昨日夕方のこと。
ウチに帰ってくると、ポストに黒猫マークの「ご不在連絡票」が入っていました。
母宛のソレは、衣料と書いてあったので
「宅配ボックスに入れときゃいいのに」なんて思いつつ、
連絡票に書いてある担当ドライバーさんに電話。
最終便で再配してもらう事にしました。
(個人宅相手の宅配業者さんは、遅い時間までホントお疲れ様です…m(__)m)
仕事から帰ってきた母親にその旨を伝えると「やっと届いたぁ」の声。
ん?? 何を注文したんだ??
「2ヶ月前に仕立てをお願いしたアレ」
!!!!!思い出した!!!!!
そう。
2ヶ月ほど前、母親は友人数人と奄美大島へ旅行に行った際、
とんでもないモノを買って帰ってきたのを思い出しました。
以下、当時のきしの屋と母親の会話。
……………
母「キモノ買っちゃった」
き「ふ~ん(←全く興味無し)」
母「大島紬」
き「良く判らんケド、結構な値段するんちゃうの」
母「○○○万円」
き「ぶっ!!(飲んでる泡盛吹いた)」
母「5年ローン組んじゃった(嬉)」
き「ええ~っ!?」
……………
25年以上詩吟を続けている母親。
その関係でかなりのキモノを持っているんですが、今回はその集大成らしく、
そもそも奄美大島へ行ったのも、
単に観光ではなく大島紬の工房見学&購入が目的だったらしいのです。
それにしても○○○万円とは…(汗)
そうか…。
だから宅配ボックスに入れなかったのか。
確かに届いた箱には「天地無用」「下積み厳禁」「御仕立て上りにつき要注意」と、
厳重に注意書きが貼られていました。
ちなみに正式には「本場奄美大島紬」という商標だそうで、
本場奄美大島紬協同組合のホームページには、以下のように書かれています。
「本場奄美大島紬」とは、
奄美群島内に在住の組合員により奄美群島内で生産された大島紬のことです。
大島紬の特徴は渋みがあり、軽くて暖かく着崩れしない、
着込めば着込む程肌になじむ着心地のよさと独特の色合いで、
女性の憧れを誘う気品と風格を持つおしゃれ着の最高峰です。
奄美大島で製造されたものは、地球印の「本場奄美大島紬」、
鹿児島の方で製造されたものには本場大島紬織物協同組合による検査の後、
「本場大島紬」の旗印の証紙が貼付られます。
(引用終わり)
今日、母親が出かけている隙にとりあえずブログ用に写真を一枚。

わずか1~2㎏ほどのこの1着で、普通乗用車一台分の値段だと思うと手が震えます。
品質保証の商標タグ

よくよく見ると「本場奄美大島紬グランプリ」の文字が。
そんなスゴイ反物を仕立ててもらってきたのかっ!?
母よ。
息子も金があれば、すぐに沖縄へ飛んで散財してくるケド、
それは貴女のDNAのせいだと確認できて嬉しいです。
しかし貴女ほどの使い方は、まだまだ修行不足で出来ません(苦笑)