今日の訓話

2021-11-21 08:42:00 | 作文
八十六歳になる母は信州に生まれ育ちました。
その母が子どもの頃、飼い猫が子をたくさん産んだそうです。
子猫ですからかわいいですね。
しかし、かわいい子猫も数が多いとなると世話や何やらで大変です。
すると母の祖母が子猫を畑に持って行きます。
大きな穴を掘って埋めてしまうのですね。

今の時代ですと大変な事で法に触れますから処罰の対象になります。
しかし、当時は戦時下にあります。しかも田舎の暮らしは自然と対峙して行く日々。生半可なセンチメンタリズムは其処には存在しません。

さあ、あなたはこのストーリーを聞いた今、何を思うのか。子猫を生き埋めにするのは残酷ですが、その是非を自身に問うてみるのがいいでしょう。

よくよく考えてみると物事の本質がおぼろげながらも見えてきます。


「作文の教案 vol.221」東武練馬の作文・公立中高一貫受験・英語の専任指導 受験英語 PREP SCHOOL

2011-11-06 07:55:16 | 作文

作文を教える方法は、たくさんあります。

そして、私は、その全てを把握していませんから、よりよい指導を目指すべく、日々、模索しております。

そこで、今回は、先日、テレビの朝の番組で、作文の参考となる話がありましたので、ここに紹介します。

その話は、アナウンサーの話法の訓練法についてのものでしたが、なるほど、これは、使えるなと...。

その訓練法とは、とてもシンプルなものです。

①まず、原稿や記事を読みます。

②次に、それを伏せ、覚えている内容を暗唱します。

一字一句全てを正確に覚えることは、難しいでしょうから、あくまでも覚えている範囲で暗唱するという意味です。

ここまできましたら、感のいい方なら、もうお気づきでしょう。

要は、要約ということです。

これを小学生を対象とした作文指導に適応できるかどうかは、研鑽しなければなりませんが、非常に有効ではないかと興味津々です。

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受験英語 PREP SCHOOL

(小学生の作文・公立中高一貫・受験英語指導)                                                                      

東京都練馬区北町1-28-18

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「作文指導のツボ vol.212」東武練馬の作文・英語塾 受験英語 PREP SCHOOL

2011-09-30 16:00:08 | 作文

現在、作文講座では、どのクラスの生徒も、文章の要約に励んでおります。

但し、できない...

要点を自分で見極め、単に文章を写すのではなく、自分の言葉で置き換えさせたいのですが、どうも子らは、自分の言葉を見つけ出せません。

様子を見ていると、とてももどかしい...

しかし、ここで、こちらが折れてはいけません。

初めは、全く手が動かない子らも、時間をかければ、徐々にできるようになってきます。

そして、ポイントは、待つこと。安易に講師が手出しをしない。

赤ちゃんに読み聞かせをしていると、自然に言葉を覚えていくのと同様に、小学生も、きちんと「機会」を与えれば、作文法を覚えていきます。

作文とは、文を書くことを通して自分と向き合うこと。

小学生が、自分と向き合うのですから、そう易々とは、なりますまい。

ガンバレ!

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「作文指導の中身 vol.211」東武練馬の作文・英語塾 受験英語 PREP SCHOOL

2011-09-26 06:56:36 | 作文

作文指導の経験は、他社でたくさん積んできましたが、自分一人の責任に於いてという意味では、この教室が初めてとなります。なぜなら、私が、初めて立ち上げた教室だからです。

自分一人というのは、気軽な反面、責任感が常に付きまといます。もちろん、他社でも教室長の職に就いていることが多かったので、「責任」という面では、人一倍、気を遣いましたが、結局は、雇われ人。責任の在り処と言えば、厳密には、私を管理する管理職にあります。それが組織の仕組みであります。

さて、私一人の責任に於いて作文を指導していると、時には、この指導法で良いのだろうか、この子は、本当に進歩しているのだろうか。自問の日々が続きます。

その自問への回答を得るとなると、客観的な評価を仰ぐことが一つの手です。

そして、当教室には、定期的に、模試を受けるお子さんがいらっしゃいますので、その結果が私の指導法の確かさを証明する一つの尺度となります。

当教室の指導人数は、私一人が、指導に当たるため、圧倒的に少人数になりますが、その少人数の中に、偏差値60越えが数名いらっしゃいます。

作文は、小学生対象のコースですから、偏差値60は、中学受験を目標にした偏差値基準となります。

偏差値60は、中学受験では、国立・最難関私立を意味します。

果たして、私の指導法は、正しいのでしょうか。この結果に奢ることなく、自問の日々が続きます。

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「作文 要約 vol.208」東武練馬の作文・英語塾 受験英語 PREP SCHOOL

2011-09-09 09:14:33 | 作文

作文の指導の一つに「要約」があります。題材は、何でも可です。新聞の社説、朝日なら「天声人語」を用いて要約の学習をされる方も多いのではないでしょうか。

当教室では、小学生を対象として作文指導(中学生以上は、希望者に無料にて添削)をするため、題材は、余り難解では困りますから、小学生新聞を利用したり、中学受験の過去問を利用したりしております。

さて、それでは、実際の指導内容ですが、「要約」は一般的な作文と違い、自分の意見や経験等を用いて書くことができませんから、先ずは、書く前にテーマをしっかりと理解する必要があります。

また、内容も身近なものばかりではありませんから、、書く前に、題材となる文章を読み合わせ、背景となる知識を落とし込んでからスタートをします。そして、実際に書かせてみて、その添削。そして、その繰り返しとなります。

一般的な作文であれば、ある程度しっかりとした作文を書ける子でも、要約となるとそうはいきません。要約には、別段フォーマットは存在しませんから、既存のパターンに当てはめることは、容易ではありません。

そこで、生徒たちは、どうやってまとめようかと、あれこれ考えます。中には、一文字も書き始められない子もいますが、私は余り、手出しをしないことにしています。繰り返しの添削の中で、要約のエッセンスを習得するのが有効と考えられるからです。

要約。添削。書き直し。添削。その過程から、生徒たちは、客観的に物事を捉える力を養っていきます。

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