伊勢志摩つれづれ

伊勢志摩の今を楽しんで頂けます
郷里を離れた方に 今の故郷を 
また 伊勢志摩の旅行の前に ご覧ください

一色神社例祭「翁」・神楽=しんがく(伊勢市)

2015-03-18 07:00:04 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
「翁」は能にして能にあらずといわれるように
通常の能楽とは異なり 筋らしい筋もなく
呪術的で単調な舞であるが
能楽師たちにとっては 自分たちの存在意義に
かかわるほどの大事な曲です
能の源流となった申楽を いまに伝えているのが
この「翁」であり 能楽の原点ともなっている

神楽は 鳥兜を付け 四方拝 四方堅め
神慮を慰め 祈りを捧げる


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一色神社例祭「翁舞」(伊勢市)

2015-03-18 07:00:03 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
「翁」は 日本の歌舞史上貴重な存在で有った
呪師が滅亡した現在 神楽の儀式に
面影をとどめている

千年の鶴は 万歳楽と諷ふたり 又万代の池の亀は
甲に三極を備へたり 渚の砂 
索々として朝の日の色を朗じ 瀧の水 冷々として
夜の月 鮮かに浮んだり 天下泰平国土安穏
今日の御祈祷なり 在原 なぞの 翁どもと謡い舞う


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一色神社例祭「翁」・三番叟 (伊勢市)

2015-03-18 07:00:02 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
三番叟も 翁のように舞い 続いて
黒色尉の面をつけ 鈴を鳴らしながら舞う
翁よりは やや動きに富んでいる
この舞は 狂言方が舞う


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一色神社例祭・能「羽衣」(伊勢市)

2015-03-18 07:00:01 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
漁師が 釣りに三保の松原へ行くと
松の木に この世の物とは思えない衣が掛かっていた
持ち帰り家宝にしようとした

すると 天女が現われ その衣がないと
天上の帰ることができないと嘆く

漁師は しぶしぶ返すと 天女は
お礼にと 天上の舞いを舞いながら
春霞に紛れるように天空に消えた


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一色神社例祭・能「猩々」(伊勢市)

2015-03-18 07:00:00 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
親孝行の息子が 市で酒を売れば富貴になる夢を見た
夢見の如くすると しだいに富貴の身になった

不思議なことに そこへ来ては 酒を飲むものがいる
いくら飲んでも顏色は変えず 酔わない

名を尋ねると 海中に棲む 猩々と云う
「よも尽きじ 萬代までの竹の葉の酒 酌めども尽きず
飲めども変わらぬ秋の夜の盃 影も傾く入り江に枯れ立つ
足もとはよろよろと 酔いに臥したる枕の夢の
覚むると思えば泉はそのまま 尽きせぬ宿こそめでたけれ」と
謡い舞う


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