◇ バブルの様相を深める東京市場 = ダウ平均は先週422ドルの値上がり。3週間の連騰で、終り値は3万4300ドルへ。週央14日にはFRBが利上げの見送りを発表したが、株価は230ドルほど下落した。パウエル議長が年内2回の追加利上げを示唆したことに驚いたためである。しかし株価は、すぐに上昇軌道に戻ったようだ。このことは量的金融引き締めの効果がまだ小さく、カネ余りが続いていることを示している。
日経平均は先週1441円の大幅な値上がり。こちらは10週間の連騰で、この間の上げ幅は6188円に達した。10週間の連騰は過去4番目の記録。終り値も3万3700円を超し、33年ぶりの高値となった。堅調な企業業績、自社株買い、それに円安の進行が、主たる買い材料となっている。相変わらず海外投資家の勢いが強く、6月第1週までの11週間で計5兆8000億円を買い越した。
ニューヨーク市場は、7月の利上げはほぼ織り込み済み。9月は経済指標次第でまだ不明という見方。だから弱気にはなっていない。一方、東京市場はさすがに急ピッチの上昇には警戒感も。このところ先物の売り残が急増しており、個人が逆張りを始めた様子がうかがえる。全体として、バブルの匂いが強まっていることは確かなようだ。
今週は23日に、5月の消費者物価。アメリカでは19日に、6月のNAHB住宅市場指数。20日に、5月の住宅着工戸数。22日に、5月の中古住宅販売。23日に、製造業のPMIが発表される。
≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週1441円の大幅な値上がり。こちらは10週間の連騰で、この間の上げ幅は6188円に達した。10週間の連騰は過去4番目の記録。終り値も3万3700円を超し、33年ぶりの高値となった。堅調な企業業績、自社株買い、それに円安の進行が、主たる買い材料となっている。相変わらず海外投資家の勢いが強く、6月第1週までの11週間で計5兆8000億円を買い越した。
ニューヨーク市場は、7月の利上げはほぼ織り込み済み。9月は経済指標次第でまだ不明という見方。だから弱気にはなっていない。一方、東京市場はさすがに急ピッチの上昇には警戒感も。このところ先物の売り残が急増しており、個人が逆張りを始めた様子がうかがえる。全体として、バブルの匂いが強まっていることは確かなようだ。
今週は23日に、5月の消費者物価。アメリカでは19日に、6月のNAHB住宅市場指数。20日に、5月の住宅着工戸数。22日に、5月の中古住宅販売。23日に、製造業のPMIが発表される。
≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ≫