亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

ちなみに、全身性エリテマトーデス(SLE)の診断基準は

2007-05-10 | 膠原病(SLE、シェーグレン症候群)
いま、膠原病の全身性エリテマトーデス(SLE)の診断基準で定評(?)があるのは、1997年に改訂されたアメリカリウマチ協会の定義したものらしいです。11個の項目があって、そのうち4つにあてはまると、SLEだ、と言われるのです。

SLEの診断基準(アメリカリウマチ協会、1997年改訂)
1. 頬部紅斑:頬骨隆起部上の紅斑
2. 円板状紅斑
3. 光線過敏症:患者病歴または医師の観察による
4. 口腔内潰瘍:医師の観察によるもので通常無痛性
5. 関節炎:二つ以上の末梢関節の非びらん性関節炎
6. 漿膜炎
a)胸膜炎:疼痛、摩擦音、胸水
b)心膜炎:心電図、摩擦音、心膜液
7. 腎障害
a)0.5g/日以上または3+以上の持続性蛋白尿
b)細胞性円柱:赤血球、顆粒、尿細管性円柱
8. 神経障害
a)けいれん
b)精神障害
9. 血液学的異常
a)溶血性貧血
b)白血球減少症:4,000/mm3未満が2回以上
c) リンパ球減少症:1,500/mm3未満が2回以上
d) 血小板減少症:100,000/mm3未満
10. 免疫学的異常
a) 抗DNA抗体:native DNAに対する抗体の異常高値
b) 抗Sm抗体の存在
c) 抗リン脂質抗体:抗カルジオリピン抗体、ループスアンチコアグラント陽性、梅毒血清反応偽陽性
11. 抗核抗体の検出

で、わたしは…
●夏に10分間、歩くだけで皮膚が腫れて、熱を出します
●1回、白血球が極端に減少
●抗カルジオリピン抗体 陽性
●抗核抗体 x80~2000 陽性

つまり4つ当てはまるとSLEの診断がつくところ、3.5まで達成。診断がつくと、公費対象の難病として医療費の負担が軽くなるので、同じ膠原病でも公費対象ではないシェーグレン症候群とは大違いです。「おしい!!」と先生と笑ったのですが、病気になるより病気っぽいくらい方が気が楽とも言えます。
ここに来て、髪の毛がバサバサ抜けたり、関節が痛かったり、円板状(?)紅斑っぽいのが出たり、変な熱を突然出したり、不穏な動きはあるのですが、「まあ、元気そうだから、ステロイドの投与はしないでいいよ。赤ちゃんができるかも!できたかも!となったら、血栓の管理はしないといけないから、すぐ電話を頂戴。」というのが、膠原病の主治医の見解。
というわけで、しばらくご無沙汰です(笑)

元気というのは、どうやら、たくさんの検査結果にまさるものらしい。

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