また昨日の夜、家族でホームシアターしました。
今度は 『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』 です。
はあ~~~~あ
うちの旦那さまが借りてきた時、私、そう思いました。
いくら夏だからって妖怪映画観る気にならないわって思っていたら、
それはそれはそれはタイトルからは想像もできないくらい感動的な内容でした
あらすじ、ざっくりと。
女子高生の楓(北乃きい)は、妖怪・濡れ女(寺島しのぶ)によって、
手にウロコができそのままでは死んでしまう呪いをかけられてしまいます。
そんな相談を受けた鬼太郎(ウエンツ瑛士)たちは、その呪いに封印するために、
いにしえの楽器を集めて“護人囃子の儀”を行おうとします。
早速、仲間と楽器を探す鬼太郎でしたが、その過程で千年前の濡れ女の悲劇を聞かされます。
人間の海人(萩原聖人)に恋をした濡れ女は、人間となって夫婦となりました。
しかし、彼女が妖怪であると知った村人たちは、“鬼道衆”に依頼して二人の仲を引き裂き、
濡れ女を封印したのでした。その時濡れ女は、海人に裏切られたとウソを聞かされ恨みをつのらせました。
そして、楓は“鬼道衆”の末裔であり、それゆえに封印を解かれた濡れ女から呪われたのでした。
自分の家系の行為を知った楓は、激しいショックを受け、そして“幽霊族”である鬼太郎も先祖は同じように、
人間から滅ぼされたという事実をぬらりひょん(緒形拳)から聞かされ、彼もまた衝撃を受けます。
それでも楓をはじめとする人間たちを妖怪の魔手から守りたいと考えます。
異国の妖怪、夜叉(ソ・ジソブ)との死闘、人間の怨念から生まれたガシャドクロとの闘いに勝ち、
楓は妖怪の魔手から解放されます。
鬼太郎の配慮で、甦った海人と再会を果たした濡れ女は、彼の真実の愛情をようやく知り親子3人で旅立って行きました。
というものです。
ストーリー自体、おもしろかったのですが、それをさらにおもしろくさせていたのがキャスティングの素晴らしさでした。
何といっても寺島しのぶさんの濡れ女です。
たかが妖怪なんですけど、人間から受けた裏切りに対する恨み、悲しみがものすごく重く感じ取れました。
寺島しのぶさんはあまり好きな女優さんではないので今まで観たことはありませんでしたが、
さすが!たくさんの賞を手にしている女優さんだと思いました。
セリフひとつひとつに力があってついつい引き込まれて観ていました。
この役、寺島さんだったからただの子供向け妖怪物語では終わらなかったと言っていいくらいです。
それと、夜叉役のソ・ジソブです。
劇中セリフはいっさいありません。
でも、その存在感はものすごかったです。
オーラってこういうものなんだな~って。
鬼太郎との激闘シーン。ワイヤーアクションもですが、剣さばきのカッコいいことといったら
今まで韓国俳優さんのアクションを見慣れていて何とも思っていませんでしたが、
あらためてその華麗さや鋭さに驚かされました。
おみごとです、ソ・ジソブさん
その他の役者さんたちもみなさん主役級のそうそうたるメンバーで、特殊メークの奥の顔を探すのが
おもしろかったです。
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