最初に触れたタイムパラドックスものは「ガラパ星から来た男」、初めて古本屋で入手した本も「ドラえもん」(タケコプターが「ヘリトンボ」になっていることを不思議に思ったものです)、アニメも大山ドラの最終回までほぼ欠かさずに見ていたドラえもんフリークの私。
というわけで、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん2」を読みました。
(1巻は現在注文したのが届くのを待っているところです)
やはりなつか面白い(?)ですし、「ぶっ壊れている」と評判の「イイナリキャップ」等のレアな作品や、ドラミ初登場である「ハイキングに出かけよう」等の歴史的に重要な作品も読め、喜ばしい限り。
もうひとつ興味深いのが言葉狩りについてです。
ドラえもんは時代が移るにつれて「不適当」のレッテルを貼られた表現が随時改められています。
しかしこの全集は、多くを初出時のまま掲載。例えば後年「驚時機」と改められた「狂時機(マッドウォッチ)」もそのままになっています。
しかしそれでも改変されたままになっているのが「流行性ネコジャクシビールス」に出てくる「古着ルック」。
これ、実は初出では「こじきルック」なのです(
参考文献)。このあたりの扱いの差が面白いです。
とりあえず、収録予定作の中に
「クルパーでんぱ」がある時点で、「気狂い」関係の規制はほぼ無いと言ってよいでしょうが。
なんにせよ、続きが楽しみです。