切明義孝ブログ

切明義孝が発信する公衆衛生情報です。気になるニュースや話題を紹介します。

2008/04/14 切明義孝の公衆衛生情報

2008-04-14 20:26:32 | 切明義孝ブログ
★★国立感染症研究所★★
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

★★海外渡航者のための感染症情報★★
http://www.forth.go.jp/

ブラジルでデング熱・デング出血熱の流行
WHO(EPR)  2008年4月10日

○ブラジル
2008年3月28日現在、ブラジル保健衛生当局は、同国全体で
120,570名のデング熱患者を報告した。このうちデング出血熱が
647名であり、48名が死亡例である。
2008年4月2日に、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)州は、診断が
確定した67名の死亡例と調査中の死亡例58名を含む、57,010名
のデング熱患者を報告した。
リオデジャネイロでは、2002年にデングウイルス3型(DEN-3)が
大流行して以来、過去5年間は、主にDEN-3が流行していたが、
現在はデングウイルス2型(DEN-2)が流行している。このため、
小児ではデング熱が重症化し、現在死亡例の約50%は13才以下
の小児である。
ブラジル保健省は、必要な管理手段を講じ、優先的に介入する
地域を確認するために、健康監視情報センター(CIEVS;Centro
de Informações Estratégicas em Vigilância em Saúde)の
リオデジャネイロ支所と密接に連携して活動している。ブラジル
保健省は、既に、患者の診療と検査診断を含む患者管理を支援
するために、リオデジャネイロの連邦病院へ医療専門職を動員した。
さらに、地域での介入活動を支援するために、公衆衛生と緊急対策
の専門家が集められた。媒介蚊の駆除は、州全体、特に
リオデジャネイロ市で実行された。消防、軍隊、国立保健財団
(Funasa;Fundacao Nacional de Saude、MoH)の健康調査官が、
活動を支援している。

ブラジルで黄熱の流行-更新2
CDC(Outbreak Notice)  2008年4月4日

○ブラジル
2008年1月8日に、ブラジル保健省は、2007年12月から2008年
1月の間に黄熱疑いまたは確定患者多数が発生したため、ブラジル
への旅行者および国内の外交官に対して黄熱警報を発表した。
2008年4月2日時点で、死者21名を含む黄熱確定患者40名が
報告されている。
ブラジル保健省の黄熱警報では、黄熱危険地帯へ旅行する者は、
旅行の10日前に予防接種を受けなければならないとされている。
CDCの旅行者のための手引きの中で、以前に特定された地域に
加えて、ブラジル保健省は、さらにEspiritu Santo (エスピリトサント)州
北部とSanta Catarina (サンタカタリーナ)州の西部の2州を黄熱危険
地帯とした。
現在、ブラジルでは、黄熱流行国(国別情報のブラジルを参照)から
の入国者に対して、黄熱の予防接種を要求している。また、旅行者
に対する新たな黄熱予防接種の勧奨は、この最近の状況に対応
して旅行者の健康保護を目的としている。

パラグアイでの黄熱患者の発生-更新3
CDC(Outbreak Notice)  2008年4月4日

○パラグアイ
パラグアイ保健省 (MOH) は、同国で30年以上ぶりとなる黄熱患者を
WHOに報告した。2008年3月31日時点で、合計26名の確定患者
(死亡例8名を含む)が報告されている。
患者は、同国東中央部にあるサンペドロ(San Pedro)県で15名、
首都アスンシオンに近い中央(Central)県で10名、アスンシオンの
東部地区であるカアグアス(Caaguaz)県で1名が報告されている。
PAHO(汎アメリカ地域保健機構)からの専門家チームが、今回の
感染事例を調査し、検査の支援を行うために派遣された。パラグアイ
保健省は感染地区での黄熱封じ込め対策を強化しており、感染地区
住民や旅行者に黄熱ワクチン接種を実施している。本通知記事内の
情報と勧告は暫定的なものであり、新たな情報が入手された時点で
更新される予定である。
パラグアイの一部農村地区、森林地区は、黄熱感染のリスク地区
として知られているが、上記の報告から、都市部での黄熱伝播
可能性を含む、同国内の別の地区での黄熱発生が示唆される。
都市型黄熱が実際に発生しているか決定するために、調査が実施
されている。サンペドロ県での患者は、森林型黄熱である可能性が
高い。森林型黄熱では、媒介蚊によって、サルからヒトへ黄熱ウイルス
が伝播される。しかし、黄熱ウイルスが都市部に持ち込まれると、
媒介蚊によってヒトからヒトへと伝播されるようになる。この伝播様式
は、都市型黄熱として知られ、媒介蚊の密度が高い場合、急速に
感受性集団に感染拡大する可能性がある。

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┃今日のトピックス┃
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食品衛生法に違反する食品の回収情報について掲載しました


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┃農林水産省の情報┃
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4月14日

食料・農業・農村政策審議会第8回家畜衛生部会の開催について
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/080414.html

牛肉小売価格等の調査結果 平成20年4月第2週(4月7日~4月11日)
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/seisaku/080414.html


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┃関係機関の情報┃
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1.食品安全委員会

4月14日

本日の新着情報はありません


2.厚生労働省

4月14日

食品衛生法に違反する食品の回収情報
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/kaisyu/index.html


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┃パブリックコメント(ご意見・情報)の募集一覧┃
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1.農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/public/index.html

2.関係機関
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public


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┃その他┃
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◆農林水産省より

☆中国産冷凍ギョウザが原因と疑われる健康被害事例関連情報[平成20年2月22日更新]
http://www.maff.go.jp/j/syouan/0801_gyoza/index.html


◆食品安全委員会より

☆清涼飲料水の異物混入事例について[PDF][平成20年4月8日新着]
http://www.fsc.go.jp/emerg/inryousui0408.pdf

☆中国産冷凍ギョウザが原因と疑われる健康被害事例の発生等について[PDF][平成20年3月18日更新]
http://www.fsc.go.jp/emerg/1.pdf

☆メールマガジン会員募集
毎週金曜日、食品安全委員会e-マガジンを配信しています。
内容は、食品安全委員会などの会議結果概要や開催などの新着情報、食品安全委員のコラムなど。
配信希望の方は、当委員会のホームページからご登録下さい。
http://www.fsc.go.jp/

☆食の安全ダイヤル
食品の安全性に関する情報提供、お問い合わせ、ご意見などを承っています。
・受付電話番号:03-5251-9220・9221(月曜日から金曜日の10:00~17:00)
・メールでの受付:
http://www.iijnet.or.jp/cao/shokuhin/opinion-shokuhin.html

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