eBayを散策してましたら、先日、ユナボマーことカジンスキー氏が収監中に亡くなられたことを受けてか、彼が逮捕されるきっかけとなった、マニフェスト「INDUSTRIAL SOCIETY AND ITS FUTURE」のワシントンポスト版オリジナルが複数出品されています。
このマニフェスト、内容としては、痛烈に現代の産業技術社会を批判、「現代文明の発展は人間性や生態系を破壊する。」というメッセージを表現を変えながら終始一貫して伝えようとしている。思想実現のため手製爆弾で多くの命を奪わざるをえなかったそうだがこれは当然肯定できるわけがない。
例えば、仕事でちょくちょく関わる持続性に向けたサステナビリティへの取り組みについて。
自分はNETFLIXで彼のことを知り、このマニフェストを数年前からアラート設定していたのですが、初めて網にひっかかりました。
コマーシャル版はいくらでもありますが、オリジナルのニュースペーパーは珍しい。
大量に刷られているとはいえ、滅多に出まわることはありません。現在の入札価格は300〜600ドル。
このマニフェスト、内容としては、痛烈に現代の産業技術社会を批判、「現代文明の発展は人間性や生態系を破壊する。」というメッセージを表現を変えながら終始一貫して伝えようとしている。思想実現のため手製爆弾で多くの命を奪わざるをえなかったそうだがこれは当然肯定できるわけがない。
ただ現代文明批判のところのみ抜き取ってみると、確かに自分の身の回りでも、考えさせられることがある。
例えば、仕事でちょくちょく関わる持続性に向けたサステナビリティへの取り組みについて。
広報によれば収支的には企業として何がしかプラス貢献をしているとのことで、これは誇らしいといえば誇らしい。
でもこの収支の出し方が難解で、多段的なカラクリ計算の末に出てくるような感じで、、どうも直感的に、無駄なエネルギーを使っていないよ!貢献してるよ!と、素直に自信を持って声が出せない。
100%再生エネルギーを利用している=収支的にはプラマイゼロ、環境への負担ゼロなのだろうか?
実際毎日、動かない在庫を指先クリックで何トンと廃棄している。製品的に何も問題ないのに、期末だからと躊躇無く廃棄する。コロナ下で急遽生産したマスクだって未使用の箱入りのものを、大量廃棄。消費期限があるわけでもないのに社内で使い切ろうという考えも文化もない。消費と廃棄の無限ループ。
そんな日常で、どうゆう合わせ技でサステナビリティに貢献していると真顔で言えるのだろう。きっと肯定できるカラクリ、ロジックがあるのだと信じたい。もうちょっと勉強しないと。
ユナボマー氏、お亡くなりになっていましたか。
わたしも現代文明批判の部分は共感を覚えました。
そして、
>100%再生エネルギーを〜環境への負担ゼロなのだろうか?
こちらも数字合わせのような気がします。
以前もリサイクルのためにかかるエネルギーが
廃棄する方が環境負荷低いといった調査がありましたが
あれはどうなったのやら。
ゴミを他国へ輸出してカーボンニュートラル的にゼロにする。
これは大変ウサンクサイ。
地球を一つの閉空間と考える「宇宙船地球号」とか
地球をひとつの生命体と考える「ガイア仮説」。
地球は人類のものではなく生物全てのもの、という考え方はムリでしょうね。
闘争とか向上心とか、排他的であるという特徴はそれだけではないにしろ
ホモサピエンスという種の特性で
それを前頭葉の感情や欲望をコントロールする、
一般的に言われる知性がコントロールできないとすると
地球の癌細胞として、暴走して主を滅したりする、
なんて考えたくないなあ。
すみませんつい書きすぎてしまいました。
ご不快な点があれば遠慮なく削除してください。
「地球の癌細胞」、その表現しっくりきますね。
>>ゴミを他国へ輸出してカーボンニュートラル的にゼロにする。
グリーン電力を購入してるからOKみたいな風潮もありますが、それだってキャパがあり、これの取り合いで価格高騰、結局潤沢に買える企業は、多くのエネルギーを使って得た余剰利益で買える企業になるのですから。 そしてカーボンニュートラルにうちは積極的ですと宣伝に余念なく、消費者の目に触れて品が売れる。 うまくループが仕上がってますが資本主義勝者のループに見えます。
実際の癌細胞もいろいろとあの手この手で自ら滅することないよう策を練ってるのではないでしょうか。