城辺からの続き。
宿毛に着いたらもう真っ暗。宿毛は宿毛駅の付近より東宿毛駅に近いエリアの方が中心のようだ。
あまりよく調べずに安い宿を取ってあったが、まちの中心部あたりに位置し、バスの終点で降りたらすぐだった。
宿に入る前に真っ暗なまちをちょっと偵察。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/51/69ffcaabff82524e858f1caa680bb664.jpg)
大きな木造の商店、「谷坂醸造有限会社」。キッコーマルキというブランドの醤油を作っているようだ。
まちの中へ入って行くと飲み屋があったり銀行があったりするが、城下町だった割にあまり古いまちなみと
いうほどのものはなさそう。事前にネット検索したら宿毛の近代建築は林邸以外何も出てこなかったのだが、
火事か災害にでもあったのだろうか。林邸は改修中のようだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/03/bdfbea5b30151f5a72fb2479d3312660.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/f1/c5782f5e1300576be059ba5745edfcf4.jpg)
宿毛フェリーに乗るというのが今回の旅のメインのひとつ。高知県域に来るのは、大学時代に友達と四国を
一周したとき以来で、生涯2回目だ。高知県から大分県に渡る航路はなかなか乗る機会がなく、
いつか乗りたいともくろんでいたのだった。先にも書いたように3年前に一度計画したのだがボツになり、
今回ようやく実現できることに。
フェリーは1日3便。8:00の便に乗らないと帰れなくなるので、絶対遅れられない(汗)。
港はまちの中心部から4kmほど離れている。早起きして宿毛駅まで20分ほど歩くが、まちを外れると
宿毛駅までの間はほんとにガランとしていて、なぜここに駅があるのかと思ってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/71/60193d28f96a88bea2415857624fd97a.jpg)
土佐くろしお鉄道の宿毛駅前から岸壁行きのバスに乗る。岸壁までの間も何もないロードサイドに
複合ショッピングモールがドンとあるなど、なんか寂しい感じ。。。
しかしバスが岸壁に近づいて来たとき、ヒューマンスケールの街並みが現れた。
今は寂れているようだが、あぁ、やっぱり賑わいは港の近くにあったんだと少しホッとした。
港周辺のまちを歩いてみたかったが、もう出航時間ギリギリで全く余裕なし。後ろ髪引かれながら
フェリーに乗り込む。しかしなんでこっちに駅を作らないんだろう。駅とフェリー乗り場が近接していたら
この航路をもっと活用できるのになぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/52/82e24a703b092f8ee330083fcee678e1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/0c/b65ef54ff412eede602314dad4237246.jpg)
ニューあしずり。船の前の部分から、車と同経路で乗船。車両用の甲板はガラガラだなぁ。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a2/33b0b425e5fc45e876848dc802ab788b.jpg)
乗船したらそのまま急な階段を上って上のフロアへ行き、外の甲板へ出よう。
内部は2層分が客室になっていて一応個室のファミリールームやゲームコーナーもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/88/992c06e3ad439b4b023b5cc1ed6e4858.jpg)
もやい綱を解いて岸から徐々に離れていく。もう戻れない、この離岸の瞬間の心のざわざわが好き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/9f/0985d17dc2ddfda15a04f84a7e2ae1d2.jpg)
・・・と、船がゆっくり回転している。あぁ、そうか!船の先端を岸につけていたから、180度回して
出航するんだな!南港からオレンジフェリーに乗った時や苫小牧から新日本海フェリーに乗った時も
こんなふうに回転したな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/80/a43430f529a96d8472baf42de595ce72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/35/7f0b804b69d38ef959ef618dd72e5610.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/4d/b83f60dbfd27455a3743d2a1df8e8d4f.jpg)
デッキでひとり心ゆくまで風景を楽しむが、湾を出る頃には決まって体が冷えてくるので、撤収。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/76/0709ac6255121bbee7b1bf4dd0202080.jpg)
大部屋は左右と中央の列、それぞれ3区画に仕切られ、1区画に10人ぐらいは入れるようになっているが、
1区画1人占有状態(苦笑)。佐伯までは3時間のクルーズ、朝早かったので100円で毛布を借りしばし休息を。。。
しかし、、、もともと中古船を充てたであろう船体はもうかなりくたびれている。さんふらわあなどの長距離
フェリーと比べるべくもないが、全てにおいて質素で古い。クルーズ船じゃないのでこれでよしなのだが、
船体の寿命が航路の寿命となってしまわないか心配。。。
鉄道が港まで延びていればもう少しお客も増えるだろうに、需要がないと見なされてしまわないことを切に願う。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/da/4149b26bd7f5839723770c444dd1dcdb.jpg)
「土佐清水市立竜串貝類展示館 海のギャラリー」。すごくたくさんの種類の貝殻があるな!
小さな貝殻もひとつひとつ磨かれてピカピカ輝いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ba/5638f13511c545201914e18efd9c7abc.jpg)
目が覚めたらそろそろ佐伯港だ。またデッキへ出よう。周辺は工場地帯のようだな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/01/34e6ef279a16573998ac6ad49b5819ce.jpg)
着岸の作業を見るのも好き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/b0/89aa1609ca2693e456f9b836c08b9078.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/7b/9ec9afcd22f83076c2c1c3fcfdc421e5.jpg)
デッキで着岸を見ていたら、もう下船してますよ、と声をかけられ急いで下へ。そうだった、下船待ちするほど
混んでないんだった(汗)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/cb/14929d24de2f420077efab7dd21c53da.jpg)
今度は船尾の方から下船。徒歩での乗下船は楽しいなぁ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/11/7d947d7a3ac39ee7a673cd4e4c377d50.jpg)
佐田岬半島の三崎からフェリーで佐賀関に到着した時を思い出した。
ここは佐伯駅が近いので心配なし。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/94/31eed3576db8fb069220dd3ec4b4b368.jpg)
続く。
宿毛に着いたらもう真っ暗。宿毛は宿毛駅の付近より東宿毛駅に近いエリアの方が中心のようだ。
あまりよく調べずに安い宿を取ってあったが、まちの中心部あたりに位置し、バスの終点で降りたらすぐだった。
宿に入る前に真っ暗なまちをちょっと偵察。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/51/69ffcaabff82524e858f1caa680bb664.jpg)
大きな木造の商店、「谷坂醸造有限会社」。キッコーマルキというブランドの醤油を作っているようだ。
まちの中へ入って行くと飲み屋があったり銀行があったりするが、城下町だった割にあまり古いまちなみと
いうほどのものはなさそう。事前にネット検索したら宿毛の近代建築は林邸以外何も出てこなかったのだが、
火事か災害にでもあったのだろうか。林邸は改修中のようだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/03/bdfbea5b30151f5a72fb2479d3312660.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/f1/c5782f5e1300576be059ba5745edfcf4.jpg)
宿毛フェリーに乗るというのが今回の旅のメインのひとつ。高知県域に来るのは、大学時代に友達と四国を
一周したとき以来で、生涯2回目だ。高知県から大分県に渡る航路はなかなか乗る機会がなく、
いつか乗りたいともくろんでいたのだった。先にも書いたように3年前に一度計画したのだがボツになり、
今回ようやく実現できることに。
フェリーは1日3便。8:00の便に乗らないと帰れなくなるので、絶対遅れられない(汗)。
港はまちの中心部から4kmほど離れている。早起きして宿毛駅まで20分ほど歩くが、まちを外れると
宿毛駅までの間はほんとにガランとしていて、なぜここに駅があるのかと思ってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/71/60193d28f96a88bea2415857624fd97a.jpg)
土佐くろしお鉄道の宿毛駅前から岸壁行きのバスに乗る。岸壁までの間も何もないロードサイドに
複合ショッピングモールがドンとあるなど、なんか寂しい感じ。。。
しかしバスが岸壁に近づいて来たとき、ヒューマンスケールの街並みが現れた。
今は寂れているようだが、あぁ、やっぱり賑わいは港の近くにあったんだと少しホッとした。
港周辺のまちを歩いてみたかったが、もう出航時間ギリギリで全く余裕なし。後ろ髪引かれながら
フェリーに乗り込む。しかしなんでこっちに駅を作らないんだろう。駅とフェリー乗り場が近接していたら
この航路をもっと活用できるのになぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/52/82e24a703b092f8ee330083fcee678e1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/0c/b65ef54ff412eede602314dad4237246.jpg)
ニューあしずり。船の前の部分から、車と同経路で乗船。車両用の甲板はガラガラだなぁ。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a2/33b0b425e5fc45e876848dc802ab788b.jpg)
乗船したらそのまま急な階段を上って上のフロアへ行き、外の甲板へ出よう。
内部は2層分が客室になっていて一応個室のファミリールームやゲームコーナーもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/88/992c06e3ad439b4b023b5cc1ed6e4858.jpg)
もやい綱を解いて岸から徐々に離れていく。もう戻れない、この離岸の瞬間の心のざわざわが好き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/9f/0985d17dc2ddfda15a04f84a7e2ae1d2.jpg)
・・・と、船がゆっくり回転している。あぁ、そうか!船の先端を岸につけていたから、180度回して
出航するんだな!南港からオレンジフェリーに乗った時や苫小牧から新日本海フェリーに乗った時も
こんなふうに回転したな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/80/a43430f529a96d8472baf42de595ce72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/35/7f0b804b69d38ef959ef618dd72e5610.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/4d/b83f60dbfd27455a3743d2a1df8e8d4f.jpg)
デッキでひとり心ゆくまで風景を楽しむが、湾を出る頃には決まって体が冷えてくるので、撤収。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/76/0709ac6255121bbee7b1bf4dd0202080.jpg)
大部屋は左右と中央の列、それぞれ3区画に仕切られ、1区画に10人ぐらいは入れるようになっているが、
1区画1人占有状態(苦笑)。佐伯までは3時間のクルーズ、朝早かったので100円で毛布を借りしばし休息を。。。
しかし、、、もともと中古船を充てたであろう船体はもうかなりくたびれている。さんふらわあなどの長距離
フェリーと比べるべくもないが、全てにおいて質素で古い。クルーズ船じゃないのでこれでよしなのだが、
船体の寿命が航路の寿命となってしまわないか心配。。。
鉄道が港まで延びていればもう少しお客も増えるだろうに、需要がないと見なされてしまわないことを切に願う。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/da/4149b26bd7f5839723770c444dd1dcdb.jpg)
「土佐清水市立竜串貝類展示館 海のギャラリー」。すごくたくさんの種類の貝殻があるな!
小さな貝殻もひとつひとつ磨かれてピカピカ輝いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ba/5638f13511c545201914e18efd9c7abc.jpg)
目が覚めたらそろそろ佐伯港だ。またデッキへ出よう。周辺は工場地帯のようだな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/01/34e6ef279a16573998ac6ad49b5819ce.jpg)
着岸の作業を見るのも好き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/b0/89aa1609ca2693e456f9b836c08b9078.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/7b/9ec9afcd22f83076c2c1c3fcfdc421e5.jpg)
デッキで着岸を見ていたら、もう下船してますよ、と声をかけられ急いで下へ。そうだった、下船待ちするほど
混んでないんだった(汗)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/cb/14929d24de2f420077efab7dd21c53da.jpg)
今度は船尾の方から下船。徒歩での乗下船は楽しいなぁ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/11/7d947d7a3ac39ee7a673cd4e4c377d50.jpg)
佐田岬半島の三崎からフェリーで佐賀関に到着した時を思い出した。
ここは佐伯駅が近いので心配なし。
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続く。
こんなに豊後水道の航路に乗ってる方、あまりいないと思います。
宿毛佐伯航路は最南の九四連絡航路ですかね。
船の老朽化もありますし、確かに現存航路の中では一番危ういような気はします。
ホント、仰る通り土佐くろしお鉄道が片島まで延伸してフェリーとコラボ商品を出すとか、難しいんですかねぇ…。
愛媛は本州や九州へ渡る船の航路がたくさんあるのも楽しいんですよね!
船旅好きなんで、今、長距離定期航路を全制覇しようかとたくらんでいます(爆)
いっとき1000円高速とかで大打撃でしたが、最近フェリーの人気がまた出てきましたね。
業界の努力です。がんばってほしいです。乗って応援します!!