作文を教える方法は、たくさんあります。
そして、私は、その全てを把握していませんから、よりよい指導を目指すべく、日々、模索しております。
そこで、今回は、先日、テレビの朝の番組で、作文の参考となる話がありましたので、ここに紹介します。
その話は、アナウンサーの話法の訓練法についてのものでしたが、なるほど、これは、使えるなと...。
その訓練法とは、とてもシンプルなものです。
①まず、原稿や記事を読みます。
②次に、それを伏せ、覚えている内容を暗唱します。
一字一句全てを正確に覚えることは、難しいでしょうから、あくまでも覚えている範囲で暗唱するという意味です。
ここまできましたら、感のいい方なら、もうお気づきでしょう。
要は、要約ということです。
これを小学生を対象とした作文指導に適応できるかどうかは、研鑽しなければなりませんが、非常に有効ではないかと興味津々です。
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受験英語 PREP SCHOOL
(小学生の作文・公立中高一貫・受験英語指導)
東京都練馬区北町1-28-18
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現在、作文講座では、どのクラスの生徒も、文章の要約に励んでおります。
但し、できない...
要点を自分で見極め、単に文章を写すのではなく、自分の言葉で置き換えさせたいのですが、どうも子らは、自分の言葉を見つけ出せません。
様子を見ていると、とてももどかしい...
しかし、ここで、こちらが折れてはいけません。
初めは、全く手が動かない子らも、時間をかければ、徐々にできるようになってきます。
そして、ポイントは、待つこと。安易に講師が手出しをしない。
赤ちゃんに読み聞かせをしていると、自然に言葉を覚えていくのと同様に、小学生も、きちんと「機会」を与えれば、作文法を覚えていきます。
作文とは、文を書くことを通して自分と向き合うこと。
小学生が、自分と向き合うのですから、そう易々とは、なりますまい。
ガンバレ!
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作文指導の経験は、他社でたくさん積んできましたが、自分一人の責任に於いてという意味では、この教室が初めてとなります。なぜなら、私が、初めて立ち上げた教室だからです。
自分一人というのは、気軽な反面、責任感が常に付きまといます。もちろん、他社でも教室長の職に就いていることが多かったので、「責任」という面では、人一倍、気を遣いましたが、結局は、雇われ人。責任の在り処と言えば、厳密には、私を管理する管理職にあります。それが組織の仕組みであります。
さて、私一人の責任に於いて作文を指導していると、時には、この指導法で良いのだろうか、この子は、本当に進歩しているのだろうか。自問の日々が続きます。
その自問への回答を得るとなると、客観的な評価を仰ぐことが一つの手です。
そして、当教室には、定期的に、模試を受けるお子さんがいらっしゃいますので、その結果が私の指導法の確かさを証明する一つの尺度となります。
当教室の指導人数は、私一人が、指導に当たるため、圧倒的に少人数になりますが、その少人数の中に、偏差値60越えが数名いらっしゃいます。
作文は、小学生対象のコースですから、偏差値60は、中学受験を目標にした偏差値基準となります。
偏差値60は、中学受験では、国立・最難関私立を意味します。
果たして、私の指導法は、正しいのでしょうか。この結果に奢ることなく、自問の日々が続きます。
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作文の指導の一つに「要約」があります。題材は、何でも可です。新聞の社説、朝日なら「天声人語」を用いて要約の学習をされる方も多いのではないでしょうか。
当教室では、小学生を対象として作文指導(中学生以上は、希望者に無料にて添削)をするため、題材は、余り難解では困りますから、小学生新聞を利用したり、中学受験の過去問を利用したりしております。
さて、それでは、実際の指導内容ですが、「要約」は一般的な作文と違い、自分の意見や経験等を用いて書くことができませんから、先ずは、書く前にテーマをしっかりと理解する必要があります。
また、内容も身近なものばかりではありませんから、、書く前に、題材となる文章を読み合わせ、背景となる知識を落とし込んでからスタートをします。そして、実際に書かせてみて、その添削。そして、その繰り返しとなります。
一般的な作文であれば、ある程度しっかりとした作文を書ける子でも、要約となるとそうはいきません。要約には、別段フォーマットは存在しませんから、既存のパターンに当てはめることは、容易ではありません。
そこで、生徒たちは、どうやってまとめようかと、あれこれ考えます。中には、一文字も書き始められない子もいますが、私は余り、手出しをしないことにしています。繰り返しの添削の中で、要約のエッセンスを習得するのが有効と考えられるからです。
要約。添削。書き直し。添削。その過程から、生徒たちは、客観的に物事を捉える力を養っていきます。
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