亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

イグ・ノーベル賞とプラシーボ

2008-10-04 | お薬のこと一般
窓を開けると、キンモクセイの香りがいっぱい入ってきます。どこの木だろう?

かなりどうでもいい話ですが(笑)
今年も、イグ・ノーベル賞が発表されました!
イグノーベルって、イグノア(無視する)に、ちょっと似てるわけですが、無視できないんです。

「ひとびとに笑いを提供し、そしてちょっと考えさせる研究に(Reseach that makes people LAUGH and then THINK)」という、この賞、毎年、ハーバード大学(ボストン)で表彰式が行われます。今年はなんと、日本人が受賞しました!
北大の中垣俊之先生たちのチームが、「単細胞生物の真正粘菌が迷路の最短経路を見つける」という研究で、「粘菌はエサを食べる最も効率的な形になる」と発表したもの。ほぉ~。

個人的には、「医学賞」を取ったアメリカのチームの「偽薬(プラシーボ)は、値段の高いものの方が、安いものよりもよく効く」という研究が気になります(笑)

ちなみに、プラシーボ(placebo)は、ラテン語で「わたしは喜ばせる」という意味で、昔は、ニセモノにお金を払わせられるのはどうなの!?と思ったりもしましたが、ほんとに患者さんを喜ばせるなら、ありかも、と最近、思うようになりました。

実は、この間、ドイツ人の友だちと、ホメオパシーの信頼度の話で、「偽薬(プラシーボ)と同等の効果しか認められなかった」と報告している先生がいるらしいよって言ったら、「えー!!信じてたのにー!!!」と衝撃を受けていました。
それを見ながら、彼女にとっては、長い間、ホメオパシーの薬も効いていたわけで、なんとなく、プラシーボだろうが本当の薬だろうが、「結果、効くんなら、それはそれでいいんだろうなぁ」と思ったのでした。
だからって、個人的には民間療法をあれこれと勧められつづけるのは、カンベンですけど。わたしには、プラシーボ、効きません(笑)

ちなみに、プラシーボでは、逆に暗示的な効果で副作用も出ることがあって、それは、ノセボ効果といいます。(のぼせ、みたい。)
こういうことを読むと、新しい薬をもらったときに、すぐにネットで検索して、効果と副作用を検索すると、暗示で副作用が出やすくなるのかなぁ~なんて、ふと思ったり~。

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2 Comments

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偽ブランドはなぜ作られるのか(笑) (伊 謄)
2008-10-04 16:06:59
 私の研究(笑)では、「ニセ物は、値段の高いものの方が、安いものよりも本物っぽい」というのがあります。
 東南アジアでは一般常識で、製作側も「グッチが少ししか作らなくて高いから、俺たちが代わりに作ってやっているんだ」というポリシーを持っています。
 薬も同じ精神構造の産物かなぁ(笑)。
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あはは (ぷろぱ)
2008-10-05 08:20:38
伊 謄さん、こんにちは。

あはは、どうなんでしょうね。

もともとプラシーボというのは、薬効のない薬による暗示で副作用を出さないという方向で生み出されたもののはずなのですが、最近では腎機能障害のような、「副作用」も暗示的に出るということがわかってきたようです。

自分のことを考えても、つらいときに鎮痛剤を飲んだら、飲んだとたん(実際に薬が吸収される前に)、ほっとするということもありますしね(笑)
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