経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

明るさを増した 小売り業

2017-11-01 08:21:07 | 景気
◇ 売上高が11か月連続で増加 = 経済産業省が30日発表した9月の商業動態統計によると、商業販売額は37兆8760億円で前年比3.3%の増加だった。このうち卸売り業は26兆5900億円で3.7%増、小売り業は11兆2860億円で2.2%増となっている。これで小売り業の売り上げ増加は、7年ぶりに11か月連続を記録した。経産省の判断は「持ち直しの動きがみられる」と慎重だが、小売り業界の明るさは確実に増していると言えるだろう。

9月の小売りを業種別にみると、自動車関連小売り業が5.9%の増加。これで自動車関連の前年比増加は、14か月続いたことになる。医薬品・化粧品小売り業は5.8%の増加。織物・衣服・身の回り品小売業も5.0%の増加だった。訪日外国人客による買い物や、気温の低下による秋冬もの衣料品の販売増が貢献した。

業態別では、デパートとスーパーを合わせた大型小売店の売り上げが1兆4968億円。前年比1.8%伸びたが、ここでも外国人客による購買が大きかった。またコンビニは9781億円で2.1%の増加。なんとコンビニは55か月にわたって前年比増を記録している。家電大型専門店の売り上げは3158億円、前年を1.2%上回った。

天候の影響などがあったため、経産省は慎重な判断を下したのだろう。しかし最近は世界同時好況のおかげで、輸出主導型の景気拡大が進行し始めている。その効果もあって、小売り販売も堅調に推移する可能性が高い。こういう状況では、政府もやや強気の判断を示した方がいいと思うのだが。

      ≪31日の日経平均 = 下げ -0.06円≫

      ≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ
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