まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

徳山のまちと旧日下医院

2019-10-12 21:56:09 | 建物・まちなみ
柳井からの続き。



さてそろそろ移動しよう。今宵の宿は徳山駅前のビジネスホテル。
そう、明日の朝イチのスオーナダフェリーに乗って周防灘を横断、大分の国東半島の竹田津へ渡る計画である。
徳山は以前仕事で出張したときに、駅前を少しだけ見たことがある。大分へ渡る船が出ていることを知り、
ここから船に乗りたいなぁとその時からずっと憧れていたのだ。

こじんまりした規模の昭和の箱型駅舎がいかにも地方の主要駅という感じで惹かれいてたのだが、今回来てみると
新しい駅舎に変わっていた。前に来たのは2008年だから、10年も経てば変わるわな・・・
しかし一見水平連続窓ビルのような低層の駅ビルはちょっとノスタルジックなイメージも持ち合わせていて
駅前のレトロな雰囲気の商店街ともあまり違和感を感じさせないな!?


宿にチェックインして荷物を置いたら散策に出かけよう!雨はもう上がっている。
前回の記事でも徳山の人が優しかったと書いてあるが、今回もやはりそう感じた。道を渡ろうと思って待っていると、
広い道でも狭い道でも、車が必ず停まってくれるのだ。後続車がないから1台通り過ぎてから渡ろうと思っていても、
その1台が停まってくれる。大阪ではありえない(笑)

駅前の商店街を歩くと魅力的な純喫茶があちこち目につく。どこかに入ってみたいが、日のある間は散策優先(苦笑)




駅の反対側の方へ行くと歓楽街エリアだな。ぐるっとひと回りしてみよう。




お風呂屋もあったが、残念ながら閉まっている・・・あぁ入りたかったなぁ。。


そしてちょっとカーシェアを借りてぴゅーっと、旧日下医院を見に行こう。15分ほど走ってる途中にもいろいろ
気になるものがあったけど・・・先へ進もう。

おぉ~っ、これだ!!ちゃんと駐車場があるのか。おや、灯りがついている。お店になっているんだな!


1928(昭和3)年築。2本の円柱に支えられた玄関ひさし、中央部に立ち上がった装飾壁には「日下医院」の
文字が入っている。グレーのモルタル吹付けの壁が落ち着いた雰囲気でいかにも昭和初期の医院建築だ。
開いた玄関ドアからおしゃれな雰囲気が漏れ出している。


うわぁ・・・ここは受付窓口だったのだな。いい感じ!


玄関から廊下がまっすぐ延び、その両側にいくつかのお店が並んでいる。
@KUSAKAというのが、この複合ショップの名前らしい。




ここは家具屋さん。カフェも兼ねているそうだが今日はもう終わってしまったとのこと。見るのはどうぞと。




こちらの服屋さんはもと手術室だったのか?まわりの壁にはストレートエッジの白無地タイルが貼られていた。




廊下を右へ曲がりいちばん奥まで行くとちょっと変わったスペースがあって、おしゃれなお花屋さんがあった。


お店の手前に元々外部だったようなスペースがあり2階へ上る階段がある。これはどう見ても外壁だろう。


これはもともと外階段だったような感じだ。別棟との間に屋根をかけて屋内に取り込んだのだろう。
2階は立入禁止だったが、何だか和室がありそうな雰囲気・・・




正面玄関の脇に小さな木の門があった。あっ、この隣の和館が住まいだったのか。


建物の裏側に回ってみた。洋館は裏側も全く手抜かりなく、壁や窓回りの装飾がきっちり施されていて、こちらが
表と言ってもおかしくないぐらい。表側とお揃いの門柱があって、こちらは住宅としての玄関だったのだろうな。


この左側の別棟みたいに見えるところがさっきのお花屋さんだ。別棟は主屋と同時に建てられたのか、後年に
増築されたのか分からないが、小さいながらも主屋と同じデザインになっていて、とってもかわいいなぁ~~


日が暮れる前にまちへ戻り、明日に備えて早く寝るか。朝イチの船に乗れないと計画がめちゃくちゃになる(苦笑)

続く

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