あめ~ば気まぐれ狂和国(Caprice Republicrazy of Amoeba)~Livin'LaVidaLoca

勤め人目夜勤科の生物・あめ~ばの目に見え心に思う事を微妙なやる気と常敬混交文で綴る雑記。
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2007/07/20 楽曲形式の解説

2001-01-02 00:00:00 | 弾くこと聴くこと唄うこと。
2007年7月20日のエントリの答えです。

<英語>
・行進曲―マーチ。説明不要ですね。

・組曲―スイート。原語の方はほとんど使われませんね。

・夜想曲―ノクターン。ショパンの夜想曲や、リストの「愛の夢」などが有名ですね。

・狂詩曲―ラプソディー。有名なのはリストの「ハンガリー狂詩曲」でしょうか。「狂」の字が差別的であるため最近は訳語の使用を控えるレコード会社も多いそうですが、私はこういう言葉狩りには賛成できません。


<伊語>
・協奏曲―コンチェルト。独語の「コンツェルト」で呼ぶ事も多いようです。

・輪舞曲―ロンド。ベートーヴェンの「エリーゼのために」が最も有名でしょう。

・鎮魂曲―レクイエム。本来は「死者のためのミサ」を表す基督教用語でした。

・奏鳴曲―ソナタ。どうも語呂合わせで作った訳語のように思えてならないのですが(笑)

・小奏鳴曲―ソナチネ。「ソナタの小さいものだから」ということでしょう。

・遁走曲―フーガ。バッハのものがつとに有名ですね。

・諧謔曲―スケルツォ。デュカの代表曲「魔法使いの弟子」がスケルツォです。

・狂想曲(奇想曲)―カプリチョ。イタリア語で「気まぐれ」の意味です。フランス語では「カプリス」となり、当ブログのタイトルに使われているCapriceはそれです。

・嬉遊曲(喜遊曲)―ディヴェルティメント。モーツァルトに「音楽の冗談」というこの形式に属する曲があります。

・聖譚曲―オラトリオ。ヘンデルのオラトリオ「メサイア」の第二部ラストが有名な「ハレルヤ・コーラス」です。

・交声曲―カンタータ。有名どころではバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」。


<仏語>
・前奏曲―プレリュード。ショパンのものはCM等にも使われていて皆様も耳にしたことがあるでしょう。

・練習曲―エチュード。本来の意味、すなわち楽器学習者が練習するための曲としては、例えばピアノではツェルニーのものが有名で、私も一時期弾いていました。高度な技巧を主軸にした短い曲にも「練習曲」と呼ばれるものがあり、ショパン「別れの曲」「黒鍵」「革命」、リスト「超絶技巧練習曲」など有名作品が多数あります。

・即興曲―アンプロンプチュ。ショパンの「幻想即興曲」が有名ですね。

・譚詩曲―バラード。本来詩の形式の名前であった「バラード」を楽曲形式に持ち込んだのはショパンだそうで、この辺も彼が「ピアノの詩人」と呼ばれる所以なのかもしれません。私がピアノ発表会で初めて弾いた曲がブルグミュラーの「バラード」でした。


<独語>
・円舞曲―ワルツ。これも説明不要でしょうか。

・小夜曲―セレナーデ。「さよきょく」と読み、本来は代表的なセレナーデであるモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に付けられた訳語でした。仏語では「セレナード」となり、こちらもよく用いられます。

・間奏曲―インテルメッツォ。ビゼーのオペラ「カルメン」で使われるものが有名でしょうか。

・追複曲(追復曲)―カノン。何と言っても「パッヘルベルのカノン」こと、パッヘルベル作曲「3本のヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調 第一曲」が断トツの知名度を誇ります。

・夢想曲―トロイメライ。シューマンの代表曲「トロイメライ」はよく知られています。


全てわかった方は相当な音楽マニアでしょう(笑)

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