今日も練習なのであります。
某女子大のイベントに助っ人として出るので、合奏練習をしてきました。
思えば試験始まって以来サンポーニャに触っておらず。
だいぶ久しぶりのように感じながら練習しました。
思えば試験始まって以来サンポーニャに触っておらず。
だいぶ久しぶりのように感じながら練習しました。
出版サークルで作っている雑誌を資料として送ってほしいというオファーがはるばる九州からやってきて、応えたところ、編集長のもとにお礼として九州名産の瓶詰めが届き、おすそわけを貰いました。明太子でした。
まじめにやっていると良いこともある。
まじめにやっていると良いこともある。
Yahoo!トピックスに少々気になる話題が取り上げられていたので、ちょっと言及してみることにする。
"売れた本"とはひと味違う「2009年上半期読んだ本ランキング」
正直なところ、どうせ1位は村上春樹『IQ84』だろ、と直感で思っていた。世界的人気作家の久々の新作ということで大いに話題になったし、まあ私の純文学へのコンプレックス的嫌悪もあってそう考えていたのである。
しかし結果はベスト5は全てエンタメ系で、ベスト10のうち半数は私も読んだことがある本。私の僻みがましい予想は見事覆された。やはり「読者数」ではエンタメが純文学を上回るのだと幾ばくか溜飲を下げたのであった。
読んだ本5冊は以下。
1位・森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』。私も文庫化の際にすぐさま購入・読破した。傑作ラブコメファンタジーである。
3位4位・このブログでも紹介した米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』。詳しくは後ほど。
5位・こちらもブログで紹介した伊坂幸太郎『重力ピエロ』。ちょっと風変わりなミステリ系家族小説。
10位・やはりブログで紹介した東野圭吾『容疑者Xの献身』。ミステリ史に間違いなく残るであろう傑作。
他2位の湊かなえ『告白』は私の「文庫化されたら即購入する本リスト」に入っており、8位9位の海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』は本そのものは読んでいないものの、同じシリーズの『チーム・バチスタの栄光』の劇場版は鑑賞した。
このランキングは「読書メーター」というサイトが基準になっており、ある程度読書趣味のある人でなければ登録しないだろうから、要はこのベスト10は「読書好きに注目されている作品」ということになる。方向性の定まらない読書好きである私だが、ある程度流行もつかんでいるようで、少々ホッとさせられるものがあった。
しかしこのベスト10、明らかに『秋期限定栗きんとん事件』だけが異彩を放っている。
1位の『夜は短し歩けよ乙女』は第4回本屋大賞で次点となり、第137回直木賞の候補となり、全5巻の漫画にもなっている。2位の『告白』は作者のデビュー作で、発売された途端ミステリマニアの間で評判となり、各種ミステリーランキングで高く評価され、デビュー作としては初めて本屋大賞を受賞した(第6回)。5位の『重力ピエロ』は伊坂幸太郎の出世作で、第129回直木賞候補、第57回日本推理作家協会賞候補、今年は映画化もされた。6位・7位は出版されただけでニュースに取り上げられる村上春樹の新作、8位・9位は人気シリーズの2作目で、阿部寛・竹内結子主演で映画化された。10位『容疑者Xの献身』はご存じ大ヒット作、二つの文学賞と三つのミステリーランキングを総なめにし、福山雅治主演の映画も大いにヒットした。
そんな中、『秋期限定栗きんとん事件』は、文学賞とは無縁、映像化もされたことがなく、わずかにシリーズ前々作が漫画化されたにとどまる。他の並みいる話題作と渡り合ってベスト3に食い込むのであるから、いかに支持を受けているかわかるというものだ。
私はこのシリーズは第一作からのファンであり、一作目と二作目にそれぞれ書評を書き、三作目は書評の他に巻末解説に関する駄文まで書いた。そんな作品が高く評価されていることを知って、ファンとしては非常に嬉しい。それを、思ったまま文章にしてみた次第である。
"売れた本"とはひと味違う「2009年上半期読んだ本ランキング」
正直なところ、どうせ1位は村上春樹『IQ84』だろ、と直感で思っていた。世界的人気作家の久々の新作ということで大いに話題になったし、まあ私の純文学へのコンプレックス的嫌悪もあってそう考えていたのである。
しかし結果はベスト5は全てエンタメ系で、ベスト10のうち半数は私も読んだことがある本。私の僻みがましい予想は見事覆された。やはり「読者数」ではエンタメが純文学を上回るのだと幾ばくか溜飲を下げたのであった。
読んだ本5冊は以下。
1位・森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』。私も文庫化の際にすぐさま購入・読破した。傑作ラブコメファンタジーである。
3位4位・このブログでも紹介した米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』。詳しくは後ほど。
5位・こちらもブログで紹介した伊坂幸太郎『重力ピエロ』。ちょっと風変わりなミステリ系家族小説。
10位・やはりブログで紹介した東野圭吾『容疑者Xの献身』。ミステリ史に間違いなく残るであろう傑作。
他2位の湊かなえ『告白』は私の「文庫化されたら即購入する本リスト」に入っており、8位9位の海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』は本そのものは読んでいないものの、同じシリーズの『チーム・バチスタの栄光』の劇場版は鑑賞した。
このランキングは「読書メーター」というサイトが基準になっており、ある程度読書趣味のある人でなければ登録しないだろうから、要はこのベスト10は「読書好きに注目されている作品」ということになる。方向性の定まらない読書好きである私だが、ある程度流行もつかんでいるようで、少々ホッとさせられるものがあった。
しかしこのベスト10、明らかに『秋期限定栗きんとん事件』だけが異彩を放っている。
1位の『夜は短し歩けよ乙女』は第4回本屋大賞で次点となり、第137回直木賞の候補となり、全5巻の漫画にもなっている。2位の『告白』は作者のデビュー作で、発売された途端ミステリマニアの間で評判となり、各種ミステリーランキングで高く評価され、デビュー作としては初めて本屋大賞を受賞した(第6回)。5位の『重力ピエロ』は伊坂幸太郎の出世作で、第129回直木賞候補、第57回日本推理作家協会賞候補、今年は映画化もされた。6位・7位は出版されただけでニュースに取り上げられる村上春樹の新作、8位・9位は人気シリーズの2作目で、阿部寛・竹内結子主演で映画化された。10位『容疑者Xの献身』はご存じ大ヒット作、二つの文学賞と三つのミステリーランキングを総なめにし、福山雅治主演の映画も大いにヒットした。
そんな中、『秋期限定栗きんとん事件』は、文学賞とは無縁、映像化もされたことがなく、わずかにシリーズ前々作が漫画化されたにとどまる。他の並みいる話題作と渡り合ってベスト3に食い込むのであるから、いかに支持を受けているかわかるというものだ。
私はこのシリーズは第一作からのファンであり、一作目と二作目にそれぞれ書評を書き、三作目は書評の他に巻末解説に関する駄文まで書いた。そんな作品が高く評価されていることを知って、ファンとしては非常に嬉しい。それを、思ったまま文章にしてみた次第である。