goo blog サービス終了のお知らせ 

草堂

Web Shop草堂で扱う作家、作品の紹介、イベントや新着商品のご案内、店長の周辺雑記を日々つづります。

大黒屋 新手彫り 

2016-05-17 | 大黒屋(箸)

草堂で紹介する大黒屋の江戸木箸は、全体のごく一部です。大黒屋は約130のアイテムがあり、草堂で扱っているのは、納豆箸を入れてもその中の7つです。

ご存知の方も多いと思いますが、大黒屋で有名?なのは、三角箸から一角きざみで九角箸まである、面取りの箸です。特に七角箸は、その意匠の素晴らしさと実用性が高く評価されて、各方面で様々な賞を獲得しています。

自分のところで扱わない商品を褒めるのもナンですが、七角箸はデザインもすっきりしているし、多くの『〇角箸』の中で一番よくできた商品だと思います。では、なぜ草堂はほかの箸でラインナップを構成しているのかというと……、うちで以前から扱っている『手彫り』や『四方胴』、または今度新しく仕入れた『おぼろ彫り』などと比べると、なにか違う色を感じるからです。

全アイテムがそろう大黒屋のショールームでは、七角箸はスター的な存在ですが、草堂のラインナップには馴染めないようです。

という話を、友だちとしていたら

「じゃ、七角箸がほしい、とお客さんに言われたら?」

と聞かれて、……それは他所の店で買っていただくことになるだろうね、と答えましたが、これは七角箸のみの問題でなく、意外と深い話だと思いました。

というわけで、草堂がお勧めする大黒屋の江戸木箸『新手彫り』、よろしくお願いします。


大黒屋の箸 おぼろ彫り

2016-05-11 | 大黒屋(箸)

大黒屋の箸は、およそ130種あります。その中から草堂で仕入れているのは現在7種類で、約5.5%ということになります。7種類といっても、多くは以前から扱っていた銘柄ですが、『古代彫り』、『むらくも』のように大黒屋が製造を止めた商品もあるし、紫檀や鉄刀木(たがやさん)のように材料の確保が困難になって、今は作っていないものもあります。

東向島にある大黒屋の店舗兼ショールームに行くと、棚いっぱいに箸が並んでいます。これだけ多いと目移りして迷いそう……ということはありません。選ぶ基準が決めてあるので、あまり迷いません。もっとも、とんでもなく良いものが自分の基準の外にある、ということもあります。そのためにも、初めっから決めつけないで幅を広く取って選ぼう、とも思いますが、箸のように種類が多いものはひとつだけ飛び抜けて良い、ということは無いもので、形なり加飾なりでだいたい何処かのファミリーに分類されます。

今回選んだ新しい銘柄のうちの一つが『おぼろ彫り』です。彫りが規則的なようでランダムなのもいいし、握って指がフィットする感覚がいいのが何よりの決め手となって、選びました。しかし、よく見ると『四方胴』に似ている気がします。結局、好きなものは似ている、ということでしょうか?


大黒屋の箸 写真撮影

2016-05-10 | 大黒屋(箸)

昨日、注文した箸を受け取りに東向島の大黒屋まで行ってきました。Google MapでもYahoo!地図でも、ルート案内は『電車利用で48分、徒歩で55分』という見立てをしてくれます。なので、よほどの悪天候でない限り、歩いて行きます。

最近、雨降りだったり風が強かったりで商品撮影が出来なかったのですが、今日は曇天ながら風もないので、箸の写真を撮りました。さっさとやったつもりでしたが、猫は目早いもので、すぐに見学にやってきました。ぎりぎりまで寄っても、叱られる範囲に入ってこないのが賢い。


大黒屋の箸 四方胴

2016-05-03 | 大黒屋(箸)

駒場時代に引き続き、Web Shop草堂でも大黒屋の『江戸木箸』を取り扱います。『四方胴』、『利久づくり・天朱』、『納豆箸』など人気のあるものに加えて、『新手彫り』、『おぼろ彫り』などの新しい銘柄をラインナップします。いずれも素材や作りの良さがよくわかり、手になじみやすい拭き漆仕上げで、毎日の食卓のお供に好適の箸です。

ほかのメーカーの品と比べて、大黒屋の『江戸木箸』は先端が細く仕上がっています。二本を握り合わせると、箸先が自然にピタッと合わさるように、精妙な角度に調節してあります。先端がきれいに重なるので、あまり力を入れなくも物が挟みやすく、ごはんの時間がなおいっそう楽しくなると思います。

『四方胴』、『手彫り』などの銘柄は、大(長さ230mm)と中(215mm)の二種類の長さがあります。一般的には『夫婦箸』といっていますが、特に男性用女性用と決めることなく、使いやすさ、お好みで選んでいただくのが良いと思います。