京漬物近清の九代目日記

毎日、お店や九代目の周りで起こった事、九代目からのお知らせ等を日記形式でお伝えしていきます。

夏バテには黒い食品

2007年08月22日 | Weblog
盛夏は過ぎ、明日が処暑と言うのにまだまだ灼熱の太陽は燦々と照りつけ、高い気温の日々が続いています。

一般的に食中毒は梅雨時の6月に増加し、一旦減ってまた8月末から9月中旬にかけて増加、我々食品業界は戦々恐々の日々なのですが、これは胃腸の免疫能力の減少、体力の衰え、いわゆる夏バテから来る物で、普段ならどうも無い菌にもやられてしまいます。

その夏ばて防止には昔から「黒い食品」がいいと伝えられていますが、最近の食品学によって、その伝説もあながち的外れではない事が立証されてきました。

例えば牛蒡、黒胡麻、鰻、鯉,鮒、鯰、泥鰌などの江戸時代に夏に食べればよい食べ物ってのは、特にビタミンAが豊富な食品。

ビタミンAは体内の粘膜を形成する作用、働きに関与していて、是が不足すると免疫能力が落ち、細菌やウイルスに感染しやすくなったり、血液の循環にも支障を来すようです。

夏に鰻、それに柳川鍋ってのは実に理に適ってるんですね

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