今日のばあちゃん

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昨日咲いたホテイアオイは一日でしぼみました。たった一日の命でした。

８月３０日水曜日
今日、田舎の行きつけの病院で薬を貰いに行く。
診察はどうやらなくていつもの注射（本人はなんの注射かよく分からない）を受けに行く。

その病院で知り合いの人（病院仲間）が待合い室にいて、バアチャンが「家に居たいが娘が１人は駄目だと言うので仕方なく娘の所にいる」と言う話しをしたらその知り合いの同じぐらいの年の人が「それは１人で暮らせるのにありがた迷惑だな」と勝手なことを言ったようだ。

全く苦労して何とか引き留めて生活しているのに、いい加減にべらべらとしゃべる！「腹が立った」とカアチャンが言っていた。

反論すればそのことをバアチャンが悪く取ってしまい。益々１人で居たいと言ってしまう。

案の定、家に帰り、しばらくすると色々理由を付けてタクシーで家に帰ると言い出した。
ちょっと怒りっぽくなったうようだ。

理由。私の体は○佐治病院で看てもらっているからその医者しかだめだから、
田舎にいたら直ぐその病院に行けるから田舎の方が良いと言い出す。

じいさんは勝手に病気になったからそんなの関係ない。私は私が大切だから、、、自分の体のことはあんたら（妻や私）にはわからんで、、、
自分のことが心配だと言い出した。

カアチャンはふんふんとうなずき、キャベツをバラバラにしてと頼む、そうしたら多少落ち着いたか色々ブツブツ言いながら手伝いをしてくれたので、
私が思うにバアチャンは世話になるのがものすごく苦痛になっているようだ。

なるべく「誰も悪いと言うことはないよ」とゆっくり体に触れて
バアチャンを大切に思っている、病気だけではないよ、バアチャンは１人だから、私の母さんは死んだのでもうバアチャン１人だよ。親孝行はバアチャンしかできないから、、誰も邪険にしないから、バアチャンの気持ちはよく分かっていると話す。

バアチャンは１人になると家に帰らなければと言う気持ちが強くなって
わざと悪く言うのでしょう。とゆっくり話しをしたら、泣きながら「悪いね、世話になってばかりで申し訳ない」と泣きながら話された。

「家に帰りたいのは当たり前だから、良く判っているよ」と話すとようやく納得してくれた。
とにかく１人にしないこと！これを強く守らなければいけないと思った。

私の母（今年１月亡くなったが）も要介護１で弟が面倒を見ていた。
今更ながら弟には頭が下がる。実際自分が同じ目に合わなければ本当に解ることはない

ちょっと整理
○夜の泣きが激しくなる。
○理由に挙げる言葉が激しい
１，帰れないなら自殺したい。
２，私の体は他の者では判らない。
３，ジイチャンがどうなっても良いから自分は帰りたい。
４，此処は病院が無いと言う。（田舎の方がないのに）
　　こんな所では暮らせないともいう。

○薬、毎回食事の後、飲むのだがこれすら忘れる。（言わないと飲まない）
○物事の流れ、時間の間隔がおかしくなっている。
今、後で、今日、明日といったことが何時なのかもう頭の中で整理出来ないようだ。

○何かして欲しい時、後でしてねと言うと直ぐにすると思いこむ
「後で」がないようだ。

○明日家に帰るからと前の日に言うと帰ると言うことのみ
増幅されてその日の夜に帰りたいと言う
○早く言ってもなんの特にならない。覚えてないから。
たとえば田舎に帰るのは前の日にいうと普通は明日帰れると思うがバアチャンの場合帰る！と言うその言葉だけが強調されて直ぐ帰る、帰りたいとなるようだ。

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