経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

今週のポイント

2023-06-12 07:31:11 | 株価
◇ FRBは利上げを見送るのか = ダウ平均は先週114ドルの値上がり。2週連騰で、終り値は5月1日の3万4000ドルに近付いた。地銀からの預金流出による金融不安、連邦政府の債務上限引き上げ問題が片付いて、市場の空気は急速に明るさを増した。残るは今週14日に発表されるFRBの金融政策。もし利上げが見送られれば、当面は雲ひとつない快晴に。ニューヨーク市場の株価は、新たな目標を探すことになるだろう。

日経平均は先週741円の値上がり。9週連騰で、この間の上げ幅は4747円に達した。外国人投資家による買い気はいぜん根強く、過去10週間の買い越し額は4兆5000億円を超えている。利益確定売りも大量に出ているが、買い気も強い。このため1日の値幅が大きく動く日が多かった。ただ、さすがに急速な上昇を心配する声も大きくなっている。

FRBは今週13-14日にFOMC(公開市場委員会)を開いて、金融政策を決める。市場では「利上げ見送り」説が広まっているが、実際どうなるかは不明。もし0.25%の利上げに踏み切ったら、市場は一時的にショックを受けるかもしれない。だが株価の反騰は早いだろう。もし金利を据え置いたら、市場は怖いものなし。ダウは3万5000ドルを目指して動き出すだろう。

今週は12日に、5月の企業物価。13日に、4-6月期の法人企業景気予測調査。15日に、5月の貿易統計、4月の機械受注、第3次産業活動指数。アメリカでは13日に、5月の消費者物価。14日に、5月の生産者物価。15日に、5月の小売り売上高、工業生産。16日に、6月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が15日に、5月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお14日に、パウエルFRB議長の記者会見。

        ≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

Zenback

<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.goo.ne.jp/prince1933&nsid=145264987596674218%3A%3A145266740748618910&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script>