行ってみませんか... こんな 素敵な世界へ

好奇心旺盛な長年の体験で、行って、見て、食べて、泊まった素敵な世界を、皆んなにちょっぴりお裾分け...

【特別企画】 < パリのクリスマス 2021 >

2021-12-25 00:00:01 | 特別企画
巻頭写真 : シャンゼリゼ大通りのイリュミネーション

2021年も余すところあと6日
コロナ禍で2度目のクリスマスを迎えました
連載中断中ですが
パリのクリスマスの様子を点描でご紹介しようと思います


11月21日
昨年より1週間早く点灯された『シャン・ゼリゼ大通り』のイルミネーションは
2018年以来同じライティングの使い回し


中央分離帯1車線分の両側が片側4車線+自転車レーン
その車道の両端と左右の歩道の真ん中と計4列の並木に赤いLED
ネオンサインすら規制のあるパリの電飾に「赤」と
最初の年はびっくり仰天したものでした



両側とも歩道自体が4車線分はありそうですがその真ん中の並木だけは電飾が一本置き
気づきにくいところで節約が図られています


お隣の『モンテーニュ大通り』の電飾は昔ながらの「電球の色」で落ち着きます


普通の通りの電飾はこんなもの
今年はイリュミネーションされている通り自体が非常に少なく感じます



とある広場は周りの並木に渋い電飾がつけられていて


まるで金箔を散らしたような美しさがありました


「Rue des Bulles 泡通り」
という通りの名前にちなんで「風船」を飾った変わりダネもあった

ところで
クリスマスといえばツリー
それも今年は例年に比べると飾ってあるケースが見るからに減っています
飾ってあっても規模が小さいような気がするのです


『大統領府エリゼー宮』中庭


ツリーといえば花屋さん




街中の花屋さんは店の前の歩道を最大限使って
時には左右の別のお店や事務所の前も使わせてもらって
大量のツリーを販売しています


しかし昨今は
すでに飾り付けをして販売するタイプの店も以前に増して増えているよう




それらのツリーは
一般家庭は当然のこととして
ホテルのロビーやレストランのエントランス
街中の広場や各種商店の中に飾られる








もちろんツリーは「木」だけではありません



ミニチュアのツリーもあります
ほとんどクリスマスらしい飾りはなく
展示のほんの一部にちょっとしたクリスマスアイテムをそれとなく飾っている
粋なお店もい結構あります
このグレイのサンタさんも粋です


きわめつけは「紙製」のツリー
某高級ブランドです



削った白木の腕を積み木状に組み合わせたツリーも

商店や事務所もデコレーションしてないところも今年は目立ちますが
ツリーだけがデコレーションではないのも当たり前






ここは照明器屋さんですがいかにもなベタな飾りが
と思ったら赤いテントが張ってあって



子供連れが並んでいて



中で衣装を着せてもらって


サンタさんと写真を撮るサービスをやっていた


とあるモールの通路にも「それ用」の椅子があった


後日行ってみたらこんなことになっていたのでありました
この「サンタさんとお写真」は昔からの定番で
かつてはデパートの前のアーケードの歩道に必ずサンタさんがいて
怖がって泣き叫ぶ子供を抱いてもらって写真撮影を頼む親たちがたくさんいました
今ではほとんど見かけなくなってしまった


デパートと言えば
歩道に面したウインドーには機械仕掛けでお人形を動かして
子供たちが群がるのが今も変わらぬ光景です
動画のアップの仕方はややこしいので静止画でご紹介


アルザスの名物「プティ・ボン・ノム」の形の大きな「ボン・ノム」が踊る


小さなパティシエたちが働き回る




元来「クリスマス」はキリスト教にとって最も大切なお祝いの日で
待降節と呼ばれる「イエスが生まれる日まで」の4週間は
何か努力目標を決めて神様に誓い頑張るのです
「コーヒーを断つ」とか「学校から帰ったらまず宿題をすませる」とか
24日のミサが終わると
その努力を祝って家族でご馳走を食べる
そして24時をまたぐ「降誕のミサ」に臨む

20年以上前は12月24日と31日のレストランは通常のメニューはなく
フォワ・グラやらトリュフやら
オマールエビやら鴨やらジビエ(鹿や猪やキジ等の野鳥やら)など
高価な食材を使いシェフが腕によりをかけたコースを設定して
高価な食事を楽しむ家族が多かったものですが
ここ20年ほどは
ほとんどその習慣がなくなり
皆が自宅で過ごすようになってその日は営業しないレストランも多くなった昨今です

そのフランスのクリスマス「Nöel ノエル」を象徴するのが
『Bûche ビュッシュ』というケーキ
暖炉の「マキ」という言葉でそのものズバリなマキの姿形をしていました


近年多くの菓子職人さんたちが創意工夫を凝らして
マキに似せることなく
「円筒形の横長」というだけで素敵なビュッシュを作り始めて
今では田舎のパン屋さんか大型量販店ハイパーにでも行かないと目にしなくなってきた




今の時代の主流は


こんな風にマキには見えなくなってきて
名だたる有名パティシエの店になると






以上4点『アンドレ・ル=ノートル』




以上3点『ピエール・エルメ』



以上2点『ル・パティスリィエ』



以上2点『メゾン・ド・ショコラ』



『パスカル・カフェ Pascal Caffet』のリンゴット型

ブッシュは食事の最後です
肝心のクリスマスディナーはミサの後ですが
場所と教区によって24日のミサが後で夕食にするには遅すぎるような場合は
クリスマス当日
つまり12月25日の夕食をそれに当てる家庭も少なくない

日常には頻繁に食べない「ごちそう」をこの時ばかりはと
ある日のハイパー・マーケット「カルフール」の売り場をお見せしましょう

生カキ24個入りの箱が山積み

茹でたオマールエビや伊勢海老

活けの伊勢海老

スモーク・サーモン

フォワ・グラ

地鶏




オペラ座裏

ヴァンドーム広場

デパート『サマリテーヌ』

デパート『オ・ボンマルシェ」


バザールが出るチュイルリー公園

皆様方どなたにも平和な日常が訪れますように!
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地中海の『美の島』 コルシカ島 < 更新遅延のお知らせ と お詫び >

2021-12-13 22:57:43 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 「ジカヴォ村」付近の日常の光景

山賊たちが山間の村に潜み啀み合い
海賊たちが海岸の港に棲んで啀み合い
しかし
外国支配に対しては一致団結しながら時を刻んだ海から切り立つ高山



夏ころまでは1け月分ほど先の記事まで書き溜めながら
これまで規則正しい定期更新に努めてきましたが
あれこれありまして
だんだんと遅れがちになり
ついに
ストックがなくなって
週三回の更新が厳しい状況に陥ってしまいました

1週間ほど
更新を中断させていただかなければならない事態となりました

せっかく
非常に少しずつですが読者の数も増えてきたところでの
この状況に忸怩たるものがありますが
どうかご理解の上
生暖かく見守ってくださいますよう
お願い申し上げます

コルシカならではの一皿

イノブタの生ハムと
レバーのムースと
エビとムール貝の盛り合わせ
海の中の山国の料理です

来週には更新したいと思いますので
今後ともよろしくです

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地中海の『美の島』 コルシカ島 47 < アジャクシゥ から コルテ へのルート 4 > 

2021-12-10 00:23:04 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 「ヴナコ」周辺の山里から「コルテ」に向かって標高が下がって行く点描

山賊と海賊とが跋扈した
地中海に切り立つ高山コルシカ島は
野生のハーブと果樹の森に覆われた『美しい島』と呼ばれる


コルシカ島全体の主邑「アジャクシゥ」から島の中央部を目指し
「県境」を越えて「上コルシカ県」に入って二回目の今回
歴史上初めて島の独立を宣言した「自由コルシカ共和国」の首都であった
「コルテ」を目指すことになります

前回の「ヴィヴァーリゥ」から10kmで『ヴナコ』に至る


「モンテ・ロトンド山塊」で4番目の高山『モンテ・カルド 2453m』
の前座の懐に抱かれた「ヴナコ村」




『Ghjesgia San Mihele di Vonaco』

村の中心の教会は『聖ミカエル教会』




村の中はいたって素朴で且つ自然の厳しさとそこで生きてきた頑固さを感じる
そんな山国コルシカの小さな山村の典型




今村にも電車が止まる


手前の緩やかな曲線が線路で石造りの陸橋の向こうはトンネル


まさにそのトンネルを出てきて陸橋を渡るっている電車
村の佇まいは半世紀全く変わっていなくて
電車だけ最近の新型になっている対比がとてもミスマッチに思えて仕方がない





その他にも『聖ペテロ教会』が「サン・ペトリュ・ディ・ヴナコ地区(村)」にある

『Ghjesgia San Petru』Photo by ⒸCorcica-tourisme




教会前の広場の片隅に「フォンテーヌ(水場)」が残る



この「聖ペテロ教会」のある地区を「サン・ペトリュ・ディ・ヴナコ村(地区)」と言い
「ヴナコ村」を構成する下位の自治体の一つで
そこの古い時代の「共同洗濯場」を保存してある

『Lavoire San Petru』






『Misognu』

山から流れてくる数ある清流の一つ『ミゾーニュ川』は
この村で「ヴェッキオ川に合流する」
「サン・ペトリュ・ディ・ヴォナコ地区」には他にも

『Saint-Sebastien de San Petru di Vonaco』
『聖セバスティアヌス教会』


さらに「カンプゥ・ヴェッキゥ地区」には
苔むすような古そうで小さな礼拝堂『サン・ロッカ礼拝堂』もある


『Chapelle San Rocca』

そしてさらに背後の高峰「モンテ・カルド」の山肌に

『Chapelle San Eliseu』
『聖エリゼ礼拝堂』




この「ヴナコ村」の域内には上にあげた「サン・ペトリュ・ディ・ヴナコ」以外にも
サブ自治体として魅力的な集落が幾つもある


『ポッジオ・ディ・ヴナコ村』


『Poggio di Venaco』



一番高い位置にお約束通りに教会が建っている



『サン・キリクゥ教会』
(標準フランス語では「サン・シール教会」という)


『Ghjesgia San Quillicu / Eglise Saint-Cyr』






中心の通りに教会がもう一つ

『Ghjesgia San Roccu / Eglise Saint-Roc』
「聖ロック教会」



かつてはコルシカ鉄道がこの村にも止まっていたが今はもう止まらない
廃駅が山岳事故などの際の救護施設として使われる





『カサノヴァ村』
この村名は元々「Casa Nova 新しい家」と呼ばれていて
その後「Casanova」と繋がって名前になった

『Casanova』



山間の窪地に村があるように見えるが
一方が棚場になっているのでしたから遠望すると




山の頂にある村のようにも見える

『Ghjegia de Sante Maria』

この村の唯一の見どころは
この「鐘楼」を肩に担いだような形の教会「聖マリア教会」

『Fontaine』

文化財指定の古い水場も健在


『ムラシオール村』

『Muracciole』

この村の売り物は二つ
左端に見える教会と奥にある城

『Ghjesgia Assunta』

「被昇天教会」
上の写真は後ろ姿


こちらが正面








お城は『シャトー・ルネッサンス』

『Château Renaissance ( de Muracciole )』

一見して奇妙な雰囲気だ
元来なら「シャトー・ド・ムラシオール」と言うような名称のはずだが
無造作に「ルネッサンス城」と呼ばれてきた
コルシカには所謂ルネッサンスの建造部物ほとんど無い
16世紀はジェノヴァの支配下にあり
手のかかる建造物など建てられることはなかったのだろう
教会などが一斉に建て直され始めるのは17世紀になってからのことだった


前の写真とは反対側の眺めの方がルネッサンスらしいと言えるだろう


城の門は閉ざされていて
左に開いているように見える部分は門ではなく道路
そfれを行くとすぐ左曲がりに上り坂になり


裏側へと抜けてくる
一般見学には解放していないが情報によると外観も内部も完璧に保たれているそうだ


『リヴェントーザ村』


『Riventosa』

この村も起伏した地形の頂にある



一番大切な建物はやはり教会
ただし一番高い場所に建てられているわけではない



中央やや左に教会の尖塔がお分かりになるだろうか






村の雰囲気はとても良い



丘の斜面にある村の通例で建物の一部をくぐり抜ける路地があり反対側は高低差がある
本土「プロヴァンス地方」に多い構造がこの村にも見られる


保存と管理が行き届いて美しい石の家も良いが


生活の年輪でススている建物もコルシカらしくてとても良い

では
コルシカ島が初めて独立を宣言した『自由コルシカ共和国』の首都であった
『コルテ』までもうあと7〜8km
次回から「コルテ」をたっぷりとご案内しましょう
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
皆様のご感想とご意見やご要望を是非「コメント」してください
旅行の計画立案や手配と案内などにご興味のある方は次のサイトもどうぞ
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地中海の『美の島』 コルシカ島 46 < モンテ・ドーロ と モンテ・ロトンド > ヴィザヴォーナから 南北の名峰2座を訪れる高山三昧  2 北側

2021-12-08 00:49:15 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 朝霧にけぶる『モンテ・ドーロ』

山賊と海賊とが跋扈した
地中海に切り立つ高山コルシカ島は
野生のハーブと果樹の森に覆われた『美しい島』と呼ばれる



県境の「ヴィッザヴォーナ峠」を北側に下ると「ヴィッザヴォーナ村」に至る
その村を挟んで南北にコルシカを代表する名高い名峰がある
北側は『モンテ・ロトンド山系』に含まれる『モンテ・ドーロ山』
南側は『モンテ・レノーゾ山』及びその山系に含まれる『オリエンテ峰』
先回南側に行ってみたので今回は北側を訪れよう

Map by ⒸInstitut Géographique National (IGN)

すぐ北側に「Ancien Fort (旧要塞)」と「Cascade des Anglais (英国人の滝)」

駅を離れるとすぐ森になるがそこに教会が建っている

『Chapelle A Sigora di a Furesta / Eglise Notre-Dame de la Forêt』

『森の聖母教会』という名前のこの小さな教会は
森が生活の一部になっている証


内部もシンプルだが明るくて優しい雰囲気が漂う
森の中の道に入ると標識が現れる


「Cascade des Anglais (英国人たちの滝)に至る GR20 北路」という表示
「GR」は仏語で「Grand Ranbdonée(大トレッキング)」の頭文字で
ヨーロッパ全体に北から南へと途切れ途切れにつながるルートの名称で
「GR 20」はコルシカ島内の山と谷を結んで南北と東西につながるルートの事です


アウトドアー・レジャーと言う感覚は英国貴族から生まれてきた
それまで余暇を楽しむのは貴族たちで庶民は働いて財を収めて死んでゆくだけ
19世紀までの仏貴族の楽しみとは「宮廷での宴会」と「男女の秘め事」
ところが英国は「カントリー・ジェントルマン」という言葉がある通り
宮廷に入り浸るより自分の領地で猟犬を育てたり馬を名馬に仕立てたり
自ら自然の中で暮らすのを好んだ






冬の長いブリテン島から避寒地として大陸へ地中海へとやって着て
フランス貴族が価値を見出していなかった海辺や山地の
「知られていない密かな場所」を見出すことに喜びを感じていた
コートダジュールの発達は彼らに負う








ここの滝もきっと
そんな感じで英国人が発見してそのような呼び名がついたのではなかろうか

ところでコルシカ島には標高2000mを超える山は40を超える
尾根の途中のピーク(峰)を入れるともっと多い
その中で
『モンテ・チント 2706m』
『モンテ・ロトンド 2622m』
『モンテ・レノーゾ 2352m』
の三大主峰には周辺の連山を入れてそれぞれの名前で「山塊」と呼ばれる
そのうち
「モンテ・ロトンド山塊」の『モンテ・ドーロ 2389m』と
「モンテ・レノーゾ」とが
「ヴィッザヴォーナ」の南北にそれぞれ直線距離10km〜15kmで向き合っている


「ヴィッザヴォーナ村」から北北東に路程で20km
高低差1350mの往復7時間半の行程で「モンテ・ドーロ」登山を楽しめる



森林限界を超えた高さになると


「黄金山(モンテ・ドーロ)」が見えて来る
上の写真では左奥

『Monte d'Oro』









頂上には十字架と登山者たちが積み上げたケルンがある


頂上からの眺め






真冬にはこんな眺めになる
登山できるのは6月から10月までの5ヶ月間弱

初夏




初冬(積雪前)

この「モンテ・ドーロ」の含まれる山塊の主峰『モンテ・ロトンド』に関しては

『Monte Rotonde』

後日「コルテ」の町から「レストニカ渓谷」の際に改めてご案内しよう

「モンテ・ドーロ(黄金山)」を下山して森の中と山道を東に向かうと
森林地帯の中に清流が何本も流れている






当然滝もある
『はちみつ滝』

『cascade du Miel』

なぜそのような名前になったのかは寡聞にしてわからない





面白いものがあった


近くの集落にフォンテーヌがあってその溢れた水が回収されて


滝につながる清流に戻されている




北東の方角に森を抜けて行くと『ヴィヴァリゥ』という村がある
その村に入る直前
まだ「ヴィッザノーヴァ村」の森の中にとても小さな可愛い礼拝堂がある
『雪の聖母教会』

『Chapelle A Segnora di a Furesta / Chapelle Notre-Dame de la Nège 』


たまたま何かのミサで礼拝堂を開けてあったが
中は祭壇しかないほど奥行きがない小さな礼拝堂

そして『ヴィヴァリゥ』村

『Vivariu』

清潔感溢れた『軛の聖ペテロ教会』が村のシンボル


『Eglise Saint-ïerre aux Liens』

たまたま姪に立つ標識の一つ
茶色の標識(普通文化財を示す)に「サンタ・マリア・ダルク礼拝堂」とあるが
いかにも古そうな礼拝堂が村はずれにあるのです


『chapelle de Santa Maria d'Arcs』

入り口に向かう石段は頽れ朽ち果てる寸前
斜面に建てられているので奥は半ば地面に埋まるような作りになっている
他にも

『Chapelle Saint-Pierre et Saint-Paul』

この「聖ペテロと聖パウロ礼拝堂」は程よく修復されているようだが
「八角堂」とでも呼べる5世紀頃の原始キリスト教の教会の建てられ方をしている

村の周囲は山々に取り囲まれていて北側の小山の頂上に何やら建っている



右奥の小山の上



『Fortin de Pasciolo」

『パッシオーロ小要塞』と言い遠望すると禿山に建っているかのように見える


しかし建っている小山の頂上のほんの少し下から見ると木々がある



ほぼ同じ高さまでくると
遠くから感じたように木は一本も生えていない禿山のように思える


先回あげた「ヴェッザヴォーナ旧要塞」は
四角い建物のうち向き合った二面の壁が残るのみなので
直角に見ると日本の腕のように見えたが
こちらはしっかりと壁が四面ともに残っている




この辺りは峠の直下の「ヴィッザヴォーナ村」の北9kmほど
間道をまた国道に乗り換えて先を目指すことにしよう
村を一歩出たところに「二重橋」がかかる

『Pont Vecchio et Pont d'Eiffel』

「ヴェッキオ川」にかかる『ヴェッキオ橋』の上に
ギュスタヴ・エッフェルの設計による鉄道橋がかかっている


電車がこの鉄橋に差し掛かるとけたたましい警笛を響かせながらゆっくりと渡る
下を通る車はエッフェルの橋に敬意を表する形となる




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地中海の『美の島』 コルシカ島 45 < アジャクシゥ から コルテ へのルート 2 > 県境の村でコルシカの高山三昧 1

2021-12-06 00:26:01 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 『プンタ・デッロリエンテ峰』

仲間割れで逃げた山賊を海岸の村が匿い
港にいられなくなった海賊が島肌に群生するマキに逃れて山里で匿われた
「地中海の美の島」と呼ばれるコルシカはそんな歴史を持つ
海の国で山の国



先回に引き続き
今回は「ヴィッザヴォーナ村」から南側の山を訪れよう


「レノーゾ山塊」を構成する中に
「ヴィッザヴォーナから南に下るとほどなく『オリエンテ峰 2112m』がある
(この地図には書かれていない)

山麓には昔からの牧羊家の羊小屋が点在している








数千年間続いた氷河期が終わった後
氷河が割って運んできて残された岩がゴロゴロ残る地形ができアフガリ
そこに牛やヤギが放牧されている





この尖った岩の先端と周囲には放牧されているヤギが多数へばりついているのですが
写真では小さすぎてわからないかも







頂上にはお約束のように十字架が立てられている

『Sommet de la Punta dell'Oriente』

「オリエンテ峰」の頂上







この峰から直線距離で南に10kmほどで山塊の主峰『モンテ・レノーゾ 2352m』
が控える
南コルシカの最高峰


『Monte Rinosu / Monte Renoso』






頂上直下の標高2092、の位置に『バスターニ湖』がある

『Lac Bastani』














1965年12月29日
バスティアのバスケットボールチームの男女選手22名と関係者2名を乗せた
ボーイングが2300mあたりの斜面に激突した
当日あたり全域が濃霧で全く視界がなく惨事が起こり
救助隊は2日後にしか近づけなかった
乗客24名全員がなくなったが
加えて
救助活動に携わった高山救助隊の女性救助隊員が一名転落事故を起こして亡くなった
その彼女を偲んで女性の頭像が事故現場に立てられている






「バスターニ湖」を頂上から見下ろす




角度と季節が変わると別の山のよう
ちなみに「レノーゾ山塊」には最初にご案内した「プンタ・デッロリエンテ峰」以外に
6座の2000m超えの山々がある

その「レノゾ山を東側に下ると麓は『ギゾーニの森』がが広がり





『ギゾーニ村』がある


遠景は典型的なコルシカの山里


例によって村に入る少し前に廃屋があった


村の中は遠望する時の印象より開けた感じ

『Ghjese santa Maria / Eglise notre-Dame』
聖母教会

『Ghjese San Franceschinu / Eglise Saint-Fransisco』
聖フランシスコ教会


なにやら立派なお屋敷のような住宅があった

建物の後ろに覗く山を注目してほしい




この「刷毛」の毛先みたいな頂上を持つ山は村の背後に必ず見える


『Monte Kyrie Eleison』

「キリー・エレゾン山」
この山はその昔スランシスコ会の修道僧たちが僧院を建てて隠棲し
「神の慈悲は我らに」と唱えていたそうだがコルシカ語で神の慈悲を「Kyrie Eleison」といい


それをこの村の守護聖人の如くに背後から見守るこの山を
その名で呼ぶようになったそうだ
せっかくだからアタックしてみよう



近づいているつもりでもまだまだ遠い



やっとkなり近くに見えてきた











頂上ももうそう遠くない



頂上間近で下に村が見えている
ただしこんな針のようなピークには登りません



ついに登頂成功
(写っているのは筆者ではありません)


見下ろすと下の方が大変そうに見える







「ヴァリー川」



ということで
もう一度地上で村の周囲を見てみることにしよう























では次回は「ヴィッザヴォーナ」の北側の山歩きをしてみよう
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
皆様のご感想やご意見をコメントで送ってください
具体的に旅行をしてみたい方は次のサイトもどうぞ
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地中海の『美の島』 コルシカ島 44 < アジャクシゥ から コルテ へのルート 1 > 

2021-12-03 00:39:24 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 「ヴィッザノーヴァ峠」から望む山々

地中海からいきなり屹立する高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれる



これまでコルシカ島の西岸をたどってきたが一旦「アジャクシゥ」にひき返し
そこから18世紀末初めて「自由コルシカ共和国」を宣言した時の首都「コルテ」を
目指して山道を島の中央部まで辿ってみよう

Map by ⒸGoogle Map

黄色の線が国道で白が県道
見にくいが左上から右下に伸びる黒の点線が「上コルシカ」と「南コルシカ」の県境
この国道193号線で北上すると73kmで「コルテ」に至るが
まず県境までいくつかの集落をご紹介する事から始めよう。

この国道はアジャクシゥの北東の入り口で二股に分かれて町を東西に挟んで流れる
「グラヴォーナ川」の流れに沿って坂の打って行く
アジャクシゥから1時間ほどはそれほど標高は高くはない
15〜6kmほどで『タヴェーラ村』


『Tavera』

典型的なコルシカの山里で大した特徴はないが


村はずれの森の中に古代の巨石文明の遺跡が残っている



先にご紹介した「フィリトーザ」風の彫刻メンヒル



そして要塞型防御集合住宅「カステッデュ」






これまでの例もそうだったが
「カステッデュ」は見晴らしの良い高台にある


カステッデュからの見晴らし


そして周囲を高山に囲まれるため



水源には不足なく




「グラヴォーナ川」の渓谷美もはハイカー達に好まれている




この村には島に二系統しかない鉄道の幹線「アジャクシオ/バスティア線」の
駅がある





「タヴェーラ」から6kmほどで『ボコニャーノ村』


『Valée de Bocognano』

この村のある谷間は「ボコニャーノの谷あい」と呼ばれる





『Ghjese Santa Luccia』

「サンタ・ルチア教会」の鐘楼が白く輝く。


鐘楼の下1/3が切石組みで最上部だけ化粧塗装がなされている



『Fontaine』

この水場(フォンテーヌ)は1883年に設置されたもの

『Mont d'Oro』

村から直線で10km真北に名峰「モンテ・ドーロ」がそびえる
島に40座以上ある2000m超の高峰の一つで標高2389m


その万年雪から滲み出る清流が滝を形作っている


島の多くの滝の中では落差が大きくウエディング・ヴェールのように見える事から
『花嫁ヴェールの滝』と呼ばれている

『La Cascade du Voile de la Mariée』



実はこの滝は落差が非常に大きく上から1/3ほどのところに観覧台がある
人が10人ほど写っているのだが判別で汁だろうか


その観覧台からの光景




季節によって水量が違うが水量の少ない季節は本当にヴェールの様に見える



さらに渓流が変化に富んでいるので
キャニヨニングの聖地としても愛されている



最後にこの村の歴史上の人物を一人ご紹介しておきます

『Antoine Bonelli dit Bellacorsi-Bandit d'Honneur de Bocognano』Pierre Ucciani

この村出身の画家ウッチアーニの描いた「アントワーヌ・ボネッリの肖像」

「サルテンヌ」の項で話題にした
町の二家系が狭い路地を挟んで窓から銃撃戦を行っていた話を覚えておられるだろうか
コルシカ島は昔から村々にギャング集団のような族党があった
山国では山賊の
海岸では海賊の
それぞれの縄張りがあり其々の親分が率いていた
この絵に描かれた「ボネッリ」は「ボコニャーノ村」の「Bandit d'Honneur (名誉大親分)」
と呼ばれる伝説の人物なのです

※  ※

「ボコニャーノ」から7〜8kmで県境の峠
『ヴィザヴォーナ峠』
木立の陰にやや広い駐車スペースがあるので小休止していると
どこからともなく放牧中の豚やらイノブタが近寄ってきたりする


車を止めて近くの斜面をよじ登ると


北側に「モンテ・ドーロ」の威容が正面に見える
写真の右端に二つの突起がお分かりになるだろうか



『Ancient Fort de Vaux』

すぐ近くにある城塞の廃墟『旧ヴォー要塞』
「fort」と呼ばれているので「要塞」だが
おそらくそれほど大規模なものではなかったのではなかろうか













各所に多く残るジェノヴァ時代の単独の塔でないことは確かだ


この辺り一帯は「コルシカ地域立ヴィザヴォーナの森」という
コルシカ独自の自治体法が管理する森で
旧要塞以外にも清流あり滝あり登山道ありで充実しており
秋には欧州では珍しく黄葉ではなく紅葉が見られる

峠を下ると『ヴィザヴォーナ村』
この村も「コルシカ鉄道アジャクシオ⇆バスチア線」が止まる


国道沿いはかなりの森で見通しがきかないが
駅のところだけ抜けている


かつてはレトロなジーゼル列車が走っていて甲高い警笛が山々に木霊していたが
つい最近現代的な車両に代ってしまった
駅を降りるとすぐにハイキングコースや登山道の翔式があり
カフェが一軒だけ


このカフェで一休みして
次回はこの辺り一帯の森と滝と高山の連なりとを訪れることにしましょう
  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
皆様からのご意見やご感想をお麻痺しております
「コメント」からどうぞ
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地中海の『美の島』 コルシカ島 43 < カランシュ・ド・ピアーナ から スペルンカ渓谷へ > 海から山へ

2021-12-01 00:57:35 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : エヴィザ村から見る『スペルンカ渓谷』

地中海から屹立する高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期以来の野生が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれる



「ポルト」を発つ前に南側の「ピアーナ」のカランシュをちょっとだけ
訪れてみよう


山側から見下ろすと凄い高度差があることがわかるが


プロヴァンス地方「カシス」と「マルセイユ」の間にあるカランクと比べれば
海があまり陸の内側に侵食していない


陸の岩の浸食は奇観を生み出しているが
海が入り込んでいないので
プロヴァンスのカランクのようにフィヨルドにはなっていない


海岸の断崖を船で楽しむことは「スカンドーラ」の遊覧と同じようで
しかも「スカンドーラ」と違って断崖のすぐ下が浅い部分もあるので
水が濃い紺碧だけではなくグリーンの部分もある





しかし船でくぐれる岩のトンネルがある




トンネルの右側奥
右からかかる大岩との間まで入って行くと


こんな感じで船が宙に浮く











「ピアーナ」の村からビーチまで歩いて降りてくることができる
もちろんカヌーやボートで乗り付けて過ごす人たちも多い

では「ポルト」に戻って車で再び「ピアーナ」まで登って行くことにしよう





先先回に書いた通り一軒ある茶店には数台文の駐車スペースがあるが
それ以外の場所にも車を無理やり止めて岩の浸食による厳しく激しい姿を
写真に収める






「ポルト」から県道81号線から分かれて東側の山中に入って行く86号線がある
その道を
港に注ぐ「ポルト川」に合流する「スペルンカ川」の峡谷を遡ってみよう


コルシカは海の国で山の国
「ポルト」から4kmほど上流に遡ると『オタ』という村に至る

『Ota』遠景

俯瞰

山里ではあるが

超遠景俯瞰

周りの山々はもっと高い

近景




この「オタ」からさらに上流にわずかに逆登ったらジェノヴァ統治時代初期の橋がある
『ピアネッラ橋』

『Ponte di Pianella』


渓谷自体は非常に大規模なものだが


流れ自体はかなり小さい












「ピアネッラ橋」からほんの少し上流にもう一つ
『ザッリア橋』

『Pont de Zaglia』

前の「ピアネッラ橋」は上部が緩やかな曲線で
今度の「ザッリア橋」は両岸から直線で伸びて真ん中が曲線ではない












「オタ」から細くうねった感動を15kmほど奥に進むと
『エヴィザ』という村がありその間の地域が『スペルンカ渓谷』と呼ばれて
格好のトレッキング・コースとなっている




トレッキング・ルートの標識の赤い印があった



多くのハイカーたちが残したケルン







その「エヴィザ村」からそのまま10kmで「ヴェルジオ峠」
そこが「上(かみ)コルシカ県」と「南コルシカ県」の県境
「エヴィザ」から県境の峠までの地域は『アイトンヌの森』と呼ばれている



『Evisa』遠景


同 近景


霧のエヴィザ



村を出て10分ほど走ると車が数台駐車できるスペースがあり
展望ポイントになっていて



そこから木立の中を800m程も行くと『アイトンネのプール』と呼ばれる
渓流の一部がかなり広い「溜まり」になった部分が景勝の地として知られる


森の中の遊歩道






近くには「アイトンヌ滝」という中小複数の滝もあり
小さな流れが作り出す渓谷美に溢れている
















「アイトンヌの森」の中はトレッキングのためのコースがあり
見所も多い


かつての栗の貯蔵場
コルシカと栗とは切り離せないので今後どこかでご説明しよう


お昼寝中の猪豚の子供


こんな見事な山羊がいた

最後に「ヴェルジオ峠」の様子も



標高1490m

『王としてのイエス』



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地中海の『美の島』 コルシカ島 42 < ポルト と ピアーナ の ホテル  >

2021-11-29 00:06:24 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : ピアーナの『オテル・カポ・ロッソ』夜景

地中海からいきなり屹立する高山コルシカ島は
海の国で山の国
地球創生期以来の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれてきた



「ポルト」と「ピアーナ」のホテルを簡単に触れておこう
まず「ポルト」の遊覧船の港のすぐ前にある『オテル・レストラン・ベルヴェデール』

『Hôtel-Restaurant Belvédère』

このホテルは決して「上等」なホテルでは無い
上質でも高級でも繊細でも無い
メリットは「スカンドーラ遊覧」に最も便利な場所にあるということ
「アジャクシゥ」からだと朝7時に出てこない船に間に合わない
途中で何かあったら船は待ってくれないのでその日を1日無駄にする
ここなら前日の夕方着いておけば翌朝ゆっくりと船に乗る事ができる
何しろホテルの真下が船着場なのだから


しかも部屋は清潔で必要なものはすべて備わっているしサービスにも問題はない


港のある「ポルト川」河口とビーチとの間の塔のある丘のすぐ手前




レストランの入り口と写真右のメニューボードの間の階段を下るとホテルの玄関


ホテルの玄関

斜面を利用して建てられているので外観では想像できない広さのロビーがある



奥のブルーの向こうが玄関


ロビーからバーにつながり


そのままレストランに通じている


レストランの前と横にテラス席がある


正面入り口前のテラス

横の港側のテラス


客室の真下が
「スカンドーラ遊覧」と「ピアーナのカランク巡り」の船の発着場

一般的ダブル



この客室はソファーが二段ベッドになる
子供二人連れの四人家族が泊まれる部屋



※  ※

次に「ピアーナ」の「カランシュ」地帯のホテルを2軒
まず『オテル・カポ・ロッソ』

『Hôtel capo Rosso』

このは写真は本日の「巻頭写真」と同じ位置の昼間の光景


Photo by ⒸGoogle Map

一つ上の写真は上の航空写真の上部に写る横断歩道の位置から撮ったもの
建物は3棟あり扇型の部分とそれに右上に隣接したもっと背の低い
レストランを含む建物と右に離れた屋根が茶色い長方形の建物


手前がレストランで上が屋根の茶色い長方形の棟
写っていないがレストランの右につながって扇型の棟がある


扇型の棟

この棟の客室のベルコニーは手すりの縦棒が曲線を描く



この二枚の写真はスイート



ジュニア・スイート

ダブルの客室

そして
長方形の棟は手すりが直線


長方形の棟






ジュニア・スイート


スタンダードなダブル

このホテルの最大の魅力は
どの客室からも「カランシュとピアーナの海」を独占できること

玄関前

玄関を入って左にがレセプションカウンター
入る前のすぐ左のガラス張りの中はバーラウンジ
左奥が海側となる

バー・ラウンジ


バーラウンジから直接テラスに出られる

『Restaurant Le Neptune』

このホテル「カポ・ロッソ」のレストランは『ル・ネプチューン』と言う
奥に1段分高いフロアーがあり
海側に低いフロアーとガラス張りの外にテラスの席






その先の扇型の建物の更に先にプール







以下にお料理の例を挙げる

















レストランや客室とプールの下はカランスと海


この浜辺まで下りてゆける

 ※  ※

上述した「カポ・ロッソ」の西500mほどのところにもう一軒
『オテル・レ・ロッシュ・ルージュ』

『Hôtel les Roches Rouges』



ピアーナの村を西側から遠望したこの写真のほぼ中央に一軒独立して建っているのが見える
「カポ・ロッソ」はそのさらに手前300mほどにあるのだが
扇型の建物の平らな屋根が左手前建物群に接してかろうじて見えている


「カポ・ロッソ」より歴史のある建物なので外観は情緒があるが
ホテルとしては近代的リニューアルがなされておらず
客室など狭く古めかしく平凡
しかし立地は抜群なので眺望は素晴らしい




正面右半分弱に増築したように張り出した部分の
赤紫の日除けの下りている五つの窓の部分がレストランで
そのさらに左側にテラス席ができる




とにかく眺望が何と言っても最高のご馳走となる幸福眼福というわけだ


写真下の赤いテントの部分がレストランのテラス席


そしてこの内側はバー・ラウンジ






テラスを上の客室から見下ろすと左端から張り出した半円形の出っ張りがあり


そこから階段でお庭に降りると


下にも飲み物や朝食などが取れる席を作ってあり
さらに左に行くと


草を刈り取った状態の場所にも席
さらに


こんな場所があったりお庭を歩くことも楽しめる様に作られている
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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地中海の『美の島』 コルシカ島 41 < ピアーナ ポルト スカンドーラ海岸 > 『ユネスコ世界自然遺産』を訪れたう

2021-11-26 00:26:56 | 素晴らしき世界/コルシカ島
暗闘写真 : 世界自然遺産「スカンドーラ海岸」

地中海からいきなり屹立する高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれる



「ピアーナ」から凸凹と複雑な海岸線に沿った山道を12km東北東に走ると
『ポルト』に至る
そのジグザグの多い山道は高度の変化はそれほどなく
海岸線の侵食で形作られた小さな入り江になりかけて
しかし海水は入ってこなかった結果出来上がった地形で「カランシュ」と呼ばれる
拙ブログ「地中海世界を巡ろう」で何度も書いた
切り立った断崖の両岸を持つ細い入り江「カランク」の陸地版で
「カランク」のコルシカ語での複数形である言葉だそうだ

『Calanche de Piana』


カランシュに岸に沿って道を作ると大変な距離で行ったり来たりになる
そこで標高を変えずに岸を突っ切る道が造られた結果


先回にも写真をあげた通りこのような光景が出来上がった
「ピアーナ」から10kmほど走ると道は下り坂になり始め
下りきると小さな川が海の注ぐあたりの小さな港『ポルト』に着く


この写真の右から降ってきてうんと狭い川上で渡って
写真の左側の集落のさらに左を海の方向に進む



この角度はわざわざこちら岸にわたってこないと集落から見ることはない




この河口が港になっており
先端の岬の小高い場所にあるジェノヴァ時代の塔の下から
こちら側にでられる





塔の足元から集落を見下ろすと右が港のある川で左はビーチ

ピアーナのビーチ


ビーチの側で車はここまでしか入れない
左の建物の端から向こう側の港へ出る
そして「港」というのはこの遊覧船に乗るための港なのです

『スカンドーラ海岸遊覧船』

この「ポルト」から北側に『ユネスコ世界自然遺産』に指定されている
『スカンドーラ自然保護地区』があり
南の「カルゲェージェ」や北の「カルヴィ」からも遊覧船が出ているが
ここが現地に一番近いために遊覧船の発着のために開発された港と言っても過言ではない

Map by ⒸGoogle Map

「スカンドーラ」は陸地(半島)に900ha強 海岸線に沿って海側に750ha
フランス自然保護区
フランス海洋保護地区
コルシカ特別保護区
ユネスコ世界自然遺産
の指定で保護されている

Map by ⒸOpenStreetmap

スカンドーラ半島から北東に離れた小規模な湾が準保護地区として指定されている
『スカンドーラ地区巡り』の遊覧船は
北の「カルヴィ」南の「カルギェーゼ」
さらに南の「アジャクシゥ」からの出ているが
直近の「ポルト」からだと半日で訪れることができる
夏のシーズンのみ運行で午前は9時頃で午後は14時半頃



先端の塔をいただく丘の反対側で車を置いてこちら側の桟橋まで来て
停泊している遊覧船で「スカンドーラ巡り」に出発する


ポルトの港の先端の四角いジェノヴァの塔を超えると「ポルト湾」


この写真でも塔が見える
湾内には頻繁にイルカの群れが現れることがあり
出航直後に偶々遭遇すればしばらく停船して写真タイムにしてくれたりする



結構規模の大きな「ポルト湾」を北東に抜けて隣の「ジロラタ湾」を通り過ぎ
40分ほどで「スカンドーラ自然護区に入る


『スカンドーラ自然保護区』の看板

ここ「スカンドーラ」の地形はカルデラの一部なのだそうだ
したがって
「火山泥流岩」「流紋岩」「火砕流岩」「赤色花崗岩」
同じ「柱状節理」でも
「方状摂理」「板状摂理」があり
赤い安山岩系と黒い玄武岩系とがあり

などあらゆる種類の火山性の岩の露出が見られる




















水平方向に退席する柱状節理




垂直方向の柱状節理



黒色柱状節理


赤色柱状節理


垂直の岩肌に作られた「ミサゴ」の巣


石柱の頂点にある巣

「ミサゴ」の若鳥



現存する島に最初に発生した植生「マキ」

ここ「スカンドーラ」は
海と陸両方を一括して保護地区としてあり
陸上植生
陸上動物生態系
陸と海岸の地形と土壌
海中植物
海中生物
を全て網羅して「自然保護区」であり
希少な動植物と地形や構造が手付かずで保存されていることが
「ユネスコ世界自然遺産」に登録された理由となっている





柱状節理は六角形とは決まっていない
四角形や五角形もある











「ピアーナ」に引き返す際往路より海岸線により近い位置を船が走る
10数kmにわたって人工物が一切存在しない「スカンドーラ」地区に
人家が数軒見え始め砦もある所まで来ると「スカンドーラ」は終わり
「ジロラタ」湾の入り口部になる


ジロラタの砦

『Ghjirulatu / Girolata』

「スカンドーラ」巡りの遊覧船は帰りに季節によって30分から1時間半
この集落に停泊して休憩時間となる


実はこの集落は山側からの陸路は無い
踏み分け道はあって徒歩でなら来られるが車の類は手押し車の時代からやってこれない

漁師の家が10軒弱あり
その他大きな茶店のようなカフェ・レストランと
ごく小さな海の家のようなカフェレストランが浜に2軒
斜面に2軒ほどあるのみ


大きな茶店のテラスより港を眺める
この店は遊覧船が休憩で入って来た時だけお客で溢れる


ジロラタ砦


コルシカでは酪農は全て山に中に放牧して行われているが
「鳥も通わぬ」難所を物ともせず
牛たちがやってきて渚で涼を取っていることがある



港に成っている入り江の向かって右端は船もなく海水浴の浜辺となるが
この写真の左端の斜面に登ってみると


こんな光景になる






写真左上の山のような場所が「ジロラタ湾」の西側の先端で
そこを左回りに抜けると
そこから「ポルト湾」となる
10分ほど走ると


ポルトの象徴の塔と奥に集落が見えてくる


この塔の向こう側が河口で港である



港には「スカンドーラ巡り」の他に
「ピアーナのカランシュ」を海から巡る遊覧船も出ている

次回は「カランシュ」を一目だけ見てから「ピアーナ」まで登り
さらに「ポルト川」を遡って山里を訪れてみることにしましょう
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
皆様のご感想やご意見ご要望をおまちしております
個人的な通信は右カラム中ほどの「メッセージを送る」から
それ以外のブログへのご意見などは最後の「コメント」から
具体的に旅行の立案や手配と滞在のケアーと案内などに興味をお持ちの方は次のサイトもどうぞ
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地中海の『美の島』 コルシカ島 40 < 山国で海国の典型 カルゲーゼ から ピアーナ を訪れる >

2021-11-24 00:23:41 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 山国で海の里「カルゲーゼ」Photo by ⒸMairie-Cargese

地中海からいきなり屹立する高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期以来の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれてきた



コルシカ全体の首都「アジャクシゥ」を発って北上
最初の半分は岬横断の山道残る半分は複雑な海岸線に沿って北行40Kmで
『カルギェージェ/カルゲーゼ』に至る

Map by ⒸGoogle Map

山の尾根が小さな岬となって海に突き出る
その先端あたりの高地の上に町があり両側は海に落ち込んで港がある

『Carghjese / cargèse』


町は高地の平らな部分にあるが端はそのまま海まで斜面になる



南側の斜面の下が港




町の南端の崖縁の東西に教会が向き合ってたっている








海に出て陸から離れるほどに高さを感じなくなってゆくがこの村は山国なのです


そして東西に向き合って建つ二軒の教会



西側(写真左)に聖スピリドン・ギリシア教会
東側(同右)が聖母被昇天ローマン教会



『Ghjesgia graca San Spiridon』

『Ghjesgia latina Santa Maria Assunta』

『聖スピリドン・ギリシア教会』

『被昇天の聖母ローマン教会』




ギリシア教会


ローマ教会

内部の様子をもう少し詳しく見ておこう


「聖スピリドン」の横には「ギリシア教会」という表示が立つ
17世紀半ばすぎ
支配国オスマン帝国の圧政を逃れたギリシア人が600名
コルシカの宗主国ジェノヴァ共和国の承認を得て島の西海岸のこの辺りに亡命してきた
「山の民」は哀れなギリシア人亡命者たちに物心共に援助を惜しまず
「アジャクシゥ」に既にあったギリシア人コミュニティーの全面的後押しもあって
ここ「カルゲージェ」にギリシア人入植地が開かれた



そこでギリシア人たちのための礼拝堂が建立され
18世紀に拡張され19世紀革命の後に現在の教会に立て直される
今日の内部のフレスコは20世紀のもの



内部奥の祭壇のある空間は「ジュベ(衝壁)」で仕切られている
なお「ジュベ」に関しては拙ブログの「プロヴァンス編」と「ブルターニュ編」に
詳しく出てきますのでご参照のほどを



「ジュベ」の上の縁から見上げた後陣祭壇上部の壁のフレスコ


内部の身廊からジュベと内陣方向を望むとこう
逆に正面扉口を振り返ると



こう見える




この「ギリシャ教会」は「東方教会(ギリシャ正教)」の教会ではなく
あくまでギリシア人が帰依するローマン・カトリックの教会であり
キプロズの教区の管轄下にある


フレスコの一部



なお17世紀後半にギリシア人たちが逃れてきて住み着いた時
彼らがもたらした12世紀と16世紀の見事な「イコン』を10数点所蔵している


正面ポルタイユ(扉口)
正面はまるで砦のよう







次に「ローマン教会」


「ラテン(ローマン)教会」という表示



内装は19世紀の復古主義バロック











ここ「カルギエージェ」の復活祭の行進では
山の国コルシカの象徴的な要素である銃も登場する


村自体の標高はそれほど高くないとはいえ
背後に少し登るとこんな感じになって山国であることを再認識することになる


そして大小いくつもある岬の一つ『オミーニャ岬』の先端には
ジェノヴァの塔が残っている


『La Tour d'Omigna』

では「カルギェージェ」を発ちさらに北上しよう
海と付かず離れずながら山道を20kmいけば
『ピアーナ』に至る


Map by ⒸGoogle Map


道中はこんな景色の連続となる



道路は対面1車線なのだがカーブでは左回りの車は必ず対向車線にはみ出してくる
もちろんカーブミラーなどないところがほとんど
そして徐行もせずに突っ込んでくる



相手がバスだったら完全に逃げ場を失うことになる
気をつけよう


気をつけようといえば
コルシカの牧畜は牛も豚もヤギも羊も全て山中での放し飼い
道路の山側の急斜面の山林からいきなり道路に飛び降りてきて
道路を横切って谷川の開けた方に走り去る
などとおいうことも日常茶飯事
しかもそれが牛の群れd去ったりもする




ヤギは普通乳を絞るので放牧は期間が限定的だが


コルシカの豚には4種類ある
放牧中の豚
群れから逃げて野生化した豚
群れの豚が野生のイノシシと交配した家畜のイノブタ
野生化した豚と猪が交配した野生のイノブタ

野生のイノブタも野生のイノシシも捕獲されたら食肉用になる
レストランのメニューには上記のような豚と猪の区別も描かれている



これは猪の血が濃いイノブタ
尻尾がクルンと巻いていれば豚に近く
尻尾が垂れていたり毛深かったり顔が長いのは猪の血が濃い
どれも煮込み料理で出てくるが
ドライソーセージも非常に美味
島中の峠には屋台掛けでドライソーセーを売られている

『ピアーナ』という小さな集落が近づいてくると周りの光景が一変する





樹木がなくなり岩が侵食で荒々しい姿となり
色が赤く染まってゆく
一度人の運転で走っているとき居眠りをしてしまっていて
目が覚めたら周りが真っ赤になっていて吃驚した経験があります


 ちょうど具合のよいRの大きなカーブで駐車スペースが作れ
数10m下に細い清流の谷川が流れる眺めの綺麗な場所に
「峠の茶屋」ばりのカフェ兼おみやげ屋があり
そこに車を止めて歩いて辺り一帯を撮影する観光客がとても多い


県道81号線は村の中は通らないが『ピアーナ』村がすぐそこにある


『piana』

可愛い鐘楼を持つ村の教会は『聖マリア被昇天教会』


『Ghjesgia Santa Maria Assunta』

近くに『カポ・ロッソ(赤い岬)』という壮絶に美しい岬がある










頂きに塔

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ご感想ご意見などをお待ちします
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地中海の『美の島』コルシカ島 39 < アジャクシゥ 9 > アジャクシゥ の最後に街のおさらいをもう一度 

2021-11-19 00:11:01 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 古きコルシカの雰囲気を残す建物の数々

地中海からいきなりそびえ立つ高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれてきた



コルシカ島の首都「アジャクシゥ」の最後にもう一度おさらいの回です
街は「シタデル」から北側の狭い旧市街とそのさらに北側の中心街
そして周囲に広範囲な住宅地が広がっている


Map by ⒸGoogle Map

地図右端の茶色い部分が旧市街で
西側は「シャルル・ド・ゴール広場」で東側は旧港
北側に「フォッシュ広場」で南側に「シタデル」に囲まれた
旧市街の南側半分が最も古い地区で狭い通りが走り
路地の一階にはレストランがあるパターンが多い


Map by ⒸGoogle Map

車が通れる通りは東西を結ぶ1本と南北を結ぶ2本だけ


突き当たりに「シタデル」のある車の通れる通りの1本

その3本の通り以外の細い通りは車は通れない





港側に通じる小径

そして「フォッシュ広場の北側が旧市街の商店街
全国レベルのブランド店などもならんでいる







この最後の写真は「フェッシュ宮」の横を通る通りで
写真左端は「帝室礼拝堂」の通りの側の入り口
ちなみに商店の並ぶ通りの裏側には巻頭写真にあるような古くて生活を感じさせる
一般住居の建物も集まっている






「フォシュ広場」の北側に面して「市役所」がある



「フォッシュ広場」の北側をみた写真で
左が市役所で右が新しい魚市場


Photo by ⒸGoogle Map

『Hôtel de Ville d'Ajaccio』

Hôtel は「不特定多数の多くの人が集まる建物」が語源で「館」に相当する
Ville は「町」
従って「Hôtel de Ville」は町の館(すなわち市役所)




エントランス・ホールの天井はガラス張り


突き当たりに大理石の彫像が立っており
その奥が階段


彫像はナポレオンの兄で「ウエストファーレン国王ジェローム」


左右の壁には町の歴史を辿るフレスコ画が


1492年4月30日「アジャクシゥ開市」

1660年3月18日カテドラル落成

1791年5月13日ロベスピエール「植民地と奴隷解放宣言」にアジャクシゥ市当局賛同

1943年アジャクシゥは全仏最初の枢軸国占領からの解放都市となる

「ジェローム」の彫像の後ろの階段を上ると上階は「ナポレオン広間」

『Salon Napolèon』


同 天井画

この「ナポレオン広間」が市庁舎のレセプション・ホールで
市民の「民法上の結婚式」も市長か助役の元で行われる

この市役所の並びの港側が「魚の市場」

『Marcatu di Pesci 魚市場』

19世紀の見事な建物の入り口にコルシカ語で誇らしく
「マルカテュ・ディ・ペッシ(魚の市場)」という瀟洒な看板が出ている
「フォッシュ広場」の露天市が町の中央の市場だったが
近年魚の業者を集めた建屋の市場をこの建物に置き
さらに最近「食品公設市場」を近くに建てたとご紹介した


内部は瀟洒な館の外観からは想像できない近代的で衛生的な魚市場



壁の前のブースと違って中央はアイランド風


「海の国コルシカ」に恥じない豊富で新鮮な海産物が溢れている


右端上の大きな赤魚はコルシカ特産の沖の岩場の深みにいるカサゴの一種
「シャポン」という本土では見られない美味なお魚
その下側は「ヒメジ」


輪切りになって売られているのは「メカジキ」
左上はやや小型の「シャポン」


左下は「鯵」で真ん中は「ヤリイカ」



「ラングスト(伊勢海老)」は活で生簀にて


建物の反対側の入り口にはフランス語で「Halle aux Poissons (魚市場)」という看板がある

この「マルカテュ・ディ・ペッシ」のもう一つ北側に
新設された「常設公設市場」
「フォッシュ広場」の露天市の混雑を緩和するために食品業者用として新設

『Marcatu d'Ajacciu』

「アジャクシゥ市場」という華々しい看板
長い建物の向こう半分は屋根が採光をよくした造りになっている


反対側は壁で閉ざされている


しかし
夏場はどうしても建物の外にテントで露天市を出す方が
市民には喜ばれるのは
レストランやカフェと同じ精神構造なのかもしれない



かなり長細い建屋で奥の方は採光と換気を考えた屋根になっている




スリットを多用した換気と採光特殊な屋根


こちら側には
お惣菜屋やパン屋や花屋やカフェ・スタンドもあり


なんと魚屋もあるんですよ



魚だけの専用市場より
一箇所で何でも揃う市場の方が市民たちにとっては都合がいいのかもしれません



外にもあるし
「フォッシュ広場」の青空市場までものの2〜3分ですし

それにしても


魚市場を出たら
目と鼻の先にこんなのが見えたらやっぱり「海の国」です

ということで「アジャクシゥ」のビーチも訪れて見ないわけにはまいりません


Map by ⒸPlanet.TV

見取り図の道板右端の「プラージュ・ポルティッシオ」を除いて
「アジャクシゥ」だけで31箇所ものビーチがある

まず『プラージュ・サン・フランソワ』

『Citadel & Plage saint-François』



このプラージュ(ビーチ)は
東(右端)のシタデルから始まって海岸通りの下にずっと続く
アジャクシゥの人々にとって最も日常てきなビーチなんです
写真左端は「シャルル・ド・ゴール広場」


「シタデル」の真下で砂浜に寝そべると
真後ろの真上に


こんな光景が目に入る


海岸道路のしただから真夏には観光客がひしめき合って通って行く



次に「アジャクシゥ」東側の端のビーチ『ラザレ』

『Plage Lazaret』

また町の西側に戻って「サン・フランソワ」のさらに西側の『トロッテ』

『Plage de Trottei』

さらに西側の「ギリシア人の礼拝堂」の位置のビーチ『シャペル・デ・グレック』

『Plage de la Chapelle des Grec』

引き続き西に行って5つの小さなビーチをまとめて「サンタ・リナ」
そのうちの一つ『アリアドゥン』


『Plage d'Ariadne』

そして『マリネッラ』


『Plage de Marinella』

その西には『テール・サクレ』


『Plage de la Terre Sacrée』

「アジャクシゥ」の対岸にも
一つだけ『ポルティッシオ』のビーチを挙げておこう

『Plage de Porticcio』
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
ご感想ご意見ご要望をお寄せください
具体的に旅行を計画実行してみたい方は次のサイトもどうぞ
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地中海の『美の島』 コルシカ島 38 < アジャクシゥ 8 > もう一回だけホテルのご紹介を

2021-11-17 00:46:05 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 「オテル・ポッツォ・ディ・ボルゴ」

地中海からいきなり屹立する高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれる



これまでリゾート型のホテルばかりをご紹介してきたので
あえて「シティー・ホテル」もご紹介しておこう

そもそも「コルシカ」は経済的に取り残されていた場所で
つい最近まで付加価値税も「離島特別優遇税率」が適用されていたくらい
したがってインフラ開発も遅れていて
しかも島民の排他的気質が外部資本の参入を嫌っていてこともあり
30年ほど前までは上質な観光ホテルは3〜5軒ほどしか無く
上級ビジネスマン向けのハイグレードなシティー・ホテルもなかった
EUの拡大が大きな契機になったと想像するが
近年やっと昔からの地味で何の特色もなく寒々とした印象の町中のホテルが
趣味の良い上質のホテルに生まれ変わりつつある

そんな中で「アジャクシゥ」中心地のホテルを一軒ご紹介しておこう
『オテル・ポッツォ・ディ・ボルゴ』


『Hôtel Pozzo di Borgo / ex-Hôtel Palazzu Domu』

このホテルは以前は「パラッジュ・ドム」といったが
ごく最近改装し改名した

「ポッツォ・ディ・ボルゴ」とは17世紀頃からコルシカ政界で台頭してきた
南仏プロヴァンス起源の貴族でピサやジェノヴァその他イタリアで権勢を誇り
対ジェノヴァ抵抗運動の時代はボナパルト家と共同歩調をとっていたが
「シャルル=アンドレ・ポッツオ=ディ=ボルゴ」の代になって
ナポレオンの親フランス路線に反対して袂を分かち
その流れで帝政以後はナポレオンに対抗する対仏大同盟の側にたって
英国とロシアの指導者たちに寵愛を受け
ナポレオン以後を決める「ウイーン会議」のイングランド代表の一員となり
駐仏ロシア大使なども歴任し
「シャルル・アンドレ」の次の世代には「公爵位」を賜った
ナポレオンとは対極にある独立派の「パスカル・パオリ」などと比肩される
コルシカの歴史上の有名家系である

ホテルの場所は旧市街の中でナポレオンの生家から徒歩2分
港まで徒歩1分



狭い旧市街の中なので壮麗な建物ではないが
中二階までの外壁の意匠といい白大理石の円柱に囲まれた門構えといい
17世紀イタリアのパラッツォと言っても通用する




かつてこのホテルは「パラッジュウ・ウ・ドム」という名前だった
レセプションもかつてはこんな雰囲気だったが


それが
かなり明るくなった




ロビーも



古色蒼然としていたが


すッカリ
モダンな雰囲気に変わった






手前の天井は変わっていない
階段そのものも


ただ壁の壁画が...すごい


    以前のレストラン



今の雰囲気


 客室ですが
以前のこのスイートが



最近はこうなった




普通の部屋も
このように全く没個性的だったのが


今や機能的なデザインで落ち着いた中間色でまとめられている



その他の客室も同じトーンでまとめてあるようだ



珍しく赤いソファーのジュニアスイートがあった


レストランに関しては
食事をしたことがないのでノーコメントにします

※  ※

最後にもう一軒ご紹介しておきます

全島で唯の4軒
「ポルト・ヴェッキオ」「ムルトーリ」「カルヴィ」「ルーモ」
の町にしかない星付きレストランに続いて5軒目候補のレストランを持つホテル
『オテル・レ・ムエット』


『Hôtel Les Mouettes』

実はこのホテルは先にご紹介した「ドルチェ・ヴィータ」が満室で取れないとき
仕方なく泊まったりしたホテルだったのです
ロケーションは「ドルチェ・ヴィータ」と同じように海ぎわで
プールも有り真下が波打際
ドルチェ・ヴィータは「サンギネール諸島」に臨む「パラタ岬」にかなり近い
「アジャクシゥ」市の西端にあるのに対して
「レ・ムエット(かもめ)」は「アジャクシゥ」の人家密集地帯のほぼ最後
かなり中心部に近い位置にあるのですが


以前はとにかく安普請もいいところだった
それが近年相当の設備投資を行ったらしく結構素敵なホテルになっているのです


海の前のホテルですから「当然」プールがあるのですが


寝椅子のある直近の周囲以外プール周辺はもちろん食事用のテラス特等席





玄関の感じは「ドルチェ・ヴィータ」と違って正統的



ロビーは明るく広々



そして


ロビー自体の質感も素晴らしく良い
奥はレストラン



ロビーの一角からはレストランも見えるが



やはり冬場以外は当然のように外のテラスでのお食事となる
横長の建物は
中央部は3回建てで左右が二階建て




3回建ての部分は
地上階は外に向かってもドアがありその前はプライヴェート・テラスになっている




外向きに紗のカーテンが取り付けられる


二階の客室は外側が「ロッジア」


「ロッジア」とは一方の壁がなくそのまま外に吹き抜けになっている部屋
ルネッサンス期のイタリアの宮殿で大流行した


「ロッジア」はテラスではなくて「部屋」である
一方向の壁が無いだけ



という意味はこれらの写真でお分かり頂けると思う


三階は部屋の前がテラス


部屋の中から見るとこんな感じ

ちなみに中央部の左右は二階建てで
そちらの地上階のテラスは中央部の二階のロッジアのようなアーチになっている


その上の二階もテラスがやや狭い


先に書いたように以前は安普請のホテルだったが
今や客室も「ハネムーン」に十分以上に耐えられる上級感が溢れている


肝心のお食事の例も挙げておかなければ

前菜









主菜







デザート








2年くらい頑張れば星が一つつくかもしれない
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
ご感想やご意見をお待ちします
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地中海の『美の島』 コルシカ島 37 < アジャクシゥ 7 > アジャクシゥ湾周辺のホテル 4

2021-11-15 00:54:56 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : 「オテル・ソフィテル・ゴルフ・アジャクシオ」  Photo by ⒸAccorHotels

地中海からいきなりそびえ立つ高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれてきた



先回ご紹介した「ル・マキ」のもう少し西側にもう一軒
『ソフィテル・ゴルフ・ダジャクシオ』


『Hôtel Sofitel Golfe d'Ajaccio』

このホテルは
「ビジネス・ホテル」「シティー・ホテル」「ファミリー・ホテル」「リゾート・ホテル」を
それぞれ2ッ星から5ッ星まで全世界で展開している大チェーンの所有で
造りは上質なもののどうしてもパターン化されてるので個人的にはイチ押しではないのですが
とにかくロケーションが素晴らしく「スパ」もハイレベルで備わってる
知っておいて損はないホテルなんです

玄関


大手チェーンの世界展開ブランドなので
早い話が「アメリカン・スタイル」のホテルなわけです

ロビーの一角

まず最客室から


スイートの一例







基本的にはどの客室にもバルコニーがあるが
部屋の位置や構造によっては


外にウッド・デッキのプライヴェートのテラスが付属する



場合もある

全体で4棟あるうち南側の棟には下の階に
バルコニーではなく
パーティションで区切られた部屋の幅のデッキ・テラスが備わる






このデッキを上階のバルコニーから見ると


デッキは上の階のバルコニーからは丸見えだが
こちらの人たちは全く気にしない
ビーチで大勢の他人が左右に並んで寝椅子に横たわっているのと同じこと

Photo by ⒸGoogle Map

岬の先端部に向いてレストラン
その外がプールデッキ








このプールサイド・デッキの最先端の位置は


数年前まではこんな感じだった
ここは夕食の時のテラス席になる



レストランはプールに向き合っている



室内の席には夏場は誰も座らない
プールデッキの一番奥のテラス席が中心となる

`


実はホテルには二つレストランがあって
「メイン・ダイニング」と「カジュアル・レストラン」


カジュアルレストランの方は中央の部屋の南半分
その外は
建物の西側最先端のプールの前からテラスは繋がっている




カジュアル・レストランの方のランチ・ビュッフェ
メインの方は


シーズン中にはテラスにランチの前菜とデザートのビュッフェが出ている






夜はこうなる



カジュアルレストランの方のテラス席は朝食の支度がされるが
もちろん
プールサイドやデッキまたは庭園のボックス席でも取ることができる


朝食をフルセットで頼むとこんなことになってしまう

お食事の例を挙げておこう

野菜とパルミジャーノレッジャーノ

サーモンの刺身にメロンのみじん切りと羊のチーズのクリーム

サラダ


温泉卵と編笠茸

海老よ蛸とホウボウ

シーフードの豆煮込み

あかざ海老

ホタテ

パスタのラングスト(伊勢海老)添え

サーモンとホタテ

仔牛とベビー・ズッキーニ

フィレ・ステーキ

ベイクド・フルーツ


ピンチョス風ランチセット等というのもある




ちなみに北翼の外側はバーラウンジ


そのまま庭園につながる




北側はバーラウンジからそのまま芝生の庭園につながる


庭園のあちこちにくつろげる場所が点在している







庭園の位置からビーチに降りると


北側の小さな浜辺(これも衛星写真でわかる)



南側のもっと小さな浜辺
左端に桟橋が見えている




ヘリも降りられる


毎日のように
空港からヘリをチャーターして乗り付けるお客が居る事に驚かされる


ホテルもちょっとした船を持っているので
頼めば湾内クルーズや「サンギネール諸島」を訪れたりもできます

スパ・タラソ(海水)セラピーの部門も充実している
場所がらあまり撮影はできないが

スパのレセプション


リラクゼーション・ブースが並ぶ



ボディー・ケアーの施術台



トレーニングマシンはもっとたくさんあって何部屋かに分かれている

海の前の施術用ブース


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地中海の『美の島』コルシカ島 36 < アジャクシゥ 6 >  アジャクシオ湾の周辺の一押しホテル 2

2021-11-12 00:42:54 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : ポルティッシオのホテル「ル・マキ」

地中海からいきなりそびえ立つ高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期以来の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれてきた



アジャクシゥからほんの少し車で15分ほど南に走って
アジャクシオ湾の南岸に「ポルティッシオ」という町があって
そこにあるホテル「ル・マキ」をご紹介しよう

私が最初にコルシカに行き始めた頃
ホテルなどのインフラ整備が全く行き届いておらず
本当に質の高いホテルは全島で3軒しか無かった
すでにご紹介したポルト・ヴェッキオの「カラ・ロッサ」と
今後ご紹介するであろうカルヴィの「ラ・ヴィラ」と
今からご紹介する
『ル・マキ』

その後時と共に
特にEUになって顧客の範囲が広がって以降
急速に質の高いホテルが続々とできていったのです

コルシカの島の斜面全体を覆う潅木の茂み「マキ」という名前の通り
海沿いの小さな一軒の現地風の屋敷から始まって
ロビーには昔の銃が壁にかかっていたりする





海岸の斜面の茂みにひっそり佇む屋敷の玄関は
通りすがりには見つからない

この入り口を入って左にこんな部屋があり
レセプションカウンターなどというものはなく
適当に好きな椅子にかけて手続きをする




最初の部屋と壁を隔ててこんな部屋もあり





三つほど繋がった部屋が共用空間になっている




最初は一番背の高い建物のさらに向こうの赤い屋根の家から始まって
今や
何限もの建物をてたましたり繋いだりして規模が大きくなった


Photo by Ⓒlemaquis.com

赤い屋根の最初の建物には
先ほどの共用空間の部屋とレストランがあり
そこを出た海に面して食事を外で取るデッキテラスになっていて
そのままプールにつながる



右下の白い部分はレストランの外の壁際の席のための日避けテント



さらには今では写真に見える建物群全体の一番右端に
屋内プールを有する屋根がガラスの建物までできているらしい




四枚上の写真の白い日よけテントの下の内側がレストラン




この写真の左の外がデッキ・テラスの席
前方の外はプールサイド



テラス席



プール・サイドでも食事ができる


デッキの上はレストランのテラス席とプールになっていて
その下に少し張り出した部分もテラスに使えるようにしてある



お料理の一例をご紹介

まずは前菜から

タコのサラダ

根菜とコルシカの羊のチーズのサラダ

あかざエビ

あかざエビとトロピカルフルーツのセルクル寄せ

次に主菜の例を

仔鴨のロースト


仔牛のブレゼ

ラングスト(伊勢海老)の鬼殻焼き

ヒラメ



磯の白身魚

同ブイヤベース仕立て

ではデザートも


チョコレートの円筒の中にシャーベットとカット・フルーツ


コアントロー(乾燥オレンジ皮と薬草のリキュール)のスフレ


チョコレート・ケーキとチョコレート・アイスクリームとサブレ

パイナップルのグリルにパンケーキとパッションフルーツのシャーベット

メニュー・ブック

この手のシッカリしたホテルは
レストランにはレストランの名前があります
この「オテル・ル・マキ」のレストランは「ラルブジィエ」
「l'arbouse」は「西洋ヤマモモ」
そして「l'arbousier」は「西洋ヤマモモの木」
メニュー・ブックの表紙に描いてありますがコルシカ島全体を覆う「マキ(潅木の茂み)」
に多く見られる自生している果実の木なのです


それでは客室に目を向けよう

まず古い方の建物のスイート

リヴィング


ベッド・ルーム


浴室

もっと新しい建物の方のスイート

リヴィング

このリヴィングの奥がベッドルーム


上のスイートのベッドルーム


浴室

ジュニア・スイート


ジュニア・スイート 1


ジュニア・スイート 2

バルコニー

ちょっと広めのデラックス・ルーム


そしてほとんどの部屋には海側にバルコニーがある



位置関係によっては
このようなプライヴェート・テラスがついた客室もある





以前はそれほど広くなかった敷地も広がり
くつろげるグリーンゾーンが沢山ある









そして当然プライヴェートビーチ
浜辺は徒歩1分




綺麗な海水がすぐそこにある喜びに浸れます


ホテルの真正面は砂浜ですが
ほんの少し先には磯もある



頼めばホテルのボートで湾内クルーズもできる






「アジャクシゥ」周辺のホテルの項はもう一回だけ続きます
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
皆様のご感想やご意見ご要望を是非送ってください
「コメント」か「メッセージ」から遅れます
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地中海の『美の島』コルシカ島 35 < アジャクシゥ 5 > アジャクシゥ と アジャクシオ湾岸 の一押しホテル 1

2021-11-10 00:53:43 | 素晴らしき世界/コルシカ島/ホテル
巻頭写真 : オテル・ドルチェ・ヴィータのプール・デッキ

地中海からいきなり切り立つ高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期以来の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれて来た


それでは今回は
「アジャクシゥ」の街と湾岸のおすすめホテルをご紹介することにしよう

まず街自体にある海岸のホテル『ドルチェ・ヴィータ』
場所は中心部から海岸道路を「パタラ岬」の方向にしばらく走る


海を左に見ながら走ってくると路肩が突然色がって駐車スペースが現れる
写真右端の茂みの簡単な門扉を抜けると紫陽花その他の緑に囲まれて階段がある

このホテルはアプローチが抜群に素晴らしいのです


道路の高さの門から降りてきた階段
その先は


緩やかに下のスロープで


ホテルの建物が見えてくる



ちなみにこの奥の玄関を入らずに
そこで左に曲がるとレストランの横からプール・デッキにそのままつながっている





プールは波打ち際まで張り出した人口のプラットフォームの上に作られている
このデッキのテラス席の位置から
中のレストラン及びレセプションにも入れる



この玄関を入ると


レセプションがある



海岸のちょっとした断崖に作られたホテルなので
レセプション・カウンター奥に見える階段が上階客室フロアーの廊下で
上の写真では見えないが横にある階段を降りると地上階の客室フロアー


レセプションから海側のテラスに張り出すレストランとプールとにでられる


写真右がレセプション



建物内部のレストラン
そこからデッキに張り出して替え明日で増設した部分につながっている





プールの奥がガラスの仮設部分となる


プール傍にもテラス席があるが
レストラんのすぐ外にも席がある


こちらはプール脇のテラス席


レスチランのさらに向こうのテラス席



テーブルから「サンギネール諸島」が見えるのがなんとも良い

レストランの先にはバーがある



内部のバー・ラウンジ



ガラスの仮設部分のバー・ラウンジ



朝食はプールサイドで




客室は
レセプションとレストランとバーのある最初の建物から奥に連なる
同じような作りの二棟の二階建て(半二階と半地下)のような棟にあり
全部の部屋が海に向いている


速の中からドア側を見る



逆に海の方を見る
二階の部屋は全てバルコニーが備わる



ソファーがエクストラベッドになる最大4人用の客室
このタイプの部屋は浴室も広い



逆向き
次は地上階のスイート



 スイート(続き部屋)なので
普通の客室2コマ分を使い
片側がベッドルームでもう片方がリヴィング


地上階の客室は
二階の客室のバルコニーの下にプライヴェート・テラスをしつらえてあり
スイートは当然2コマ分


そのテラスの外側は芝生で
左右に仕切りはないが自分の部屋の前は専用で使える寝椅子がある



では最後にお料理の例をご紹介しておこう

前菜の例








前菜にも主菜にもなるサラダとパスタ




主菜









デザート






そして
このホテルのウリの一つが部屋を出たらすぐに海ということ
徒歩1分


かつては全部が磯で岩場でした
それを近年かなりに部分を埋めたててビーチを作った




まあ寝椅子に日がな一日寝そべってまどろむにはいいが


この写真の手前のような岩場だった頃を汁物にとっては
少し寂しいかも






このホテルで夕食をとると
夏のシーズンですから当然プール・デッキの席でいただくわけですが


だんだん日が沈んでゆくわけです
そして食事が終わる頃には


「アジャクシオ湾」の海面のムーンロードの写真を撮せます
位置を変えると


こんなことにもなる

ではこの周辺のホテルのは次回に続きます
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
皆様のご感想やご意見ご要望を是非お送りください
お待ちしています
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