わってから駆けつけられるかもしれない。それとも、何とか午後休ぐらい取れれば、
新幹線でなく高速バスでも間に合うだろうからちょっと節約できる(苦笑)。
太平洋フェリーのスケジュール表を睨んで、半休を取れそうな週は・・・6月15日、ピンポイントで
ここしかない!!ということで、発売日にスタンバって早割で1等船室をゲット!
そう、実はきたかみに乗る前にすでにこのチケットも取っていたのだ(爆)

出発当日の金曜日は万全の準備で臨んだ。案の定いったん帰宅するヒマはなかったので直行する段取りで正解!
高速バスはオンタイムで名古屋駅に到着、路線バスに乗り換えてフェリー埠頭に無事到着した。


今日乗るのは「きそ」。前回乗ったきたかみよりも大きいかな?
乗船口のあるターミナルの2階へ上ると、目の前にきその勇姿が!うぉ~~っ、テンション上がる~~~!


絶壁のようだ。


外はあいにくの雨。。。本日は低気圧のため揺れることが予想されますのであらかじめご了承ください、と
アナウンスがあった。ご了承も何も、ここまで来たら乗るしかないじゃないの(笑)。


乗船したらカウンターでカードキーをもらう。1等船室はツインの個室。閑散期は追加料金なしに一人で使用できるのだ♪


ドアを開けると、、、おぉ、広い!!普通のビジネスホテル並み!


しかも、トイレ、洗面所にシャワーまでついている。冷蔵庫、テレビ、パジャマ、バスタオル、IHのポットまで完備。
完全にホテルだな!あぁここで2泊、40時間、のんびりできるかと思うとニヤけてくる(笑)


恒例の船内探索、売店とお風呂チェック(笑)。




そしてデッキへ。さっきまで降っていた雨はほぼ止んでいる。そして夕日!




少し離岸してくるりと転回。進行方向に美しい斜張橋が迫ってくる。
伊勢湾自動車道の橋で「名港トリトン」というらしい。


ええっ、くぐれるの!?えっ、えっ!?当たる~~~!?


うわぁ~~~っ!ギリギリ!!船のファンネルから橋の下までの距離は2mぐらいじゃない!?


無事にくぐり抜けて港の外へ。あぁ、ドキドキ!港を出てすぐにこんなクライマックスがあるとは~~




1ヶ月前とは違い風に吹かれても寒くない。日が落ちて灯り出すガントリークレーンの灯りやその背後に暗く沈む
コンテナヤード、縦横に行き交う大小の船を眺めていると飽きることがない。




こんな大きな船をグイグイ押しているタグボート。すごいなぁ!!




外海へ出て周囲が真っ暗になるまでデッキで楽しんだ。


ゆっくりとお風呂に入り、ラウンジでのマリンバとピアノの演奏を楽しみ、売店でお菓子を買って部屋に戻りくつろぐ。
売店は何でも定価販売なので、まちなかの安い店で買って持ち込む方が安くつくが、この買い物がフェリーの収入となって
ひいては航路の維持につながるのならと、利用するようにしている。


さて、先はまだまだ長い。
洋上に出てしまうと携帯の電波も圏外となり、WIーFIは有料なので、諦めがつく(笑)。全くヒマな時間を
ポンと与えられることになるのだ。さぁ何をしようか。この放り出されるような感覚が船旅の醍醐味なのである(笑)

続く
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太平洋フェリー きたかみ 続き。

2018-07-13 00:32:05 | 川・橋・船
きたかみの続き。

翌朝はいいお天気。さっそくデッキに出て青い海の景色を楽しむ。うぉ~~爽やか!!




あっ、「きたかみ」の文字はここにあったのか!手を伸ばして激撮!?






11:00着なのでゆったり。陸が近づいて携帯の電波が入るので友達にメッセージを送ったり、ニュースを見たり。


昨日の夕方から15時間の船旅もいよいよラストを迎える。苫小牧入港。広々とした埋立地の間をゆうゆうと。


目的地に到着するうれしさ半分、船旅がもう終わりという寂しさ半分。。。




お客は皆早々と荷物をまとめてロビーへ降りているが、そんな急ぐ必要はない。ゆっくりデッキで着岸の様子を見物。
船上と地上の作業を上からの眺めるのはいつも楽しい。フェリーを岸壁に寄せるのはとても繊細な操作が必要とされる。


岸壁にはもちろん衝撃を緩和する大きなゴムの塊が取り付けられているが、船体が巨大なのでゆっくりした動きでも
すごい衝撃となって岸壁に伝わるだろうことは想像がつく。
それを、船の腹で岸壁に優しくタッチするように着岸するのだ。すごいなぁ~


11:00苫小牧港着。あぁ、無事に運んでくれてありがとう~~


前に乗った秋田行きの新日本海フェリーあざれあは、苫小牧東港からだったが、今回は西港だ。
同じ苫小牧でも東港と西港では全く別の場所であり、こちらはJR苫小牧駅から比較的近い。


とは言え歩くと30分ぐらいかかるので、バスを待つしかないな。
私は港からの直行バスで新千歳空港へ向かう。苫小牧西港から空港へは約40分。港と空港を直で結ぶバスが
あるのはとっても便利。札幌行きもある。ただ、せっかく11時に着いたのに11:30まで待たなければならないのは
もったいないが、、、苫小牧駅へ出るバスも同じく11:30頃にしかないので、仕方ない。。。
八戸行きのシルバーフェリーや大洗行きのさんふらわあの乗り場を見たりして30分過ごす。
それらの船も乗りたいと思っているので、またいいプランを考えよう。


そして空港に着いたら、飛行機に乗るのではなく、予約しておいた千円レンタカーに乗り換え(笑)。


空港から数時間で行って帰れるステキな温泉がどこかあるかな・・・あぁ、ここだ。再びの丸駒温泉旅館。
前回はここに泊まって夕方にも夜にも朝にも存分に楽しんだ。もちろん露天風呂へ直行。




今の季節はまだ虫がいないので大丈夫(笑)


先客が5~6人。結構お客が多いな。支笏湖とつながっていて同じ水位となる。今日は肩までゆったり浸かれる
水位があるが、相変わらずぬるい。


のぼせることがないからいつまででも入っていられる。


ゆる~~い時間を過ごした。


今回は北海道での予定は特に決めておらず、温泉のあとはのんびりドライブで道の駅に寄ったり、千歳市内で
ちょろっとお寿司を食べただけ。車を返して新千歳空港へ戻り、ピーチで関空へ。まぁ贅沢な週末旅だったな(笑)

おわり。
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太平洋フェリー きたかみに乗ってきた!

2018-07-12 00:19:15 | 川・橋・船
岩沼の専用線を見たあとは眠くなるのを何とかガマンして仙台港付近まで戻ってきた。

今回めずらしくトヨタレンタカーを選んだのは、空港で借りた車を仙台港の近くの営業所で乗り捨てするため。
しかし営業所は港に隣接しているわけではなく、歩くのもちょっとつらい距離。送迎は最寄の中野栄駅までは可能と
書いてあったので、中野栄駅行ってから港へのバスに乗るかなと考えていたのだったが、朝、空港の営業所で借りる際に
念のために聞いてみたら、フェリー乗り場まで送ってくれるという。やった!直接聞いてみないと分からないものだな。
本当は前日までに連絡しないといけなかったようだが・・・いやしかし、助かった~~~♪

おかげで時間を有効に使うことができ、楽々フェリー乗り場に到着。地方の港、特にあまり徒歩客向けでない港の
ターミナルはワクワクするねぇ!!


おぉ、ターミナルの建物のむこうにきたかみの勇姿が。おぉ~~!!カッコイイ!!テンション上がる~~~!!
フェリーの船体のこの巨大さは、列車や飛行機の比ではない。船は単なる移動手段ではなく、数時間ではあるが、
この中で「暮らす」のだ。


出航は19:40。1時間ほど前だがすでに乗船は始まっているというので、早々に手続きをして乗船しよう。
実は時間があったら、仙台港を走る仙台臨海鉄道の線路を見に行こうかと思っていたのだが、今回は余裕なし(汗)




ターミナルの2階やボーディングブリッジの窓からもその雄姿が存分に眺められる。少し動くとアングルが変わりまた写真を
撮りたくなって、なかなか進まない。遠くで待っているスタッフの方はジリジリしたことだろう(笑)




ようやく船にたどり着き、乗船。
おぉ~~~っ、メインホールの吹き抜けにはきらびやかなシャンデリア。わくわくする~~~


今回は仙台から苫小牧、15時間あまりの船旅。今回はちょっと節約してA寝台を取ってみた。


教えてもらったCデッキへ行ってみると、カプセルホテルのようなユニットになった2段式のコンパートメント。


中に入ってみると、、、ちょっと狭いな。しかしカーテンでなくロールカーテンできっちり閉められて、各室に
テレビまで備わっているのが、B寝台と違うところだろう。




荷物を置いて船内探索。まずは売店の品揃えを偵察。
ちょうど2年前に乗った新日本海フェリー舞鶴~小樽航路のはまなすの売店は、さんふらわあやオレンジフェリーの
簡易な売店を見慣れている目にはとても衝撃的だった。見たことのないようなご当地物産品の豊富な品揃えに
さすが北前船ルートと驚き、購買意欲がそそられたものである(笑)。
このきたかみの売店は、、、う~んまずまずかな。タオルを持ってくるのを忘れたので購入。

懐かしいメダル販売機。文字も打刻できる。買おうかとちょっと本気で悩んだが、末路が見えたのでやめておく(笑)

展望浴場を覗くと、さすがにまだ誰もいない。出航までに入ってしまおう!!独占でゆうゆう、あ~極楽♪


19:40、そろそろ出航。お風呂を上がって体があたたかいうちにデッキへ出よう。
ちょっと出遅れて離岸の瞬間は見れなかった。




くるりと転回したきたかみは港を後にして真っ暗な外海へと出てゆく。少し走ったら灯りがもう全くなくなった。




風が強く、吹き飛ばされそうになるのを耐えながらデッキで過ごす時間もまた楽しい。
ほんとに、カメラを持つ手がビュービュー吹きつける風で全く固定できないので、後から写真を見たら
ほとんどの写真がブレブレ(笑)




ひとしきりデッキで遊んだら中へ入り、レストランを偵察。メニューは1500円のビュッフェのみだがどんなもんかな。
見に行くとなかなか充実している。ドリンクバーやスープバーもついていて、これで1500円ならいいか。
ここぞとばかりにサラダを山盛り。


たらふく食べて、バイオリンとキーボードのライブを楽しみ、もう一度お風呂に入り船内をうろうろしてから、
カプセルホテルのようなベッドでゆっくり眠る。。。


続く
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新日本海フェリー らいらっくで朝帰り。

2018-07-01 23:28:15 | 川・橋・船
4月の新潟の続き。

さぁ、この旅のメインイベントはここからである。そもそも、月曜の早朝敦賀港着のこの船に乗って、ちゃんと
会社に出勤できるかどうか試してみたくて計画した旅なのだ(爆)


沼垂駅から歩いて15分ほど、ようやくフェリーターミナルに到着。ターミナルの建物の背後に壁のように
立ちはだかる船体。この風景も好きだ。船らしいカッコイイ形。


あぁ、もう車両の積み込みが始まっている。急ごう~~




船員さんたちがこの入口で笑顔で迎えて下さるのもうれしい。


メインホールは2年前乗ったはまなすよりもシンプルかな。

新潟から敦賀まで、13時間。ここからはもう、好きなだけゴロゴロしていられる(笑)
関西から別府や新門司の瀬戸内航路だと短いので乗船したらほぼ寝るだけだが、こちらはまだまだ寝るには時間が早いし、
明日の朝に備えて万全を期さねばならないので、ステートBという個室を取っておいた。

おぉ~~!これはビジネスホテル並みだな!ベッドが2つあって広々。繁忙期以外は、1人でツインルームを
使っても追加料金不要なのだ。あぁ、洗面所もついている。これはうれしい~~
インサイドといっても窓があるじゃないか。小さな中庭状の空間に面した窓で景色は見えないが、外の明るさが
分かるのはありがたい!日が上っているかどうかわからないと寝過ごしてしまうので(笑)。


ビジネスホテルに泊まりながら敦賀まで連れて帰ってくれるのだから、1万円という料金も全然高くないね!


さっそくお風呂を偵察。


まだ誰も入っていないな。いちばん風呂いただきっ!!


いつも離岸をデッキで見るのが好きなのだが、今日は雨でデッキが濡れているためか、風が強いためか、デッキには
出られず・・・ガラス窓越しに遠ざかっていく新潟港の風景を眺めるのみ。。。諦めがついたらもう一度お風呂へ(笑)




上の階の廊下では「新日本海フェリー新潟⇔北海道航路就航40周年記念」として「昭和ノスタルジー写真展」を
やっていた。




写真が白黒ということもあるかもしれないが、昭和50~53年頃の写真なのにもう隔世の感があるなぁ。。。
でも考えてみるともう40年以上前になるのか。時代も変わるわな(笑)


さて、テレビを見たりブログの下書きをしたりして遊んだあとは、明日の用意を万全にし、この空間をひとり占め
できる幸せをかみ締めながらゆっくり眠る。


寝ている間にもらいらっくは海の上を走り続け、翌朝目が覚めたらもう港内に入っているようだった。
今日もデッキには出れないのは残念。。。


予定通り5:30に敦賀港に着岸、会社スタイルに着替えて下船。




さぁ、駅へ向かうバスに置いて行かれたら大変。名残惜しむのもそこそこにターミナルを抜けバス乗り場へ。。。
外国人の客が乗り込むのにもたついていてちょっと焦ったが、6時少し前に敦賀駅到着、予定の新快速に乗ることが
できたのであった。そして、大阪駅のコインロッカーに荷物を放り込んで、悠々出社。やった~~
会社の誰も、今日私が敦賀港から出勤したとは知らない(爆)。


疲れ知らずのフェリーの朝帰り旅、お勧めですよ!!どんどん乗ってフェリーを応援しよう~
そして新航路を開いてもらいたいな!!

おわり。
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タイル旅シンガポール(13) 橋など

2018-05-20 23:56:35 | 川・橋・船
シンガポールの続き。

シンガポール川の河口には素敵な橋も架かっている。
この斜張橋はフラトンホテルビクトリア・シアター&コンサートホールをつなぐように架かる
カベナ(Cavenagh)橋。シンガポール川に架かる橋で現存する最古の橋といい、1869年完成。


そばに新しくAnderson橋ができたので、1910年からは人道橋となった。


ワイヤーでなく鉄板で引っ張っていて、そのアンカー部分が迫力ある!!




橋の名前が書かれたプレートと、その上には「pax et copia」の文字とイギリス王室を表すライオン、
器が描かれた装飾が。


欄干部分に記されている、グラスゴーのP&W MCLELLAN とは、この橋を作った会社であろう、


そしてこの橋に取って代わったAnderson橋がこちら。


ゆるやかなアーチ形の鉄橋なのだが、リブがうるさいぐらいに入っていてド派手な印象。


おまけに斜めの薄い板で補強も。しかしリベット止めなので味わいがある。




その少し上流にあるこちらのコンクリートローゼ橋はエルジン(Elgin)橋。
1823年に、シンガポール川を跨ぐ最初の木製橋がこの場所に造られたのだとか。


親柱の部分にはライオンとヤシの木が描かれた金属の蓋がついていて、開けることができるようだ。、
上に載っている照明の点検口だろう。

 

ついでに、この地区で見た、そんなに古くないけど素敵なビルを。
CITY HALL駅から歩き始めてすぐ目をとめたこちらのビル。おぉ~~カッコイイ!!


「ペニンシュラプラザ」。ホテルのショッピングアーケードかと思ったが、ネットで検索したところ、
ミャンマー人のためのショッピングセンターらしい。へぇ~~!!


その建物は外壁一面白無地の正方形タイル張りで、1階のアーケードまわりの三次元曲面づかいが素敵!
角部分はエレベーターだな。日本の1970代ごろのデザインに通じるなぁ。中も見てみたいがまだ開いていないようだ。
少し離れて見てみると、後ろに中層、さらに後ろに高層の部分があって、いずれも統一されたデザインになっていた。


「GOLDEN STUDIO」というこの建物は、オフィスビルなのだろうか??


角丸の直方体を積み上げたような形。上に行くほどボリュームが増す構成が独特だな!


川に面したこちらのビルも気になるなぁ~~!連続したバルコニーがホテルのようだが・・・何だろう。


「THE RIVERWALK」という、ショッピングモールのようだ。
あとで入ってみようと思っていたが、結局時間がなく・・・


建設中の「CITY GATE」というビル。スペーシーなデザインがカッコイイな~~


続く
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宿毛フェリーに乗る

2018-04-03 22:47:23 | 川・橋・船
城辺からの続き。

宿毛に着いたらもう真っ暗。宿毛は宿毛駅の付近より東宿毛駅に近いエリアの方が中心のようだ。
あまりよく調べずに安い宿を取ってあったが、まちの中心部あたりに位置し、バスの終点で降りたらすぐだった。
宿に入る前に真っ暗なまちをちょっと偵察。

大きな木造の商店、「谷坂醸造有限会社」。キッコーマルキというブランドの醤油を作っているようだ。

まちの中へ入って行くと飲み屋があったり銀行があったりするが、城下町だった割にあまり古いまちなみと
いうほどのものはなさそう。事前にネット検索したら宿毛の近代建築は林邸以外何も出てこなかったのだが、
火事か災害にでもあったのだろうか。林邸は改修中のようだった。




宿毛フェリーに乗るというのが今回の旅のメインのひとつ。高知県域に来るのは、大学時代に友達と四国を
一周したとき以来で、生涯2回目だ。高知県から大分県に渡る航路はなかなか乗る機会がなく、
いつか乗りたいともくろんでいたのだった。先にも書いたように3年前に一度計画したのだがボツになり、
今回ようやく実現できることに。

フェリーは1日3便。8:00の便に乗らないと帰れなくなるので、絶対遅れられない(汗)。
港はまちの中心部から4kmほど離れている。早起きして宿毛駅まで20分ほど歩くが、まちを外れると
宿毛駅までの間はほんとにガランとしていて、なぜここに駅があるのかと思ってしまう。

土佐くろしお鉄道の宿毛駅前から岸壁行きのバスに乗る。岸壁までの間も何もないロードサイドに
複合ショッピングモールがドンとあるなど、なんか寂しい感じ。。。
しかしバスが岸壁に近づいて来たとき、ヒューマンスケールの街並みが現れた。
今は寂れているようだが、あぁ、やっぱり賑わいは港の近くにあったんだと少しホッとした。

港周辺のまちを歩いてみたかったが、もう出航時間ギリギリで全く余裕なし。後ろ髪引かれながら
フェリーに乗り込む。しかしなんでこっちに駅を作らないんだろう。駅とフェリー乗り場が近接していたら
この航路をもっと活用できるのになぁ。




ニューあしずり。船の前の部分から、車と同経路で乗船。車両用の甲板はガラガラだなぁ。。。


乗船したらそのまま急な階段を上って上のフロアへ行き、外の甲板へ出よう。
内部は2層分が客室になっていて一応個室のファミリールームやゲームコーナーもある。


もやい綱を解いて岸から徐々に離れていく。もう戻れない、この離岸の瞬間の心のざわざわが好き。


・・・と、船がゆっくり回転している。あぁ、そうか!船の先端を岸につけていたから、180度回して
出航するんだな!南港からオレンジフェリーに乗った時や苫小牧から新日本海フェリーに乗った時も
こんなふうに回転したな。






デッキでひとり心ゆくまで風景を楽しむが、湾を出る頃には決まって体が冷えてくるので、撤収。。。


大部屋は左右と中央の列、それぞれ3区画に仕切られ、1区画に10人ぐらいは入れるようになっているが、
1区画1人占有状態(苦笑)。佐伯までは3時間のクルーズ、朝早かったので100円で毛布を借りしばし休息を。。。
しかし、、、もともと中古船を充てたであろう船体はもうかなりくたびれている。さんふらわあなどの長距離
フェリーと比べるべくもないが、全てにおいて質素で古い。クルーズ船じゃないのでこれでよしなのだが、
船体の寿命が航路の寿命となってしまわないか心配。。。
鉄道が港まで延びていればもう少しお客も増えるだろうに、需要がないと見なされてしまわないことを切に願う。。。


土佐清水市立竜串貝類展示館 海のギャラリー」。すごくたくさんの種類の貝殻があるな!
小さな貝殻もひとつひとつ磨かれてピカピカ輝いている。


目が覚めたらそろそろ佐伯港だ。またデッキへ出よう。周辺は工場地帯のようだな。


着岸の作業を見るのも好き。




デッキで着岸を見ていたら、もう下船してますよ、と声をかけられ急いで下へ。そうだった、下船待ちするほど
混んでないんだった(汗)


今度は船尾の方から下船。徒歩での乗下船は楽しいなぁ~


佐田岬半島の三崎からフェリーで佐賀関に到着した時を思い出した。
ここは佐伯駅が近いので心配なし。


続く。
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小林の石橋めぐり 橋満橋と石氷橋

2018-03-03 23:43:32 | 川・橋・船
小林の石橋めぐりの続き。

次は橋満橋を探しに来た。
熊本の石橋は主なものには統一された標識が表通りにでており駐車スペースも整備されていたが、
宮崎県域ではそういうものがなく、たどり着くのがなかなか難しい。えびのでもそうだったな。
その場へ行けば説明板もあるのだが・・・観光資源という認識がまだ薄いのだろうか。
細い道をどんどん入って行って、人がいそうな事務所を見つけて声をかけたら親切に教えてくれた。
どちらから?大阪です。一人で石橋を見に来たの?へぇ~すごいね!いや別にすごくはないんですが(笑)

車が入れないことはないそうだがおっちゃんの助言に従い手前に車を置いて歩いていくことに。
なんかすごい山の中なんだけど、、、あっ!あれか。


説明板によると、この橋は1943(昭和18)年に地元の人々の奉仕により造られ、戦時中の物資不足のため
竹筋コンクリートと石で作られているそうだ。ほほぅ~~


苔むした欄干越しに川面が遙か下に見える。しかも両側は垂直に切り立った崖だ。すごいな!


しかしアーチがよく見えない。どこか見やすいところがあるかな・・・うろうろしてたら、恐ろしいほど
急な階段が!これで下まで降りれるようだ。しかし・・・降りたら上らないといけないのが世の常(笑)。
どうしようか、、、少し躊躇したが、はるばる石橋を見に来て欄干だけ見て帰るのではなぁ。よしっ、降りるか!


手すりをしっかり握りながら、階段を降り、途中で上を見上げると・・・うわぁ!!すごい光景!!


頭上に覆いかぶさるような岩と木々。あぁ~クラクラする・・・(笑)


階段を降り切ると水面はすぐそこ。川沿いに通路が伸び、巨大な岩には耶馬溪の青の洞門を彷彿とさせるにトンネルが。




おぉーっ、遥か上にアーチが見える。両側の巨大な岩の塊の間をひとまたぎするアーチ。
水面からの高さは23m。熊本の年祢橋が24mだったが、橋の長さとの比で言うとこちらの高さが際立つ。


この峡谷は「三之宮峡」という観光名所らしい。川沿いには遊歩道がずっと続いているようだ。
あとで調べてみると、この遊歩道は昭和30年代までトロッコ道だったとか。ははぁ、言われてみれば
確かにそんな雰囲気だな!!

この遊歩道を歩けば屏風岩、千畳岩、淵や瀬など、多彩な峡谷風景が楽しめるらしい。今回はもうあまり時間も
なかったので橋満橋を見上げるだけだったが、時間があればゆっくり歩いてみたかったなぁ!
そして・・・ゼイゼイ言いながら階段を上り、、、あと1ヶ所、石氷橋へ向かおう。

広い道を走っていたらそれは急に現れた。おお~、これか!!
現役の橋の横に並行して架かっている橋は路面に草がぼうぼう生え、フェンスで両側をふさがれていた。


1892(明治25)年に木造で架けられた初代の橋を、1943(昭和18)年に現在の石橋に架け替えたとか。


眼鏡橋中央に石積み橋脚のある2連アーチ。
この橋の水面からの高さが7mというから、さっきの橋満橋がいかに高いか分かるだろうか。

いや~~石橋は楽しい。

さて、最後にコスモス温泉に入ってから帰ろうと考えていたのだが、ちょっと順番を間違えたようで、
来た道を引き返さねばならないことが分かったので、予定変更して白鳥温泉下湯へ。

露天風呂やむし湯もあってなかなかよかった。しかし以前、白鳥温泉上湯に入って感動的によかったので、
そちらと比べてしまうとやや印象が薄いかな。。。

小林から鹿児島空港まで遠回りの高速道路経由で走るのと、霧島山の上へもう一度上って下りるのと、
高速料金は結構高いのに、時間的には言うほど変わらない。ただ山道なので日のあるうちに下りたい、
との思いでガンガン走る。


急いでいても地獄好きなので噴気地帯では止まらずにはおれない(笑)。ゴーゴーいいながら空高く巻き上がる
噴気を眺めてしばしひとり興奮!!地球のパワーはすごいなぁ~~!!


冬至を過ぎ1月ともなるとずいぶん日が長くなったおかげで18時過ぎまで何とか日が残り、無事に山を下りて
くることができた。よかった~~
3日間フルに動き回ってレンタカー代3000円。毎度楽天スーパーセール様様、千円レンタカー様様だな(笑)

終わり。
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小林の石橋めぐり 岩瀬橋と東方大丸太鼓橋

2018-03-01 23:38:03 | 川・橋・船
霧島からの続き。

小林あたりに石橋がいくつか点在しているようなので、順番にめぐろう。
石橋はナビに入れても出てこないので、ネット情報を元に現地でうろうろ探すしかない。しかしそれがまた
石橋めぐりの醍醐味なのだ。

まずやって来たのは、実は石橋でなく鉄橋である(笑)。この旧岩瀬橋も有形登録文化財。
最初1892(明治25)年に切石積みの橋脚に木製の桁橋として作られたが、1925(大正14)年に
橋脚はそのままに鋼鉄製のワーレントラス構造の桁に架け替えられた。


「予告 この橋は平成29年4月1日より軽車両のみの通行となります」
えっ、それまでは軽車両じゃない車両も走っていたってこと!?


取ってつけたような2連のトラスは大きさが違う。ちょっとアンバランスな気もするが・・・


大正十四年の三菱造船株式会社のプレートがついていた。




橋脚は苔むしてぱっと見石積みなのかどうか分からないな。


しかしよく見ると、切石が隙間なく積まれていることが分かる。明治の仕事である。
この石積みを施工した石工の名が、向こう側の橋脚の側面に刻まれているらしく説明板に写真が載っていたのだが
乗り出して見ても見えないし、離れたところから見ても木がジャマして見えないし、どうやっても見えなかった(汗)


鉄道橋のようなおもむき。

さて次の橋へ向かおう。

地名を頼りにやってきたがちょっと迷ってしまったところ、神々しい神社に出会った。
この杉の木はいったい何年の時を経たのだろう。参道はうっそうとした森の奥まで続いていた。


これは仁王像なのだろうか?狛犬や獅子ならよく見るが、石彫りのこんな人型の像が鳥居の左右に
配置されているのはほとんど見たことがなく、なんとなくやはり宮崎県は神話の国なのだと思わせる。


東方大丸太鼓橋の説明板が先に見えた。しかし石橋はどれだ?
現役の道路橋に並行する草ぼうぼうのあぜ道のようなものが見えたので、柵の向こうを覗き込んでみると、、、
おぉ、水路橋なのか!


川からの高さはかなりあるな。たしかに下はアーチになっているようだが、よく見えない。。。
付近をうろうろすると降りられる道があった。


うわぉ~~~!素敵~~!小さな滝もオマケで。
東方大丸太鼓橋は、この大丸地区の新田開発を行った加治木の豪商森山新蔵が、私財を投じて架けたもの。
1847(弘化4)年に完成しており、宮崎県内に現存する最古の石橋だとか。


高さは約14メートル、アーチの径間15.3mと比較的こじんまりしているが、法面の乱積みの石も美しい。
この橋は横断面が台形になっているのが特徴。


逆光でなかなかうまく写真が撮れないのだが、アーチの際まで近寄ることができ、存分に迫力を感じることができた。
いや~~石橋は楽しいなぁ!ひとりではしゃぎまくってしまった。


続く。
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