大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

規模別の発電設備の姿

2022-08-29 10:00:38 | 日記

 原子力発電と言うと危険なイメージがあります。また、使用済み
の燃料などの放射性廃棄物の処理(=保管)が数十万年間無事か?
という懸念があります。保管中の注意書きなどを、どのような言語
(現在の言語が何万年も残っている可能性は低い)で記述するのか
とか、地中深く埋めたとしても、将来の”考古学者”が掘り起こして
しまうかもしれませんし。発電量が不安定な太陽電池や風力発電が
実用化されてはいますが、太陽電池は、使用後のパネルの廃棄処理
が厄介だし、風力発電は騒音問題や鳥の衝突問題があり、発電量の
不安定さからもそれぞれ単独ではベースロード電源としては適切な
方法とは言えません。

 安全な方法で発電した電力を利用したい場合は、目的に合わせた
方法を採用するのが望ましいものと思います。個人ユースなのもの
としては、スマホなどの電子機器用のものと、車などの輸送機関用
や中電力用のもの、生産工場や生活環境を賄うための基本的な電力
(ベースロード需要)と、用途別には三通りのものを、使い分ける
のが望ましいものと思います。

 このうち、原子力でまかなうのは大電力用と中電力用のもので、
小型電子機器用は、固体電解質を用いた充電電池が望ましいかな?
と思っています。
 日本は地熱資源が豊富ですから、もっと地熱発電設備を建設する
方向にシフトしても良いのでは、と思いますがね。
小型機器用の電力
 今のところ畜電池の主流はリチウム電池なのでしょうが、電解質
が液体なので、液漏れや衝撃などによる発火事故が発生する可能性
があります。電解質を固体化する努力がなされているので、実用化
が近いと思われます。早く実用化して、安心して使えるようになる
と良いですね。
 しかし、化学変化を用いた蓄電方法では、どうしても充電に時間
がかかることは避けられません。すばやく充電できる方式の電池が
望ましいのですが、充電時に多大な電力が流れることになります。
しっかり管理された場所で充電できれば良いのですが、電池を利用
する機器(車を含めて)は、膨大な数に昇り、しかもあらゆる環境
で、多くの一般ユーザーが充電の操作を行うことになりますので、
事故が多発しかねません。しかも、車用では、膨大なエネルギーを
扱うわけですから、事故が起こるとなると、多大な被害が発生する
ことになり兼ねません。^^; 
 そういうわけで、現状の蓄電池は”最終兵器”には成り得ないもの
と思います。しかし、充電時間もさほど長くならない容量の小さな
小型機器用には、この手の充電池が最適でしょう。

 車用についでは、今は電気自動車の方に関心が向かっていますが
充電元の電気をどう発電したかを考えると、最適なものではありま
せん。CO2 の削減には結びつきません。CO2 の排出場所が車なのか
発電所なのかの違いだけですから。それに、車のコストの3,4 割も
占めるようでは、普及が困難でしょう。電池は消耗品です。数年後
には買い換える必要があると思いますからね。

 取扱や補給の簡易性を考えると、水素エンジンで発電し、それを
蓄電し走行用エネルギーとするのが、落ち着き先ではないでしょう
か。水素エンジンが最大の効率を上げる速度で運転し、それにより
発電して蓄電池に貯め込むのです。水素エンジンの回転エネルギー
を直接動力に使わないのです。蓄電池も、車の走行に必要な量のみ
を蓄電すれば良いので、大きな蓄電池は不要です。
 水素ならば、充填に掛かる時間はガソリンのと同等です。場合に
よっては充填済みカートリッジタンク方式になるかもしれません。
 水素は危険だというイメージがありますが、交通事故などで車が
衝突しても、水素は軽いのですぐに拡散します。ガソリンの場合は
地表に流れ出て引火する可能性が高いのです。衝突事故などでは、
ガソリンよりも水素の方が安全性が高いと思います。

 工場内や循環バスなど、活動が範囲的時間的に限られている車輛
には、充電式のバッテリーを採用したケースが多くなるかもしれま
せん。鉄道界では、駅に停車中に充電するタイプの鉄道車輛が開発
されています。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿