ふつうのひろう

ひろう・・・
披露・・・
疲労・・・
拾う・・・
卑陋・・・

甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 テント泊 プランb

2024年08月12日 | Weblog
山の日の週になりました。
毎年、この時期はテン泊プランを立てているのですが、今年は黒戸尾根にしました。
元々、憧れていたルートであるのだが。
去年、鳳凰小屋に行った時に、他の人の会話が聞こえてきて、
ここまでテント装備で来れたら、どこへでも行けるよ。
との事。まぁ、多少モッテルとはいえ、近くの有名なルートは含まれているだろう。
ましてや隣の黒戸尾根には行けると言う事だな!
と、根拠のない自信がつく。
技術はどうなのか不安だったので、先月は赤岳に行きました。
よし、なんとか行けそうだな。(アサハカ)

DAY1
さて、当日。
装備は去年と一緒。
靴は変わったか。
車でGO!
渋滞が。。。そりゃそうか。。。お盆休み前の金曜だしな。

尾白川渓谷の駐車場に到着。ほぼ夜3時。
星が綺麗だ。

4時くらいに起きて、身支度して、5:30ぐらいに山行スタート。

どうなるものか。


↑日向山方面。いつか行く。

吊り橋を渡る。定員5名。

揺れます。

さて上り。


キツイ事ぐらいは知っている。。。
それを身をもって知ることになりました。
動画とかでよく見る
甲斐駒ヶ岳まで7時間の案内。

それを、そこまで2時間以上歩いた後に見るのよね。しかもかなりの登り。心を折ろうとしてるとしか思えん。

引き返しを促す観音様。

もう戻れません。。頑張ります。
バテバテです。

にしても長い。。
この辺りは見どころがそんなにないからか、みなさんが上げてる動画でも結構すっ飛ばす。
だけど、7丈小屋の管理人の花谷さんが言う様に、ここのペース配分が大事。
刃渡に着いた時には、ただただ登りが嫌で。。。

恐怖もなく、周りを楽しむ余裕もなく。。。
立ち止まると虫の攻撃。
飛んでるだけなら良いのだけど、アブはシレッと刺してくるし。。

座る場所があるところに着いたので、休んで行動食を摂りました。
上から降りてくる二人組も隣で休んだので、
テント場が空いてるかどうかを聴いてみました。
空いているとの事。
更に何かを察したのかイロイロとアドバイスをもらう。
頂上踏むなら、2泊のプランもあるよとの事。
辛い思いして、イヤになるのは良くないとの事。
説得力あるなぁ。。
今日は7丈小屋まで行って。
明日は頂上踏んで、小屋を堪能して、更に一泊。
てか、一泊1500円!!三連休だし魅力的!
これでだいぶ気楽になりました。

刃渡りあたりから、手を使う登りが増えてくる。
この辺は、youtubeにも結構上がってる。




黒戸山の登り(巻道)が終わると少しなだらかで降りもある。5号目に到着。

風の通る良い場所。


↑キレイな蝶。

ここから少しアスレチック。

疲れるけど楽しい。
まぁ、項垂れてましたけども。。
7丈小屋近くに木の橋がある。

これをビビりながら渡ると、急角度の梯子が続く。
疲れてたなぁ。

どんだけ疲れてても、ぼーっと歩かない様に気を張って歩くことは気をつけました。
休憩中は寝たりもした。幸い、虫が多いので深くは寝れないですが。。
9時間かかってる。。

7丈小屋へは突然着く感じ。
やった。これた。
ビールが。ビールが。冷えてる。。
サイコーじゃないか!
チューハイも冷えてる。

サイコーじゃないか!

テントの受付済ませてテント場へ。
テント場までは5分との事だが、
梯子登ったり少し岩場もある。夜中トイレに行くためにはヘッドライト必須です。

テントを立てて、ご飯を食べようとコンロの用意まではしたが。。。
寝てしまいました。
起きたら夜中。星は綺麗。
3時くらいに起きよう。
二度寝はよく寝れる。。


DAY2
3:50に起きた。呼吸が止まって飛び起きた。
無呼吸ソロソロやばいな。
日の出は5:00ぐらい。雲あるので日が出るのは少し遅れそう。
ヘッデン着けなくても登れるぐらい明るくなってきた。
もう少し見晴らしの良い場所を目指してスタート。
朝飯食ってない。てか、夕飯も食べてない。
また、バテル。。。行動食があったので、それ持って行きました。
レポで1時間くらい登ると開けるところがあるとの情報はあり。

間に合いました。綺麗だなぁ。




そんな感じで朝日を見ましたが、振り向くとやっと駒ヶ岳の全貌が見えます。

ち、近いのか?でも崖しか見えねぇ。。
時間あるのでゆっくり登ることとする。

道は結構険しい。






後ろから来た人も言ってましたが、
いろんな人のレポートを見ると、7丈小屋までの梯子とかは印象深いけど、頂上付近が語られてるものは少なく。。こんなに険しい山だとは。。
と言ってました。
日帰りしてる人はすごいなぁ。
後ろから日帰り装備の人に追いつかれる。
夜な夜な寝ないで歩いてたそうで。
眠いです!
との事、
オレの方が軽装だけど、
オレの方が元気あるけど
抜いて行き余した。
がんばれー

2本の剣の下まで来ました。
少しルートミスして、少し戻ったりした。
少し登って振り返ると、
2本の刀に鳳凰三山と富士山。
黒戸尾根はこの絵よね。
カバー写真にしちゃうなぁ。


頂上が見えた気がした。
2人ぐらいに聞いたけど、2人ともあれは本社で頂上はあの少し向こうとの事。。
あれ?
本社についたが。。やっぱアレが頂上ね。
逆のパターンはよくあるが。まぁたどり着いてよかった。

登頂!



すげー場所だな。

New item by fk pootha

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南アルプスの一望はもちろん。


八ヶ岳もかっこいい。


北アルプスも見える。


乗鞍も。中央も。(中央はその場で気づかなかったんだけど)


鳳凰三山の向こう富士山の絵が素晴らしい。


今日は時間に余裕があるので、ゆっくりできる。
コーヒーセット持ってくればよかった。
昨日重かったのがトラウマで、出来るだけ軽くしてしまった。。

さて下る。
と言っても時間があるので、イロイロ見て回る。
アスリートが多いからか、急いでる人が多い。
寄り道が結構あるのだが、多くの人は素通り。

オレは地獄覗きみたいなのがあったのを知ってたので少し散策。
案内は無い。
なんと!ライチョウと遭遇!

近寄っても逃げない。
ハイカーのマナーの賜物です。
しっかり写真撮って。。

目指す岩はもう少し下がった所に発見!


到着!

ここは結構映える場所なので並ぶかと思ってたんだけど誰もいない。
上を歩くの怖い。
這いつくばって下を覗く。
脳がバグって感覚が怖いのかどうかもわからない。



New item by fk pootha

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写真を撮った気になったところで降りー

上りの難所はそのまま下りの難所に。
この辺りは先月、鎖場をたくさん経験したのでそれが生きた。
浮石が少ないのと、人が少ないのでスムーズに降りれた気がします。設備もしっかりしてる。
腕力に任せた所もたくさんありましたが。。
降りはあっという間でした。


さて、テント場を楽しみます。

にしても、日差しが強く暑い。
2400mなのに。テントの中も暑い。
下界はどうなってるんだか。




オレだけになってたテント場も次第に人が来て、昼から飲みの場に。
ビールが冷えてるし。氷結も冷えてるし。
自然に発生した飲み会ですが、
やはりこのルートなので、登ってきてる人はみんな猛者。
話しかけてくれた人は8週連続で南アルプスに入るぐらいのもはや南アルプスの姫みたいな人。今日は元ランナーの人が多かったかな。
話をしてみて、自分はパッキングが下手すぎると言うことがわかりました。
2泊テント装備なのに36リッターって凄すぎる。オレは60リットルがバンバン。。。
タープだけの人もいたし。、それはそれでギャンブルな気もするのですが。
あと、睡眠は大事で、長距離のランナーでもすごく眠くなって寝ないで走るより、少し寝てから走った方が追い抜けるそうです。
やっぱ、ウサギの方が速いですかー
って返したら
いや亀!
って言われました。
寝るのは確かにウサギだけど、後で抜かすのは亀か?んどっちかわからんくなった。うん、例えが悪かった。すまん。

夫婦で黒戸尾根を登ってきてる人もいました。
ホント登ってきて良かった
と何度も言ってました。
明日早い人もいるので、夕方で散会。
にしても、オレのテントの位置。サイコーだな。
15:00ぐらいから適温でしたね。長袖着る人もいるぐらい。

↓晩御飯。欧風カレーラーメン。バターが効いて美味い。






さて寝るかー


DAY3
朝2時過ぎぐらい。
山頂でご来光を見る人達が動き始める。
山頂組がいなくなってきた所で朝ごはんの用意。

うぉ。やっぱイイ場所だった。


New item by fk pootha

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コーヒーが美味い。
今日は降るだけだし。
睡眠もバッチリ。
ご飯もしっかり。
万全だなー

パッキングも終わり、いざ下り。
一緒に飲んだランナーの方々には早々に抜かれるペース。
下りのハシゴや鎖場はやはり怖い。
でもガッツリ掴んどけば大丈夫。
そう言えば一度も転ばなかったな。
成長した!
ハシゴとかがある危険地帯はすんなり終了。
上りの時はあんなに辛かったのに。


刃渡は上りの時に見てなかった風景が見れて良かった。
八ヶ岳はカッコいいなぁ。牙城だわ。

刃渡も終わると地味な急坂。まぁ、足に来る。
登ってきてる人が、
すげー重そう。
な反応をする。やはり、黒戸尾根のパッキングでは無いのだろう。ノヒシロがまだあるな。(自分の体重も)

川の音が聞こえてきました。
もう抜かれる人はいないと思って、大声で歌いながらおりてたんだけど。。
多分、今日から登ってるトレラン勢に追いつかれました。すげーな。。

尾白川に到着!
人いっぱい。家族連れやカップルがいる中。汗だくのおじさんも入りました尾白川に。きもちぃー!!




駐車場まで歩くと途中に桃のフレッシュジュースを売ってるところあり。
作ってるところ覗いたら、あまりに贅沢。
2杯飲んじゃいました。


と言うわけで到着!
おつかれ山!
行くまでは、きついことばっかり想像してたけど、途中でのアドバイスから楽しい山旅に変わった気がします!
ステップアップもできた気がします。


↑実際は19kmぐらい。獲得標高も2600mぐらい。

甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 プランBからの最高でした。 / ぷたさんの甲斐駒ヶ岳・日向山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

はじめに。。。距離、獲得標高は多分バグってます。28キロも歩いてない。多分20キロぐらいだと思う。獲得標高も400メートルぐらいズレてる。実際は2600ぐらいだと思い...

YAMAP / ヤマップ

 


次はどこ登ろうかなー

※渋滞が怖いので、速攻で帰宅。それでも小仏には引っかかった。でも、眠くならないうちに帰れたので良かった。山の日はこの渋滞がなー



くろくぬれ


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