京漬物近清の九代目日記

毎日、お店や九代目の周りで起こった事、九代目からのお知らせ等を日記形式でお伝えしていきます。

食べ合わせ

2007年03月15日 | Weblog
今の時期、気が早いようですが、新規の場合はもう既にお歳暮の打ち合わせに入ります。

え~って感じでしょうが、通販のお中元等は12月の前半に打ち合わせ、1月に決定、2月に写真撮り、2月半ばに校正って段取り、ほんま勘狂うんですが、お歳暮はこの3月末に決定、早ければ来月末には写真撮りが始まります。

まあその打ち合わせの中で、どんなやりとりをするのかって言うと、先ず昨年そこそこの実績を挙げた物は据え置き、売れなかった物の分析に入り、中身の商品の問題、ネーミング、価格の3つの柱で検討します。

通販の場合はよほどのNB以外は「キャッチコピー」が大事なので、どうしても「日本初」「業界初」の珍しい新商品を追い求めたくなります。

うちの場合、企画段階では価格帯は3層に分け、商品群としてはオーソドックス、京都色の強い物、新感覚、希少な物、この4種類を提案します。

ただ新感覚、新作と言ってもうちでさえ漬物屋で二百数十年、漬物の歴史としては一千年近いので、殆ど原料と製法は選択と精査が済んでいる食品です。

すると突飛な原料を使う、洋風の製法、調味料を使う、何かと何かを組み合わせ、この3つしか方法は無くなって来ます。

そこで組み合わせを考えるんですが、意外とそのベースに昔から伝わる「食い合わせ」そう梅干と鰻とか言う故事がヒントになってきます

続く

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