行ってみませんか... こんな 素敵な世界へ

好奇心旺盛な長年の体験で、行って、見て、食べて、泊まった素敵な世界を、皆んなにちょっぴりお裾分け...

ブルターニュ紀行 57 < ラ・ボール > 南ブルターニュ と言うより 西フランスで最も名高い海のリゾート

2021-06-14 00:17:15 | 素晴らしき世界/フランス/ブルターニュ/ホテル
巻頭写真 : 東フランス大西洋岸最大の砂浜『ラ・ボール』

海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスではない異世界を巡ろう
57



フランスの三大ビーチは
南はコート・ダジュールの『ニース』  北はノルマンディーの『ドーヴィル』
そして
西がブルターニュの『ラ・ボール』
という事になっている

Map by ⒸGoogleMap

地図左端の表示が「バッツ」
右端が「ロワール河」の河口で
河口の街は「サン・ナゼール」
「ラ・ボール」はポインティング・マークされている「扇型」のところ

西の「Pulligen ル・プゥリギュン」から
東の「Pormichet ポルニッシェ」まで
9km
途切れずひと続きの
管理された砂浜としてフランス最長のビーチです


砂浜の砂はきめ細かくて
日光浴に寝そべるにはぴったり
海岸線に沿って道路が延び
ヴァカンス用のコンドミニアムが途切れなく立ち並ぶ

海岸の遊歩道は


夏でも


冬でも
人々はさんざめく

砂浜でも


冬場でも人の絶えることはない


とてつもなく長い砂浜は
引き潮になると広大になる


夏場は


こうなり


子供用の遊具を揃えた「キッズ・クラブ」も幾つか見られる


子供達は大はしゃぎ


ヨットスクールも
ウインド・サーフィンのレンタルも揃っています


人出のない早朝は
乗馬クラブの出番となる


少し時期がずれると
キッズクラブもなくなり人気も少なく
逆にゆっくりとビーチを堪能できたりする

最盛期には


午前中はこんなでも


午後にはこういう光景の日もある

海岸線の道路に沿って続くコンドミニアムの中には



こんなアヴァン・ギャルドなものもあった

海岸通りには
小綺麗で快適そうなレストランも並んでいる
そのうちの一軒

『Restauran Le Ponton』


吊るされた籠のような椅子もあって
冷たいカクテルなんぞをちびちびやりながら海を眺めてしばらく過ごす
なんて時間の使い方も海岸ならでは

海岸通りから内側に入ると
整然と管理された明るい林の中に19世紀初頭から20世紀初頭の別荘が並んでいる

別荘だけあって様々な遊びのある仕様のものが見られる


『Villa Bel Horizon』
あえて「中世」風の塔を配した作りの『ベル・オリゾン(眺望)邸』


『Villa la Glorita』
アングロ・ノルマン様式の『ラ・グロリータ館』

『Villa Etchoia』
バスク風の『エッチョイア邸』

『Villa Le Volière』
アングロ・ノルマン様式の『鶏小屋館』



以前ご紹介した「Brière」湿地帯に多い形式の民家風別荘(名称不詳)


『Villa Régina』


『Villa les Pins』


『Villa Musset』


『Villa Ker Lotti』


『Villa Manpon』

『Villa des Roches Rouges』


『Villa Saint-Christoph』

以下名称不明








これらの200年を経た別荘は当然すべて指定文化財で
しかも
「文化財建築保護区域」に残っており
現在も使用されている

そして楽しいことも
人通りも車も少ない静かな林の中のような通りなので
時々こんなのが横切ったりもする


人に出会って一瞬止まって尻尾が総毛立った
怖がらせたらごめん

この林のような環境に
超高級ホテルが二件あったりします

まず『エルミタージュ』

『Hôtel l'Hermitage-La Baule』

ロビー

海側のプライヴェート・ビーチからの全景

もう一軒は『ル・ロワイヤル』

『Le Royal la Baule』

ロビーは木造建築の雰囲気

レストランの一部

実はどちらも同じ資本になってしまった
地中海岸のカンヌと
ノルマンディーのドーヴィルと
北ブルターニュのディナールと
ここラ・ボール
に昔からあった大型高級ホテルをほぼ傘下に収めたあるチェーン

だから
カジノ プール スパ タラソテラピー サウナ ジム テニスクラブ 乗馬クラブ 
などのあらゆる施設が全部揃っています
目の前のプライヴェート・ビーチに面しては共通のレストランがある

ビーチのレストラン

その手の「大型高級ホテル」が嫌いな筆者としては
ここ「ラ・ボール」の一押しホテルは別にあります

小さくて家庭的で上品で
かつ
快適な要素はすべて備えてることが条件
それが『Castel Marie-Louise カステル・マリー=ルイーズ』

建物全景

レセプション

レストラン

お庭のテラス席

バーのカウンター


客室 1



客室 2

客室 3

お食事は
近年星を落とされてしまっているものの質はほぼ変わっていない

ホタテのカルパッチオ

牡蠣の温製 イクラと海藻添え

フレッシュ・フォワ・グラとホタテとアカザエビの ハーヴティーのナージュ


この町の市場は古いものは残されておたず
近代的な清潔な建物に変わっている


早朝の外観


あえて戸外の朝市っぽく作った部分もある


そこは
営業時間になるとすっかり様変わりして



内部も多くの店が軒を連ねている
=  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =
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