シリーズ平成の乱 平成のトンキホーテ、菅第2次内閣の乱心
14日、菅第2次内閣が発足した。
内閣改造の焦点であった官房長官については、参議院で問責されている仙石官房長官の後任として枝野幹事長代理が就いた。しかし同氏は、仙石官房長官同様弁護士出身で極めて近い関係にある上、参院選を控えた昨年6月に菅首相が消費税引き上げに言及した際、消費税増税やマニフェストの実質的な変更に対し疑問を呈した小沢議員（前民主党幹事長、元代表）の発言について、「大衆迎合」として批判している。いわば大衆政党である民主党が「大衆迎合」とは何なのだろうか。
その他に注目を引くのは、新任の与謝野経済・財政担当相で、自民党を離党し、保守性の強い立ち上がれ日本の共同代表となったものの、同党も離党し、菅民主党政権の大臣に就任したことだ。同相は、財政再建論者でありそれ自体は傾聴に値するが、消費税増税など増税による再建論者であり、同党マニフェストには沿わず、また政治信条も基本的には保守であるので、これは一体何なのだろう。増税シフトか？平成のドンキホーテか？
また法相に、江田前参議院議長をあてているが、三権の長を務めた者が首相なら兎も角、
一大臣となることは国会の地位を下げるもので、これは一体何なのだろう。
これこそ平成のドンキホーテと言えそうだ。（01．2011．）（All Rights Reserved.）（不許無断引用）
14日、菅第2次内閣が発足した。
内閣改造の焦点であった官房長官については、参議院で問責されている仙石官房長官の後任として枝野幹事長代理が就いた。しかし同氏は、仙石官房長官同様弁護士出身で極めて近い関係にある上、参院選を控えた昨年6月に菅首相が消費税引き上げに言及した際、消費税増税やマニフェストの実質的な変更に対し疑問を呈した小沢議員（前民主党幹事長、元代表）の発言について、「大衆迎合」として批判している。いわば大衆政党である民主党が「大衆迎合」とは何なのだろうか。
その他に注目を引くのは、新任の与謝野経済・財政担当相で、自民党を離党し、保守性の強い立ち上がれ日本の共同代表となったものの、同党も離党し、菅民主党政権の大臣に就任したことだ。同相は、財政再建論者でありそれ自体は傾聴に値するが、消費税増税など増税による再建論者であり、同党マニフェストには沿わず、また政治信条も基本的には保守であるので、これは一体何なのだろう。増税シフトか？平成のドンキホーテか？
また法相に、江田前参議院議長をあてているが、三権の長を務めた者が首相なら兎も角、
一大臣となることは国会の地位を下げるもので、これは一体何なのだろう。
これこそ平成のドンキホーテと言えそうだ。（01．2011．）（All Rights Reserved.）（不許無断引用）
