11/3に名古屋市役所の特別公開にあわせて名古屋へ行ってきた。
美術タイルで有名な小森忍の山茶窯製タイルが敷き詰められた貴賓室のトイレがいちばんの目当てなのだが
他にもいろいろあるというし、同日で愛知県庁舎も特別公開されるというので期待がふくらむ。
3連休の初日は申し分ない爽やかな秋晴れで、週末雨続きの後だけに人出は多く、地下鉄名古屋駅のモザイクを
見てから11時頃に市役所に着くと、すでにエントランスホールは人で溢れていた。


人が入らない写真を撮りたければ朝イチに行かないと、と助言をもらっていたのだが、まぁいろいろ見ながら
人の途切れるタイミング待つのもいいかと。

中へ入ると正面にドカンと階段が。

階段の親柱には透かし彫りの焼き物の照明器具がついている。これも小森忍なのだ。三彩釉の混じり合う
グラデーションと光沢が美しい~!

この照明器具と同じものが1階から5階まで各階についている。

今日は1F~5階までのフロアに加え屋上と時計台にも入れるという。広すぎてどこから見ればよいのか
戸惑ってしまうな、、、

1階の階段まわりと両翼の棟の廊下を覗いたら階段を上がろう。
中央の踊り場から左右へ分かれて2階へ上っているが、それとは別に、そのまままっすぐ続く階段があるな。
まずは直進してみよう。

うわっ、この中央廊下、両側がびっしりタイル貼りだ。黒い二丁掛サイズと、黄褐色のボーダータイルがしましまに!
この黄褐色のタイルが金色に見えて、なんかツタンカーメンの黄金のマスクを思わせる。
こってりと釉薬の乗ったリッチなタイル。出っ張った柱型も役物タイルを使って巻いてあり、廊下を歩くと
なんとも贅沢な気分だなぁ!

これも小森忍のタイルなのである。マットな黒タイルはよく見ると群青の粉を振りかけたように青い点々があって、
眺めていると漆黒ではないことが分かってくる。


中央廊下を渡りきったところは議場前のロビー。そこにもまたすばらしいタイルがあるのだ!
壁面にある黒い大理石の額縁の内側に、艶やかなタイルが貼り詰められたコーナーは、シンボリックで
まるで祭壇のよう。

エンジ色~水色のさまざまな色が混じりあった複雑な色合いの窯変タイル。
一枚一枚全く異なる表情で、同じものはひとつもない。

うわぁ・・・・ずっと眺めていても飽きない。この前でいつまでも眺めていたい。
しかし次々人がやってくるので譲らないとね。。。

このツタンカーメン風しましまのタイルがとても気に入って、中央廊下と議場前を何度も行ったり来たり。


建築当時のタイル貼り施工中の写真が展示されていた。職人さんが床に座り込んで床のモザイクタイルを
一生懸命貼っている。壁も床も、外も中も全面タイル貼りの京都市役所、タイル職人さんたちは本当に
大変だっただろうけど、達成感あっただろうな!!

ところで、市役所の外壁は茶色いタイルに覆われているが、外観を眺めているときもスクラッチタイルにしては
ちょっと変わった質感だなぁと思っていたのだが、近くで見るとかなり変わっている!!

深い凹凸の縦溝はまっすぐでなくゆらゆら波打っている。タイルは二丁掛サイズだが上1/3には溝がなく、
連続して貼るとその1/3の部分が目地のように見えるのだ。それによって、外壁の広い面積を貼るのに
ふさわしい密度の大きな陰影が作り出されている。

このタイルも渋くて素敵だなぁ~!
続く。
美術タイルで有名な小森忍の山茶窯製タイルが敷き詰められた貴賓室のトイレがいちばんの目当てなのだが
他にもいろいろあるというし、同日で愛知県庁舎も特別公開されるというので期待がふくらむ。
3連休の初日は申し分ない爽やかな秋晴れで、週末雨続きの後だけに人出は多く、地下鉄名古屋駅のモザイクを
見てから11時頃に市役所に着くと、すでにエントランスホールは人で溢れていた。


人が入らない写真を撮りたければ朝イチに行かないと、と助言をもらっていたのだが、まぁいろいろ見ながら
人の途切れるタイミング待つのもいいかと。

中へ入ると正面にドカンと階段が。

階段の親柱には透かし彫りの焼き物の照明器具がついている。これも小森忍なのだ。三彩釉の混じり合う
グラデーションと光沢が美しい~!

この照明器具と同じものが1階から5階まで各階についている。

今日は1F~5階までのフロアに加え屋上と時計台にも入れるという。広すぎてどこから見ればよいのか
戸惑ってしまうな、、、

1階の階段まわりと両翼の棟の廊下を覗いたら階段を上がろう。
中央の踊り場から左右へ分かれて2階へ上っているが、それとは別に、そのまままっすぐ続く階段があるな。
まずは直進してみよう。

うわっ、この中央廊下、両側がびっしりタイル貼りだ。黒い二丁掛サイズと、黄褐色のボーダータイルがしましまに!
この黄褐色のタイルが金色に見えて、なんかツタンカーメンの黄金のマスクを思わせる。
こってりと釉薬の乗ったリッチなタイル。出っ張った柱型も役物タイルを使って巻いてあり、廊下を歩くと
なんとも贅沢な気分だなぁ!

これも小森忍のタイルなのである。マットな黒タイルはよく見ると群青の粉を振りかけたように青い点々があって、
眺めていると漆黒ではないことが分かってくる。


中央廊下を渡りきったところは議場前のロビー。そこにもまたすばらしいタイルがあるのだ!
壁面にある黒い大理石の額縁の内側に、艶やかなタイルが貼り詰められたコーナーは、シンボリックで
まるで祭壇のよう。

エンジ色~水色のさまざまな色が混じりあった複雑な色合いの窯変タイル。
一枚一枚全く異なる表情で、同じものはひとつもない。

うわぁ・・・・ずっと眺めていても飽きない。この前でいつまでも眺めていたい。
しかし次々人がやってくるので譲らないとね。。。

このツタンカーメン風しましまのタイルがとても気に入って、中央廊下と議場前を何度も行ったり来たり。


建築当時のタイル貼り施工中の写真が展示されていた。職人さんが床に座り込んで床のモザイクタイルを
一生懸命貼っている。壁も床も、外も中も全面タイル貼りの京都市役所、タイル職人さんたちは本当に
大変だっただろうけど、達成感あっただろうな!!

ところで、市役所の外壁は茶色いタイルに覆われているが、外観を眺めているときもスクラッチタイルにしては
ちょっと変わった質感だなぁと思っていたのだが、近くで見るとかなり変わっている!!

深い凹凸の縦溝はまっすぐでなくゆらゆら波打っている。タイルは二丁掛サイズだが上1/3には溝がなく、
連続して貼るとその1/3の部分が目地のように見えるのだ。それによって、外壁の広い面積を貼るのに
ふさわしい密度の大きな陰影が作り出されている。

このタイルも渋くて素敵だなぁ~!
続く。
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