シネマ・エスプリ

テレビや映画等を見た感想を書いて行きます。geocitiesでは続かなかったけど、ブログだとどうだろう。

オートマタ

2016年12月05日 00時21分44秒 | 洋画あ行
深くて面白かった。オートマタとはからくり人形のことで、進化するとロボットか。「アイ、ロボット」は3原則だったけどこれは2原則だった、とかいう問題じゃなくて古来からの永遠のテーマだよなあ。今年はコンピュータ将棋が進化しちゃった結果、プロ棋士トップがコンピュータの指し手をカンニングしたのではという問題が起こった年だった。また、がん治療でコンピュータががん細胞の遺伝子解析を行い治療に適切な薬を選び出すというAIも話題になったりもした。高齢者のブレーキ踏み間違い事故も高齢化社会で目立つようになり、車の自動運転もかなり切望されているんじゃないだろうか。まじでロボットが意志を持ってしまう手前になるのは目の前のような気がしてきている。一方、合法ドラッグとかの問題も少し前からあるように科学知識が悪用されてしまうのも防げないんじゃないだろうか。この映画では「プログラムが暗号化で書き換えられないようになっている」とあったけど、「それは無理なんじゃね?」なんて思っていたら(個人的には)驚愕の事実で納得させられてしまった。それが深いなあと思ったことだが、俺の発想が貧相なだけかもしれない。しかし、この映画のエンディングは有耶無耶のまま終わったんだが、このストーリの結末は人智をはるかに超えた世界なので人間には想像も付かないからだろうなと思った次第だ。最後の方のグダグダは普通だったら許せないレベルかも知れないが、この納得させられ加減がすっごい感動した。
コメント
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