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ゆんたくBar 『きしの屋』

いい人、いい酒、いい音楽。
たわいのない話をグラス傾けつつ…。

ノーズウォーターズ「花とギター」

2007-02-28 18:50:21 | 沖縄音楽の世界
前作「平凡ピンチ」から実に5年。
石垣島出身のロックバンド、ノーズウォーターズの新作ミニアルバムが発表されました。

「花とギター」
彼らの音楽スタイルそのままな感じがするシンプルなジャケット。
今回もハートフルな詩の世界を、
ストレートなロックサウンドに包みこんで届けられる5曲です。

タイトルチューンは、悔悟の念を綴るように切々と唄うバラード。
♪ずっと隠していた約束の言葉 花と歌に込めて…♪

きしの屋的には、オープニングナンバー「自転車をこいで」の再録が嬉しいっす。
1stアルバムに収録されているのですが、残念ながら手元になく、
是非CD音源が欲しかったのです。
ウキウキするようなメロディーと気持ちを温かくさせる詩の世界。

♪自転車をこいで 海の上のベンチで
 月明かりをかぶり 明日へゆこう♪

彼らのCDやビデオはほぼ収集してはいるのですが、
実は一度もライブを見に行けていないのです。
いつか行ってみたいなーと思いつつ、今宵もCDでガマン(笑)

ちょっと聴いてみたいなーと思った方、是非CD探して下さい。
気持ちがあったかくなれますヨ。

BEGIN「ミーファイユー」

2007-02-24 20:56:27 | 沖縄音楽の世界
前作「三線の花」から4ヶ月。
BEGINの新作シングルが発売されました。
タイトルは「ミーファイユー」
八重山方言でありがとうの意です。

ミディアムテンポの好ナンバー。
GW公開予定の映画「恋しくて」のテーマ曲です。

上京して19年。
東京の生活に慣れた毎日の中で、フト思い出す島の思い出。
あの時には言えなかったことが今なら言える、ありがとう。

そんな想いが詰まったいい歌詞です。
6分以上の長尺にもかかわらず、それほど長く感じないのは、
この曲の持つ温かさのせいでしょうか。

映画「恋しくて」は、BEGINが過ごした高校時代のエピソードを元に製作された青春劇。
監督は「ナビィの恋」の中江祐司さん。

BEGINの過ごした八重山高校といえば、一年先輩に新良幸人、同学年に大島保克と、
凄い音楽才能の集中した一時期でしたねー。
どんな作品に仕上がるのか、今から楽しみです。

さて、カップリング曲は「青い真空管」
イントロに沖縄民謡「谷茶前」のメロディがさりげなく使われていますが、
曲調はBEGINお得意のカントリーロック。
仲間が集まってワイワイやりながら唄うのにピッタリな感じの、
ゴキゲンナンバー仕上がっています。

3月には久しぶりのアルバムも発売されるということで、こちらも楽しみです。

読む島うた

2007-02-09 22:44:59 | 沖縄音楽の世界
もう10年も前に購入した本ですが…。

そぞろある記「語やびら島うた」 上原直彦/著 那覇出版社

著者は琉球放送ラジオ局長(今は退職されているんでしょうか…?)で、
30年以上にわたってラジオパーソナリティを勤められている、
沖縄ラジオ会の重鎮です(関西で言えば、道上洋三氏か)。

10年前…。
当時私は三線を始めて間もなかった頃で、
沖縄民謡自体には興味はあれど、唄の意味の解釈に苦労していまして、
慣れない沖縄方言が持つニュアンスに「?」の連続でした。

現地でCDを買い込んで奈良に帰ってきても、逐語訳が付いているものも少なくて、
なんとな~く唄の意味を推察出来ても、それさえ正しいのか迷う状態。
そんな時、国際通りの書店で発見したのがこの本なのです。

本書は昭和58年から59年にかけて、
沖縄タイムスの土曜夕刊に掲載された島うたコラムを再編集したもの。
歌詞の意味、唄の成立した背景、唄にまつわるよもやま話などを、
親しみやすい文体で綴っていきます。

その数95曲。
スタンダードな民謡が中心で、この本と出会ったおかげで、
自分なりの島唄に対する世界観が広がった気がします(多少大袈裟カナ…)

先ほど検索してみたら、まだ在庫はあるようです。
なかなか島うたのコラム本って見つからないので、興味ある方は是非どうぞ。

パーシャクラブ「BATANCHI」

2007-02-07 22:44:34 | 沖縄音楽の世界
最近沖縄音楽話をあまり書いていなかったので、お気に入りのCDを紹介。
2002年9月発売なので、もう4年半ほど前の旧譜ですが…。

パーシャクラブ「BATANCHI adanside・banshilooside」

タイトル名バタンチとは八重山方言で「お腹いっぱい」の意で、
その名の通り超充実内容のライブ盤です。

1994年に結成されたパーシャクラブは、八重山民謡+黒人音楽を基本コンセプトに、
それまでには無かった沖縄音楽の新世代を築いたバンド。
1stアルバムは一曲を除いて全て八重山民謡のアレンジですが、
2nd以降は一転、オリジナルの名曲を次々生み出しています。

この2枚のライブ盤は、彼らのステージを2年半にわたって収録し、
その中から選りすぐりの演奏を収めたもの。
パーシャクラブの集大成ともいえる、ベスト盤でもあります。

数ある沖縄系ミュージシャンの中でも、きしの屋一番のお気に入りバンド。
数回しかそのステージを見たことが無いですが、カッコイイですぞ。
特に印象的だったのが10年ほど前に京都のライブハウス「陰陽(ネガポジ)」でみた、
アンプラグド・パーシャのライブ。
もう一回見たいっていうか、アンプラグドでアルバム作って欲しいなー。

沖縄には民謡だけではない裾野の広い音楽世界があるという、見本のようなバンド、
それがパーシャクラブなのです。

望郷哀歌を唄う

2007-01-28 21:00:23 | 沖縄音楽の世界
これといって予定のない週末、
書店で数冊の本を買った以外、ウチで三線弾きながらゆったりした時間を過ごしました。

持ちネタのBEGINナンバーと八重山民謡を中心に20曲余り。
いまだ練習中の何曲かも工工四とにらめっこしながらチョットだけ頑張りました。
久しぶりに沢山三線弾いたなーって感じですね。

弾いていて楽しい曲、唄って気持ちいい曲いろいろありますが、
きしの屋が一番好きな曲は「望郷哀歌」

この曲は大工哲弘さんが25周年記念コンサートを開催する際に、
上原直彦(詩)、照屋林賢(曲)の二人から贈られた曲で、
故郷の八重山を離れて島唄生活を続ける大工さんの望郷の念を綴ったものです。

しみじみとした歌詞、切ないメロディーラインが心染みるこの曲、
実はきしの屋が耳コピーで工工四を起こした初めての曲でもあるんですね。
以来約10年、賑やかな曲を一通り唄った後には望郷哀歌で一息が自分の中のお約束。
ホントいい唄です。

収録されているCDは2枚。
「YUNTA&JIRABA」と「チバリヨーウチナー」
前者は港町エレジーっぽい(?)昭和歌謡的仕上がりで、
後者は三線とギターのみのシンプルな編曲。

機会があれば是非聴いてみて下さい。
派手さは無いですが、実に味わい深い名曲です。

極上の涙そうそう

2007-01-24 20:22:58 | 沖縄音楽の世界
先日放送された日テレ系「極上の月夜」は、
沖縄イケメン歌手大集合という、ちょいとミーハーなタイトルの番組ながら、
結構楽しく見る事が出来ました。

出演者は池田卓、よなは徹、下地勇、U-DOU&PLATY、中孝介の5組。

60分の放送時間の関係上、1組1曲という短いステージでしたが、
こういった沖縄系アーティストばかりの番組って、
東京発全国ネットではまず放送しませんから、ええモン見られたなーって感じです。

圧巻は最後全員での涙そうそう。
適当に声を揃えて唄うのかと思いきや、アレンジャーに上地一成を使って、
5組それぞれの良さを引き出した秀逸の編曲!

やるなー、日テレ。

ちなみに上地一成さんは元りんけんバンドのドラム担当で、
現在は奥さんの千秋さんと共に、しゃかりのメンバーとして活動すると同時に、
様々な沖縄系アーティストに楽曲を提供したり、
編曲を担当している敏腕プロデューサーでもあります。

この涙そうそうでは、よなは徹の三線が軸になっていたんですが、コレがまたイイ。
ボーカルが入るところでは音数少なめ、
歌詞と歌詞の合間にさらっとオカズを入れる小粋な演奏で、
ああいう演奏したいなーと思っちゃいましたねー。

録画しておいてよかった(笑)

番組タイトル通り、極上の月夜でございました。

幸人&りみ NHKで唄う!

2006-11-30 21:30:05 | 沖縄音楽の世界
先ほど20:00からBS-NHKhiで放送されていた「シブヤらいぶ館」
今夜のゲストは夏川りみと新良幸人の二人です。
夏川さんとBEGINや森山良子さんはよく競演していますが、新良幸人とは珍しい。

夏川さんはともかく(失礼!)、新良幸人はなかなかTVに出演するコトがないので、
ビデオ回しながら、テレビの前にかじりつきました。
※ハイビジョン放送をビデオ録画というトコは突っ込まんでください…(^_^;)

演奏は全6曲。
・涙そうそう(夏川りみ)
・愛のチカラ(夏川りみ)
・浜千鳥(新良幸人)
・あがろーざ(幸人&りみ)
・ファムレウタ(幸人&りみ)
・さよなら、ありがとう~天の風~(夏川りみ)

ボーカル+三線、キーボード、パーカッションという小編成で、
全体的にシットリ聴かせるステージでした。

んが、とにもかくにも、きしの屋の感心は新良幸人の三線です。
ファンに戴いたという真っ赤なバラが刺繍されたティーガ(三線胴巻き)も気になりますが、
視線は幸人氏の左指の動きに釘付け。
ところが意図的なカメラワークなのか、
マイクスタンドが手の動きに重なって見えづらい…です(苦笑)

幸い一番演奏シーンを見たかったファムレウタは、シッカリ動きを確認出来ました。

フムフム…。
おおーっ!
こんな感じで弾いているのか。。。

よしっこれで大丈夫、明日から練習しよ(←ホントに弾けるのか)
いつか人前で披露できる様、頑張ってみます…です。

「鼻水人」byノーズウォーター

2006-11-05 17:05:27 | 沖縄音楽の世界
先日の記事で少し紹介しました石垣島出身のバンド「ノーズウォーターズ」
以前はノーズウォーターと名乗っていたのに、
いつ頃複数形になったのかは定かではありませんが、
きしの屋のお気に入りバンドのひとつです。

初めて聴いたのは2000年発表のアルバム「鼻水人」
(ノーズウォーターちゅ…と読むらしい)
ストレートなバンドサウンドに乗せて流れる、温かみのある詩の世界。
たちまち好きになりましたね。

東京を拠点にライブ活動中心で、
実はまだ一度もステージ見たことがありません。。。(汗)
一度ステージ見てみたいものです。

発表された4枚のアルバムの内、
現在手に入るのは「平凡ピンチ」のみのようですが、これも中々ヨイです。
最後に収録されている「幸せになるだけ」は、結婚する二人を祝福するハッピーソング。

♪今宵 ふたりは 誰より輝いて
  照らす光で踊ろうよ 祝福ダンシングで
  ちょいと 賛美歌の中で口づけたら
  あとは幸せになるだけ…♪

この歌詞がすごく印象に残っていて、
大学時代の友人の結婚式の時に、弾き語り用にアレンジして唄ったことがあります。
いい唄ですよー、ホント。

そろそろ新しいアルバム出してくれないかなーと、思うこの頃です。

BEGIN「三線の花」

2006-11-03 18:54:16 | 沖縄音楽の世界
今夜は十三夜。
八重山民謡「月ぬ美しゃ」でその美しさを歌い上げていますね。
♪月ぬ美しゃ 十日三日 美童美しゃ 十七つぃ…
(月の美しいのは満月前の十三夜 娘が美しいのは二十歳前の十七歳…)

そんな美しい月を眺めながら聴きたくなるCDが発売されました。
BEGIN「三線の花」

映画「涙そうそう」の挿入歌ということですが、まだこの映画は見ていませんので、
どんなシーンで使われているのかは不明。。。
でも心を柔らかく包みこむような、優しさの溢れる歌詞から察するに、
素敵なシーンで流れているんでしょうね。

唄のテーマはオジーの三線。
孫がホコリを被った三線をフト爪弾けば、鮮やかに甦るオジーと三線との時間。
オジーがいつも座っていた場所で、島酒を飲みながらオジーを想う。
少しオジーの気持ちがわかったような。。。

しみじみ心が温かくなる唄です。

ところでお囃子には、
石垣島出身の4バンド(ノーズウォーターズ・Born ti Cafta・Orenge Clover・サンダーバード)が参加。
特にノーズウォーターズはきしの屋も好きなバンドです。

ストレートなロックサウンドで綴るありふれた日常。
こちらも一度聴いてみてください。
ホロリと泣いて最後に笑って。。。いいバンドですよ。
それにしても…以前は「ノーズウォーター」だったのに、
いつの間に「ノーズウォーターズ」になったんだろう?

「HOME ISLAND」 アコースティックM

2006-10-26 18:59:23 | 沖縄音楽の世界
民謡はもちろんPops&Rock、ラテンなど多岐に渡って広がる沖縄音楽の世界。
きしの屋お気に入りのアーティストは数多くいますが、
今日ご紹介する2人もそのひとつ。

アコースティックM
知名勝(g)と知名ますみ(Vo)のデュオユニット、二人はご夫婦です。

初めて聴いたのは、95年の沖縄旅行の際に買った一枚のCD。

「THE SHOW CASE NAHA 1994」というタイトルのそのCDは、
企画=那覇市文化協会、プロデュース=宮里千里・野田隆司・新城和博、
収録アーティストは、アコM・やちむん・新良幸人・ローリー・知念良吉…etcと、
役所が作ったCDとしては、かなり上質の一枚でした。

収録されていたのは「K's song」
ますみさんの伸びやかで深みのある声と、勝さんの奏でる表現力豊かなギター、
お子さんが生まれた時にかかれたというこの曲で、いっぺんにファンになりました。

今回紹介するのは3枚目のアルバム「HOME ISLAND」
落ち着いた雰囲気溢れる大人の音楽。
特にオープニングナンバー「てぃんさぐぬ花」はボサノバアレンジで、
元々ボサノバの曲としてかかれたかのような、秀逸の出来。
実にカッコイイです。

休日の昼下がり、
紅茶片手にお気に入りの本を読みながらのひとときに、
しっとりとした時間と空間をつくる…。
そんなイマージのアルバムです。

沖縄で音楽を聴くなら!

2006-10-15 18:23:31 | 沖縄音楽の世界
今回の沖縄旅行で入る書店で必ず平積みされていた一冊。
「おきなわの民謡酒場とかライブスポットとかそれからJAZZの店などがいっぱい載っている本。」
いささか長めのタイトルですが(笑)、
平たく言えばそのままライブハウス専門のガイドブックです。

編集は(財)沖縄観光コンベンションビューロー。
人気サイト「mahae plus ハイサイ沖縄!」を運営する、
沖縄観光を広く県外にPRしていくことを目的にした財団法人です。

芸能の島と呼ばれる島々が集まる琉球列島。
民謡だけ出なく、祭りや習俗の中にも音楽が溢れていますが、
とりわけ音楽は古典から新唄(ミーウタ)といわれる新民謡、
沖縄音楽と西洋音楽の融合によって誕生した沖縄系Pops&Rock、
そして基地を中心に生まれ育ったハードロックやジャズ。

様々な音楽が溢れるこの島で、
案外ライブハウス専門のガイドブックを見かけることはありませんでした。
この本で紹介されている店は55店。
本島中心ではありますが、宮古や石垣にある店も数店紹介されています。

またCDを発売しているミュージシャンがホームグラウンドにしている店も、
沢山掲載されていますので、
ファンの方ならライブスケジュールを確認の上、足を運んでみるのも楽しみの一つですね。

「嘉手刈林昌 唄と語り」

2006-09-20 19:08:04 | 沖縄音楽の世界
先日、簡単に紹介しましたこのビデオ(現在DVD盤で再販中)
とてもいい内容なので、改めて紹介します。

製作は94年。
翌年のキネマ旬報選定、95年度邦画ベスト100にも選ばれています。

演奏されるのは全14曲。
時代の流れ
海ぬチンボーラー
八重瀬の通行口説
下千鳥
廃藩ぬさむれぇ
ましゅんく節
島尻口説
放蕩口説
戦友
ラッパ節
嘉手久~唐船ドーイ
スーキカンナー
林昌の母の琉歌
忍び仲風
いずれも林昌御大が得意な名曲ぞろいです。

唄と唄の間にはさまれる語りも御大の人柄がよく捉えられ、
飄々とした渋さが堪りません。
後半は大城美佐子さんとの語りのあと、那覇市公設市場前にてのライブショー。
御大・大城美佐子・息子の林次という、映画「ナビーの恋」でも魅せた三人の演奏は、
是非一度、生で見てみたかったと思わせる燻し銀の魅力満載です。

御大ファンは元より、それ以外の方にも見ていただきたい作品ですね。

「ましゅんく節」を弾く

2006-09-16 18:33:36 | 沖縄音楽の世界
1.
ヨーテー マシュンクとナビーとヨーテー
マシュンクとナビーと見比びてぃみりばヨー
ウネ シクテントンテン(※以下囃子略)

2.
ヨーテー マシュンクやうしさヨーテー
マシュンクやうしさ ナビーや美ら美らさヨー

3.
ヨーテー 差し垣ぬ上ないヨーテー
差し垣ぬ上ない 糸瓜花咲かちヨー

4.
ヨーテー ウリが実ならばヨーテー
ウリが実ならば里にちん摘てぃィウェーさなや

5.
ヨーテー 各恋人 恋人 恋人揃とてぃヨーテー
各恋人 恋人 恋人揃とてぃ美童話ぬ面白っさヨ

6.
ヨーテー 門から饅頭持っち来ゆしやヨーテー
門から饅頭餅持っち来ゆしや 地頭代殿内ぬマナンダル


久しぶりの沖縄民謡ネタ。
今日は「ましゅんく節」を紹介します。

マシュンクとナビーとの美人比べから始まる(マシュンクは男との説あり)この唄は、
伊江島に伝わる民謡です。
花が咲いたあとになった糸瓜を摘みとって、彼(里)のところに持っていこう(3~4番)
恋人達が集まって美しい娘たちの話をするのは楽しいね(5番)
などなど…少し艶っぽい恋歌です。
軽快なリズムと明るい沖縄音階が印象的で、私も大好きでよく唄三線します。

手元にある音源はCD2枚とビデオ1本
ネーネーズ「あしび」kioon Sony
我如古より子「島の歌姫!我如古より子」マルフクレコード
嘉手刈林昌「嘉手刈林昌 唄と語り」B-Line(現在DVDで再販中)

特に嘉手刈林昌御大の動画は必見です。
ノーネクタイのスーツ姿で足を組んで歌う御大。
飄々としてかつ渋い!
いつか私にも、この様な唄三線が出来るのでしょうか?

道は遥かエベレストに登るが如く遠く険しいです…(汗)

「とうさんか」by比嘉栄昇

2006-08-29 19:02:53 | 沖縄音楽の世界
抜けるような青空の下、エメラルドグリーンの海に浮かぶ小さな島で三線を弾く栄昇の姿。
ジャケットからしてゆったりした気分に浸れるのは、
「とうさんか」BEGINのボーカル・比嘉栄昇のソロアルバムです。

「とうさんか」には沢山の意味が込められています。
島で産まれたうた…島産歌
送り出したうたが日本全国で花開くことを願って…島産花
ふるさとへの思慕を込めて…島賛歌
世のお父さんに聴いてほしい…父さん歌

このアルバムに収録されているのは、三線も琉球音階も使わない「島のうた」。
素直で心地いいアレンジに乗って流れる栄昇の柔らかな歌声は、
やさしさ・おだやかさに溢れ、サラサラと心にしみてゆきます。

BEGINでみせるブルースや島唄とは全く毛色の異なるそのメロディーは、
なんだか懐かしいような、切ないような…。

都会に住んでいる人に「久しぶりに田舎に帰ってみるかぁ」と、
田舎に住んでいる人には「普段は気付かないけれど、いい街だよなーここは」
と思わせるような、大人のための童謡…そんなアルバムです。

ちんだみ工芸「工工四百選集」

2006-08-17 18:58:24 | 沖縄音楽の世界
先日、立ち寄ったなんばウォークの「わしたショップ」
そこで新しい工工四(三線用の楽譜)を買いました。
発行元は那覇市国際通りにお店をひらく「ちんだみ工芸
私も一度覗いた事がありますが、
品揃え・お店の方の対応などとてもイイ感じの印象を受けました。

その「ちんだみ工芸」が出版したこの工工四。
百選とありますが収録曲は104曲。
どの曲も沖縄民謡に興味のある方なら一度は聴いたことのあるスタンダードばかりで、
さらに丁度三線ケースの中に収まるサイズになっていて、
しかも1ページに一曲と、使い手の事をちゃんと考えたつくりにもなっています。
何故1ページに一曲かというと…演奏しながらページは捲れないから(!)

私の周りで三線を弾く方々の中にも、
この工工四を使っている方が何人かいらっしゃって、やはり使い勝手が良さそうです。
BEGINやポップス系の曲の工工四以外にも、
この一冊があれば三線ネタの幅が広がること間違いナシですね。

ちなみに現在、きしの屋の練習曲は「遊び庭」
9月の始めに人前で弾くことになって、只今歌詞の暗記中…(汗)
今週末から三線の練習予定です。