大丈夫か、アメリカ

　今回、日本製鉄がUSスチールを買収したので
機能性の高い鉄製品が、アメリカ国内でも生産
できるようになることとは思います。しかし、
設備投資や作業員の教育に時間がかかります。
生産可能になるまで、関税を掛けたままにする
のでしょうか？コストアップになったり、生産
が滞ってしまい、困るのはアメリカの国内産業
だと思うのですがね。

　他にも日本でしか生産できないものが数多く
あります。
　たとえば、鉄道レールや鉄道用車輪などは、
その耐久性などから、日本が一人勝ちの状態に
なっています。アメリカ国内の貨物輸送は鉄道
の占める割合が大きく、これらの需要は大きい
ものと思います。いづれかは、アメリカ国内で
生産することにはなるとは思いますが、直ちに
というわけにはいかないでしょう。
　同様に高張力鋼板などは、潜水艦の製造には
欠かせないと思います。

　かの大統領は、医薬品や医療機器にも同様に
関税を掛けるといっていますが、これについて
も、同じような事態にもなります。胃カメラや
その他の医療用機器の主なものは、日本で開発
して製造したものが多いのが現状で、電子部品
でも同様です。

　軍艦さえも予定通り建造できなくて、艦船数
では中国に水を開けられています。大丈夫なの
だろうか 。軍艦は機密情報の塊でしょうから、
日本で建造を依頼するわけには、いかないので
しょうしね。^^;

　同様に、旅客機製造でも、世界的にアメリカ
離れが進んでいるようです。

　”覇者アメリカ”という時代が終焉を迎えた、
ということなのでしょうか。

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