you tube で 写真を生業としている人の
チャンネルをよく見る
けっこう 勉強になる
先日も見ていたら
「写真は構図」と言っている人がいた
なんでも
ボケは機材に金をかけれは綺麗に写せるけど
構図は その人のセンスだ
と 言うのだ
なるほど~ と思って見ていた
写真は 構図と画角だと言うのだ
しばし どんなことなんだろう と考えてみた
画角というのは 空間で
構図というのは 収まり
ということなのかな なんて思って見た
その中で 自分の感じたものを写し顕していく
絞りというものも そのためのパラメーター
なんじゃないかな
そんなふうに自分でまとめてみた
それで そのように撮ってみたのだか
どうなることやら ・・・・
言葉は眼の邪魔になるものです。
例えば、諸君が野原を歩いていて一輪の美しい花の咲いているのを見たとする。
見ると、それは菫(すみれ)の花だとわかる。
何だ、菫の花か、と思った瞬間に、諸君はもう花の形も色も見るのを止めるでしょう。
諸君は心の中でお喋りをしたのです。
菫の花という言葉が、諸君の心のうちに這入って来れば、諸君は、もう眼を閉じるのです。
それほど、黙って物を見るという事は難しいことです。
(中略)
言葉の邪魔の這入らぬ花の美しい感じを、そのまま、持ち続け、
花を黙って見続けていれば、
花は諸君に、嘗て見た事もなかった様な美しさを、それこそ限りなく明かすでしょう。
画家は、皆そういう風に花を見ているのです
小林秀雄 「美を求める心」