◇ 上昇ペースは鈍ったものの = ダウ平均は先週200ドルの上昇。日経平均も154円の値上がりだった。日米の株価はともに先々週は下落したが、すぐに上昇に転じている。ただ高値圏に入っているだけに、上昇のペースはひところに比べるとかなり鈍った。それでもダウ平均は週央に史上最高値を更新。日経平均も2万2500円台まで戻している。市場の空気は、まだ強い。
市場の強気は、企業の好業績に支えられている。株高でアメリカの年末商戦も、順調に滑りだしたようだ。そうしたなかで、FRBによる12月の利上げが近づいてきた。株価への影響はまだ現われていないが、為替の面では円の対ドル相場がやや上昇してきた。理論的には円安要因になるはずだが、市場が利上げを十分に織り込んでいるための結果だろう。
世界同時好況の基盤には、全く変化がみられない。ヨーロッパやアジア諸国の株価も、上昇基調を維持している。ただ資源の国際価格も回復しており、原油相場もじわじわと上がってきた。こうした状況のなかで、FRBは12月12-13日のFOMC(公開市場委員会)で政策金利の引き上げを決定する予定。ここで世界経済の潮目に変化が起きなければ、株価は次の上昇気流に乗る可能性が大きい。
今週は27日に、10月の企業向けサービス価格。29日に、10月の商業動態統計。30日に、10月の鉱工業生産と住宅着工戸数。1日に、10月の労働力調査、家計調査、消費者物価、7-9月期の法人企業統計、11月の新車販売。アメリカでは27日に、10月の新築住宅販売。28日に、11月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数と9月のFHFA住宅価格。29日に、7-9月期のGDP改定値。1日に、11月のISM製造業景況指数と新車販売。また中国が30日に、11月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
市場の強気は、企業の好業績に支えられている。株高でアメリカの年末商戦も、順調に滑りだしたようだ。そうしたなかで、FRBによる12月の利上げが近づいてきた。株価への影響はまだ現われていないが、為替の面では円の対ドル相場がやや上昇してきた。理論的には円安要因になるはずだが、市場が利上げを十分に織り込んでいるための結果だろう。
世界同時好況の基盤には、全く変化がみられない。ヨーロッパやアジア諸国の株価も、上昇基調を維持している。ただ資源の国際価格も回復しており、原油相場もじわじわと上がってきた。こうした状況のなかで、FRBは12月12-13日のFOMC(公開市場委員会)で政策金利の引き上げを決定する予定。ここで世界経済の潮目に変化が起きなければ、株価は次の上昇気流に乗る可能性が大きい。
今週は27日に、10月の企業向けサービス価格。29日に、10月の商業動態統計。30日に、10月の鉱工業生産と住宅着工戸数。1日に、10月の労働力調査、家計調査、消費者物価、7-9月期の法人企業統計、11月の新車販売。アメリカでは27日に、10月の新築住宅販売。28日に、11月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数と9月のFHFA住宅価格。29日に、7-9月期のGDP改定値。1日に、11月のISM製造業景況指数と新車販売。また中国が30日に、11月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ≫