亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

脳と動脈のすぐ横の嚢胞

2021-06-15 | 耳・鼻・喉
2018年夏に喘息を診てもらった呼吸器外来で、好酸球性副鼻腔炎でないか確認するために、CTを撮りました。
好酸球性副鼻腔炎なら、篩骨洞という鼻の上の方、目と目の間あたりにある副鼻腔に嚢胞などがぎっちりできることが多いようですが、網のようなこの部分はすっきりしていて、よかったね、となったのでした。

もっとも、小鼻の横の頬っぺたあたりにある上顎洞には左右両方で副鼻腔炎が起きていて、気管支喘息があって、いつもの血液検査を見ると、末梢血好酸球(EOS)が5%以上という状況なので、好酸球性副鼻腔炎を否定できないのかも。

ともかくよかったね、と忘れていたのですが、いろいろ喘息の治療のことを考えながら過去のデータを眺めなおしていたら、鼻の後ろの蝶形骨洞という副鼻腔の奥に嚢胞があるっぽい?というのが気になり始めました。
過去の記事によると、どうやら画像を見たときから言っていたみたいです。

呼吸器の先生に聞いてみても、呼吸器としては問題ない!とおっしゃるものの、甲状腺ホルモン不応症の類似でありがちな下垂体腫瘍なんかはそのすぐ上にあるし、視神経もすぐ上を通っています。骨に食い込んでいるように見えるのも気になります。
骨破壊がないかも含めて、内分泌の先生に呟いてみたら、耳鼻科の先生に相談してごらん、と勧められました。紹介状を書いてもいいけど、コンコンって行ったらいいからと言われ…(笑)

取り敢えず耳鼻科の先生が過去のCT画像を見てくれました。
骨破壊はわかんないけど、骨に食い込んでいるんです…と説明すると、甲状腺に影響する下垂体にも影響がなさそうな位置で、他の検査での画像に映っている部分を見ても大きく変化はなさそうなので、急いで何かを心配しないといけない状況ではなさそう。
大丈夫そうに見えるけれど…と言われながら、ただすぐ奥は脳なので、気になるなら、変なものでないか、MRI で見ておきましょうということになりました。

日を改めて、MRI を撮ったところ、おや…。

蝶形骨洞の一番奥に、みずみずしい嚢胞が映っているのですが、真っ白く映った風船のような嚢胞の中に、実があるっぽい。うーーん。
おそらくは、粘液瘤とか類上皮腫とかそういう良性のものだろうとのことですが、以前より成長していて気になります。CTのスライスの位置の関係かもしれないけれど。
場所についても、後ろは脳、頸動脈が首から上へ延びてきて内頸動脈にも、皮一枚、もとい薄い骨一枚のところなのが、ちょっと気になるところです。逆に、触るのもちょっとね…という場所ですが、これからも死ぬまで一緒に生きていきましょうって感じでもありません。

急がないけど、取っちゃいますかね、というお話をしています。

鼻から内視鏡をいれて、蝶形骨洞から吸いだすイメージらしいですが、うっかり内頸動脈をコンと突き破った場合は、首の頸動脈を縛って止血をすることになるようです。その予行演習的に、カテーテルで実際に頸動脈でバルーンを膨らませて、反対側の頸動脈だけでどれくらい脳の血流が保てるか、どのくらい止血に時間を使えるか、の試験(脳動脈バルーン閉塞試験)をするか、など、先生方が議論を重ねてくださっています。
足りないねとなったら、血管のバイパスを作るのか、脳外科の先生が待機するのかわからないけど、大変そうですね。

おまけで、下垂体に腫瘍がないかを撮ったMRIに写っていたら、成長の速さをイメージできるかなと思います。

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