ぽんすけ日記

ぽんすけのマイペースな日常

読書の秋

2011-10-01 20:54:56 | 本と雑誌

引き続き、読書モード継続中です。(ちくちくは、どうしたんだ?)
 
最近読んだ本。

111001_kentyouomotenasika  有川 浩 「県庁おもてなし課」
高知県庁には、実際に観光部おもてなし課という部署がありますが、
この物語はフィクションです。
主人公の掛水は、入庁3年目のヤング県職員。
観光の施策として、県出身の有名人に、
県の観光施設の割引付名刺を渡し、配ってもらうようにすることにしましたが、
依頼した県出身の小説家吉門にクレームをつけられます。
掛水たちのいかにもお役所的な仕事の仕方にストレートに文句を言う吉門ですが、
県を思う気持ちから出ているクレームだと分かり、
素直に教えを請うことにした掛水に、吉門は「パンダ誘致案」について調べろと指示。
それは、元県庁職員清遠が十数年前に県庁で論議を起こした画期的な施策だった。
清遠の画期的企画力を頼り、接触を図る掛水たちでしたが・・・。
  
地方自治体のじれったいほどのお役所ルールや資金の不足やら
いろいろな障害を乗り越えながら、
高知県の観光をよくしようとする掛水たちの姿がフレッシュで、
掛水と同僚の多紀ちゃんとの恋愛も絡めて、楽しく読めます。

111001  奥田英朗 「家日和」
ネットオークション出品にはまる主婦、会社のリストラにより専業主夫になる夫、
妻との別居により自分好みの部屋作りにはまる夫、
次々に職を変える夫にハラハラするイラストレーターの妻、
ロハスに心酔する妻に辟易する夫、など、
家庭で起こるさまざまなできごとについて語られた短編集です。
奥田英朗さんの作品はあまり読んだことがなかったのですが、
読みやすい文章で軽い感じでさら~っと読めました。
 
次は、「神様のカルテ2」(夏川草介)と「我が家の問題」(奥田英朗)を読みます。