この時期、歳暮や年末年始の準備の追い込みで、店はてんやわんや。
小さい時から子供も戦力、冬休みには手伝っていて、兎に角クリスマスどころでは無いってのが本当の所でした。
中学からミッション系の私学に通いながらも、一切そのような行事には参加せず、学生時代恋人が出来ても年末だけは「俺は死んだと思ってくれ!」って言ってはよく喧嘩していました。
まあ結婚して子供が出来てもその状況はたいして変わらず、年末は母子でどこか他家のパーテイーに参加させて貰っています。
そんな事なのでクリスマスって特に思いでや想いは無いのですが、ただ一つよく映画やTVに出てくる「七面鳥の丸焼き」だけは小さい時からずーっと憧れで、どんなけ美味しいんやろ~、いつか食べたいと願っていました。
その夢は、大学を卒業して就職したスーパーで、25日に売れ残った「七面鳥の丸焼き」を従業員の夜食で皆で食べる事になり、遂に叶いました。
私の就職したスーパーは関西でも高品質で有名だったんですが、その系列でも最もいい商品を置く芦屋店、デリカ部門は当時の大阪中のどのデパートより評価は上でした。
そのお店が看板商品として焼き上げた一品で、しかも価格は普通のローストチキンの数倍でした。
私は切り分けられ,皿に盛られるその瞬間まで、どきどきわくわく。
そんな大きな期待の中、一口齧って旨味の無いあまりのぱさぱさした肉質に「え~」って幻滅を感じたのを今でも鮮明に覚えています。
私が少なくとも十数年間、思い焦がれた七面鳥は、はっきり言ってそれ程美味しくなかったです。
誰の言葉かは忘れましたが「夢がかなう事が全て素晴らしい事では無い」ってのを実感した23歳のクリスマスでした
小さい時から子供も戦力、冬休みには手伝っていて、兎に角クリスマスどころでは無いってのが本当の所でした。
中学からミッション系の私学に通いながらも、一切そのような行事には参加せず、学生時代恋人が出来ても年末だけは「俺は死んだと思ってくれ!」って言ってはよく喧嘩していました。
まあ結婚して子供が出来てもその状況はたいして変わらず、年末は母子でどこか他家のパーテイーに参加させて貰っています。
そんな事なのでクリスマスって特に思いでや想いは無いのですが、ただ一つよく映画やTVに出てくる「七面鳥の丸焼き」だけは小さい時からずーっと憧れで、どんなけ美味しいんやろ~、いつか食べたいと願っていました。
その夢は、大学を卒業して就職したスーパーで、25日に売れ残った「七面鳥の丸焼き」を従業員の夜食で皆で食べる事になり、遂に叶いました。
私の就職したスーパーは関西でも高品質で有名だったんですが、その系列でも最もいい商品を置く芦屋店、デリカ部門は当時の大阪中のどのデパートより評価は上でした。
そのお店が看板商品として焼き上げた一品で、しかも価格は普通のローストチキンの数倍でした。
私は切り分けられ,皿に盛られるその瞬間まで、どきどきわくわく。
そんな大きな期待の中、一口齧って旨味の無いあまりのぱさぱさした肉質に「え~」って幻滅を感じたのを今でも鮮明に覚えています。
私が少なくとも十数年間、思い焦がれた七面鳥は、はっきり言ってそれ程美味しくなかったです。
誰の言葉かは忘れましたが「夢がかなう事が全て素晴らしい事では無い」ってのを実感した23歳のクリスマスでした