止まない雨はない
明けない夜はない
雨はやがて止み
雲をやぶって陽がさしてくる
夜はやがて明け
東の空にあざやかな朝焼けが現れる
人生にも雨があり 夜がある
しかし 雨はやがて止み 夜はやがて明けてくる
悲しみや苦しみの辛い日々も
やがて 時の彼方に過ぎ去っていく
かって 止まなかった雨がないように
かって 明けなかった夜がないように
悲しみ 苦しみもいつかは よろこびに変わっていく
それを信じることだ
あなたは 悲しむために
この地上に降りてきたわけではない
あなたは 苦しむために
この地上に降りてきたわけではない
あなたは 幸せになるために
この地上に降りてきたのだ
この 悲しみ 苦しみを乗り越えていくことにより
あなたは もっとすばらしい人になれる
神様は あなたに期待して
あたたかい眼差しで あなたを見守っておられる
そして 夜空の星々が
あなたの悲しみや苦しみに 涙を流している
そのことを信じて
みずからを 幸せにしていくことにより
あなたのこころは
宝石のようにキラキラと美しく輝いていく
あなたは 悲しむために 苦しむために
生まれてきたのではない
キラキラと輝くこころを創るために
生まれてきたんだよ
死別したころのことを思い出していたら
あなたは悲しむために生まれてきたのではない
と いう言葉を思い出した
身を切られるような かなしみの中で
生活していたあのころ
そして
何とか 光を見つけようと
自分を励まそうとして書いた言葉
今 思えば
あのころは 切実で とうめいなかなしみの中に生きていた
それに比べれば
こころに贅肉がついた 今日この頃だ
もう あのころのかなしみを感じられないのは
解っているし
あんな思いはしたくない
でも なぜだろう
あの とうめいな かなしみが
僕には とても必要なものだと想うのは・・・・