◇ 2年3か月ぶりに140円台乗せ = 資源エネルギー庁の集計によると、11月20日時点のレギュラー・ガソリン店頭価格は全国平均で1リットル=140円10銭だった。これで10週間連続の値上がり。この間の値上がり率は7%に達している。また140円台に乗せたのは2年3か月ぶりのこと。ことしの年末年始は、車での移動費が高くなりそうだ。
地域別にみて、最も高くなったのは沖縄県で147円60銭。次いで長崎県が147円20銭。安いのは埼玉県の136円10銭と高知県の136円40銭。地方によって、値段にかなりの開きが生じている。このうち沖縄や長崎は、輸送コストと関係がありそうだ。また埼玉は激戦区だからだろう。ちなみに東京都は141円30銭だった。
価格の上昇は、言うまでもなく原油の国際価格が高騰したことによる。ニューヨーク市場のWTI(ウエストテキサス産軽質油)相場は、11月に入って1バレル=57ドル台の高値を付けた。2年4か月ぶりの水準で、6月下旬の安値からみると3割以上も上がっている。これは世界的な原油の需給構造に、いくつかの変化が生じたためだ。
まず供給面では、OPEC(石油輸出国機構)の減産協定が延長される見込みになったこと。その一方で増産を続けてきたアメリカのシェール業界が、ハリケーンの被害を受けて減産を余儀なくされたこと。いずれも原油生産の伸び悩み要因になるわけで、原油の国際価格を押し上げる結果となった。
(続きは明日)
≪27日の日経平均 = 下げ -54.86円≫
≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
地域別にみて、最も高くなったのは沖縄県で147円60銭。次いで長崎県が147円20銭。安いのは埼玉県の136円10銭と高知県の136円40銭。地方によって、値段にかなりの開きが生じている。このうち沖縄や長崎は、輸送コストと関係がありそうだ。また埼玉は激戦区だからだろう。ちなみに東京都は141円30銭だった。
価格の上昇は、言うまでもなく原油の国際価格が高騰したことによる。ニューヨーク市場のWTI(ウエストテキサス産軽質油)相場は、11月に入って1バレル=57ドル台の高値を付けた。2年4か月ぶりの水準で、6月下旬の安値からみると3割以上も上がっている。これは世界的な原油の需給構造に、いくつかの変化が生じたためだ。
まず供給面では、OPEC(石油輸出国機構)の減産協定が延長される見込みになったこと。その一方で増産を続けてきたアメリカのシェール業界が、ハリケーンの被害を受けて減産を余儀なくされたこと。いずれも原油生産の伸び悩み要因になるわけで、原油の国際価格を押し上げる結果となった。
(続きは明日)
≪27日の日経平均 = 下げ -54.86円≫
≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ≫