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好奇心旺盛な長年の体験で、行って、見て、食べて、泊まった素敵な世界を、皆んなにちょっぴりお裾分け...

ブルターニュ紀行 60 < ナント 2 東ブルターニュの首都  >

2021-06-21 00:58:01 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : レトロ未来風テーマパーク『マシン・ド・リル』の『巨象』

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスでは無い異世界を巡ろう
60


ここ「ナント」はフランス一の大河「ロワール」の両岸にまたがり
河口まで25kmあるかないかなので
河川港として結構船が登ってくる


帆船もいれば


これくらいの客船なら入ってこられる

そのロワール河の中に中州がある

その島に「ジュール・ヴェルヌ」のアイデアにも影響を受けて
生化学と機械工学とのフュージョン的実現の実験工房のような
ユニークな施設が作られている
『Machines de l'Ile 島の機械(館)』

島というのは
ナント市のロワール河の中之島


『Ile de Nantes ナント島』Photo by ⒸJiji44

この島にある且つての「造船所」の建物を利用したもので
『人造巨象』
『レトロ未来メリーゴーランド海洋』
『3つのギャラリー』
『アトリエ(工房)』
から成立つ一種のテーマパーク



3棟のギャラリーの向かって左のギャラリーの中に「人造象」が見える

『Eléphant Géant 巨象』

巨大
高さ12m
長さ21m
幅8m
重さ48,4t
各関節部可動部を制御する油圧シリンダーのオイル量2500L
ピストン62本
地方空港で滑走路から機内に入る時に使うタラップのような階段を横付けして
中と上に登れる


 頭の上に立ってる二人の大きさを見ると...

幾つかのコースを30分かけて歩く
速度1〜3km/h

巨大「メリーゴランド海洋」は三重層



『深海』『海中』『海面』
の三種類が三層にかぶさる

『深海』
は「海底二万里」でも出てくる怪物イカや深海魚など


「ダイオウイカ」



なぜか「ハコフグ」も深海

『海中』
はお魚やエビなど


マッコウクジラと怪魚が並んでる


エビ





カニ
蟹は甲羅の上の椅子に座るようになってた



『海面』
は船や磯に転がる帆立貝やら陸上の架空の生き物など






お魚の船


海馬


「海面」の層の頭の上には
色鮮やかなトビウオが飛び回っています

ちなみに
うんと小っちゃい子用の「ミニ・メリーゴーランド」も有る






ジュール・ヴェルヌの作品の
出版当時の挿絵をシートにして貼ってあるのを見ると



まさにこのまんまですよね

「ギャラリー」には
ありとあらゆる不気味カワユイ生き物たちが潜んでおります

タランチュラ


ドイツ人のおっさんがよく乗ってる改造巨大バイクのエンジンみたいだ




この「鷺」の様な鳥は



こんなに羽ばたく


これはやや意味不明



巨大な「芋虫ちゃん」みたいだ




こうなると全く理解不能
でも面白そうではある


ナマケモノのお腹の上にも乗れます

さらに空中のレールを走らず
家から吊るされているわけでもない
地上走行型も



このアリンコは四人乗り


係が小型の模型を使って
どの様に作動するのか説明してくれたりのするのです


このハチドリは(多分)乗れない

それから
場内遊覧する歩く怪獣は巨大人造象だけではない



メリーゴランドのタランチュラとは別の巨大蜘蛛
こんなんにウロウロされた日には気色悪くてたまらんだろう
でも乗ってる方は楽しそうではある


他にも

『Doragon-Cheval 龍馬』

背に中国風のパゴダを載せた時と



載せてない時と



鼻から煙を吹き口から火を吐く
オモロきしょカワイイでしょ

さらに
ジュール・ヴェルヌが考えた「空飛ぶ島」をもとに
レタッチしたポスターが貼られており


どうやら
これを作るらしい



小型の模型を作って



現物を仕上げて


外に飛び出す腕のところまで行くと



宙に浮噛んでいる様な錯覚にとらわれる

レストランもありますが


食べ散らかしていると
アリさんにご注意

巨象は
散歩中でなければここにおります




ではこの辺で
もう少し街を見てみよう

まず大聖堂

『Cathédrale Saint-Pierre et Saint-paul 聖ペテロ・聖パウロ大聖堂』

パリの「ノートル・ダム大聖堂」に非常に似ている
違いは
バラ窓がないことと
全体に高さが低い上に鐘楼がの角角に小さな尖塔が立ち上がっていることくらいか


後陣は見事なゴシックの様式

実はこの大聖堂も
パリと同じ様に火災にあった



放火だった
2020年7月18日


結構な被害が出たが
幸いパリの例のような大惨事ではなかった


ブルターニュ公国の最後の主権者だったアンヌ・ド・ブルターニュの父親
ブルターニュ公爵フランソワ2世の墓がある
なくなったのは娘がまだ10歳だった

大聖堂は今では火災の後は完全に修復されて
元の姿に戻っている




ここらで
ナントのホテルを一軒ご紹介しておこう
『Sozo Hotel ソゾ・オテル』


このホテルは
19世紀の礼拝堂を作り変えてある

レセプション 兼 バー


頭上は石のアーチ


上の階の手すりから見下ろすとこんな感じになる

客室は
礼拝堂の内陣部やその周囲にある小礼拝室がそのまま使われている



Duplex(メザニーン)の部屋
上からベッドを見下ろす


ステンドブラスもそのまま


スパの入り口


レストランは無く朝食だけだが
街のレストランで食べれば良いので問題無い

最後に
もう一つナント産まれの名物が


ビスケットの『Lu リュ』

『La Tour Lu』

「リュ・タワー」は本社ビルの円塔でナントっ子のシンボル
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