安乗人形芝居（志摩市）

安乗神社の例祭に奉納する
人形芝居は　民族伝承芸能で
昭和５５年　国の重要民俗文化財に
指定された

発祥は　文禄元年（１５５２年）
九鬼嘉隆の軍船団が安乗沖にさしかかると
急に逆風で進まなくなり
嘉隆は　航海の安全　武運長久を
神社に祈願し奉納しとされている

５５年の指定を受けるまで　
安乗文楽だったのだが

人形芝居（文楽人形）の頭です

人気ブログランキングへ

安乗人形芝居・勧進帳（志摩市）

安乗小学校４・５・６年生が演じる
勧進帳　伝承を守るため小学生から
取り組んでいる

源義経が安宅の関所を超えると気
弁慶が白紙の勧進帳を読み
義経をぶった　　
義経と見破りはしたものの
富樫泰家の同情で通過し
関守から労いの酒を戴くストリーです

人気ブログランキングへ

安乗人形芝居・鎌倉三代記（志摩市）

安乗中学文楽クラブが演じる人形芝居

戦場で負傷した三浦之助は　病気の
母の顔見たさに戻ると
敵方の大将北条時政の娘時姫が看病に来ていた
母親は　「忠義を大切にするよう教えた　
未練がましいことをする子ではない」と
顔を合わせず　戦場へ返す

時姫は　自らの愛の深さを語り
引き留めようとする　
母と時姫の間で迷う三浦之助です

人気ブログランキングへ

安乗人形芝居・大井川の段（志摩市）

島田の宿で出会ったのは
宇治川の蛍狩りで恋仲になった娘深雪は
流転の果てに朝顔と名のる盲目の旅芸人

深雪の変わらぬ恋慕を知りながら
名のれず　宿の主に多額のお金と
朝顔の唱歌を書いた扇と　
唐土伝来の甲子歳の男子生血を服用すれば
どんな眼病も治ると　深雪に渡しと欲しいと頼み
旅立つ

後を追ったが　川は　大水で川止め
深雪は　悲嘆にくれ身投げをしようとする

宿の主は　乳母の父　深雪の父の
家来であったことを打ち明け
大恩のある君主の娘のために
切腹し　甲子歳生まれの自分の血を
深雪に飲ませ　不思議と眼病が治った

人気ブログランキングへ

安乗人形芝居・巡礼歌の段（志摩市）

可愛い巡礼の御詠歌が聞こえる
少女に国をたずねると阿波の徳島
身の上話を聞くと　わが娘

預けた祖父母が死に　両親の行方を尋ね
巡礼に出たという
しかし　愛しきわが子と暮らせない母親は
名のれず思い悩む
心を鬼にして返すが　遠ざかる御詠歌の声に
耐えかね　思わず駆け出してゆく物語です

人気ブログランキングへ